個展への想い。(Rollei Sonnar 2.8/40 + Nikon Zf)
こんにちは、写真練習家 兼 フォトパティシエ のきっちん篠山です📷
人形町秘密基地で暮らしています🏢
私は、大人になったら(←)写真集をみながら酒が飲めるバーを開きたいと思っています。
できれば #四文屋 さんと提携して #金宮梅割り をメニューに入れたい。
店名は「写真の四文屋。」笑。
いや、「写文屋。」でもいいです(?)。
場所は中野か高円寺でしょうか。
新宿が一番良いのですが、少々街が大き過ぎるかなと思っています。
渋谷は大嫌いなので除外します笑。
大器晩成型
小学校高学年の頃、担任の先生から お前は大器晩成型だと言われた。
正確には親づてに聞いたのだが、ともあれ、子供の頃に人から言われた言葉で強烈に憶えているものがそれである。
そして、私は実際それを引き摺って生きてきたように思う。
自分はずっと先のいつか必ず大成する。
だから今努力する必要はない、と笑。
そんなロジックかどうかはさておき、事実私は挫折でもしない限り努力などしようとしなかったし、それで何となく生きてこられた。
挫折
唯一(?)の挫折は大学受験。
高校時代ろくに勉強もせず失敗したのだから挫折でもなんでもないのだが笑、それで火が付いた。
必死に勉強し、夏には希望校の合格ラインを余裕でクリア。
最終的には最高峰クラスも狙えるレベルになったのだが、興味が無かったため(笑)元々希望していた大学を受験した。自慢かよ。
当時憧れていた職業があり その道を目指しての学校選びだったのだが、結果として現在それに近しい仕事をしているし まあ良かったのかなと思っている。
ともあれ、浪人と上京を許してくれた親に感謝である。
ダイエット
それから 努力話のついでに書くと、数年前に実施したダイエットがある。
あれは、人間ドックで悪い結果が出て これはいかん、と…ではなく💦、次回の結果で見返してやりたかった(笑)のと、(信用ならん)医者などに罹らずとも自力で治せることを証明したかった という極めてつまらない理由でやったことだった💧
自分は同じことを繰り返すことも 何かを制限することも苦ではないし、なんならそれを努力とも思わない。
イチロー型の人間なのだ(?)。
個展って
さて、そろそろ標題の話を始めないと読者に怒られそうである。
個展。
そう、篠山は個展を開催した経験がない。
…あ、そういえば(←)、物書きの世界には個展など基本的に存在しないではないか。
それは 閲覧(読書)に時間が掛かることが展示という形態と相性が悪いからだと理解している。
映画のようにシアターで文章を垂れ流す形態にすれば可能なのかもしれないが、、
また、現代でいえば #相田みつを 氏の作品のような「書」であれば 展示は可能だろうし、実際行われている。
展示への関心
…と、なぜ話が逸れたかというと、以前から書いているように 篠山は写真を展示すること自体にあまり関心がなく…💦
それは 写真は篠山にとって自分の想いを表現するための道具に過ぎないからで、 #写真集 制作という形で表現することで一定の満足を得てしまっていることも関係していると考える。
とはいえ、写真展を開催することが その表現を より多くの人に観て頂く機会になり得るであろうことは もちろん認識している。
開催に至っていない理由
個展の開催に至っていない理由はいくつかある。
ここでは、自分が個展の開催に至っていない理由について、気持ちを整理しながら書き出してみたい。
烏滸がましい
まず第一に、自分が個展を開催するなど甚だ烏滸がましい と考えているということ。
自分の写真は まだまだそのレベルには達していないと思っているのだ。
そのレベルとは どういうレベルだ?
レベルなど無関係に やりたければ自由にやればよいではないか。
などと言われそうである笑。
それはごもっともで、写真集は販売するのに個展開催は烏滸がましい というのは確かに矛盾しているし、返す言葉もない💧←
まあ、単独ライブと YouTube動画の違いというか(?)。
期間や場所を決めて観て頂くのとオンデマンドで観て頂くのとでは全然違うというか💦
在廊と休暇
第二に、個展を開催するのであれば 会期中は毎日在廊したいと思うのだが、仕事の関係でそれが難しいということ。
正確に言うと、趣味(なんか)のために休みを取りたくないという思いがある。
だからと言って 金~日の 3日間だけの開催では物足りない。
最低 5日間は欲しいと思っており、だから余計に難しいと感じるのだ。
…しかし、、最近は休みを取るのもありかなと考えている。
というか、法律で一定の休みは取らないといけない。
そして、実はこれは開催しない言い訳をしているだけで、ある意味 逃げるための理由なのかもしれないことも分かっている💦←
先に挙げた 烏滸がましいという思いの他に、開催することが怖いという思いも少なからずあるのだ。
作風との関係
第三は、もしかすると これが一番大きいのかもしれないが、そもそも自分の作風(?)が個展に向いていないのではないかと考えているということ。
そして この第三の理由は さらに細かく分かれるのだが、、
展示映え
まず、自分は #ポートレート 写真系の作家である認識なので、(知り合いの系統からしても)ポートレート写真系の展示にすべき と考える。
しかし、自分はプリント展示に耐え得るような強い(?)写真を撮れるタイプではなく、撮りたいとも思っていない。
ずばり、展示映えしないはずなのだ。
モデルの選択
そして、これは作風と言えるのかどうか分からないが、モデルさんの選択に関して。
ポートレート写真系の展示であり 単なるアマチュア作家の展示とするならば、できるだけ多くの人に観てもらいたければ 名の知れた人気のあるモデルさんの力を借りたくなる💦
が、篠山はあまりそういったことをしない。
もちろん 実力があるから人気のあるモデルさんなのだろうが、そうであればあるほど 強い写真を撮ってバランスを取らないといけない気がする。
篠山の作風では 強いモデルさんをうまく使いこなせないのだ。
映画やドラマの例で言えば、常に主役を演じるようなバリバリのトップ俳優よりも、少し地味だけれども 味があり そのストーリーに欠かせないバイプレイヤータイプの人のほうが自分には合っている気がする。
ともあれ、そういった葛藤(?)があり、どんなモデルさんを選択し どういった作品にすべきか、そもそもそれが定まらない感じなのだ。
テーマ性
テーマ性についても あると考える。
例えば、1人のモデルさんに執着して(執着しなくても良いが)、その人の様々な姿(ロケーションなり表情なり感情なりメイクなり衣装なりライティングなり)を撮れば、『モデルさん x 篠山』的なテーマとして成り立つだろう。
が、やはり篠山はそういったことをしない。
あるいは逆に、何か同じテーマで複数のモデルさんを撮れば、それはそれで成り立つだろうし 実に個展っぽい。
が、そういったこともしない。
まあ 浮遊とかであればできるが…💦
実は…
ここまで 個展の開催に至っていない理由についてダラダラと書いてきた。
かなり後ろ向きな理由ばかりであり(?)、やりたくないなら それでいいじゃないか と思われたかもしれない。
いや、それが…
今はやりたいのだ←
(アマチュアの)知り合いの個展を拝見して刺激を受けたことも正直ある。
しかし、それも もちろんあるのだが、だからと言って ただただ個展を開催したいと思っている訳ではない。
それは強く言っておきたい。
ベクトル
そもそも自分は 展示があるから(展示をしたいから) それに向けた制作をするというタイプではない。
もちろん、 #JuicyFruits展 のようにテーマが決まっている #グループ展 では (仕方なく)そういった方向での制作になるし、モデル展でも やはりモデルが確定している時点でベクトルは 展示→制作(展示のための制作) となる。
しかし 自分はそうではなく、制作→展示(制作ありきの展示) が本来あるべき姿だと考えており、とにかくまずは制作、と。
制作には 常にその時自分が出せる最大の力を注ぎ、結果として展示に耐え得ると判断するならば すれば良いのではないか。
ともあれ、展示に追われて制作を行うようなことだけはしたくない。
遂に見つけた
そして、篠山は遂に見つけたのだ。
個展として展示をしたいと思えるテーマを。
自分だからこそ それができると思えるテーマを。
これしかない。
ヘタウマ写真展?
既にテーマだけでなく展示名までも考えてしまっているのだが、それはここでは書かない。
(ただ 過去に言及したことはあるはず)
簡単に言えば、アマチュアであり 個展を開催することが烏滸がましいと考えているからこそ描けるもの。表現できるもの。
いや、『ヘタウマ写真展』とかではない←
大器晩成(仮)
そんな、原状を逆手にとったようなテーマで制作すること。
それが自分が開催する展示に相応しいと思うし、シリーズ化できるとも考えている。
ここでは仮に『大器晩成』というテーマ(タイトル)だとしよう。
そんなテーマであれば、別にウマくなくても許される(笑)。
観てもらえなくても納得できる(?)。
だって ずっと先のいつかにはウマくなるのだから。
ずっと先のいつかには大勢のオーディエンスで溢れるのだから。
武器
自分にはあまり欲や夢がないし(そもそも既に そんな歳でもないし)、それらに向かって努力をするようなタイプでもない。
ただ、自分には「継続」という武器がある。
決してコツコツと地道に続けるようなタイプではないが、同じことを飽きずに続けていける。
継続することにより、時間は掛かるかもしれないが、その物事の僅かな変化をも敏感に感じ取れるような感性が養われるはずだ。
仮に ある程度の立場になったとしても、驕らず 同じことを続けていけば、見える景色に大きな変化はないかもしれないが、僅かな変化を、ゆっくりと濃密に吸収していけるはずだ。
制作始動
そんな、「こんなもんじゃない。まだまだ先があるよ。」という感じを押し出した制作を考えている。
できるのかどうかは分からんけど笑←
ともあれ、いつもの通り 撮影の前に まずはプランニングだ。
自分が言いたいことを表現するための設定と撮影内容。
そのためのロケーション。
感情とコトバ。
そして何よりモデルさん探し。
ぴったりハマるモデルさんは正直難しいと思っているが、、イメージは既にある。
個展への想い。
改めて書きます。
篠山は個展を開催したいぞ(あくまでも、するぞ、ではない)。
そして、それに相応しいテーマを見つけたので、それが制作できそうなら個展を開催したいぞ(するぞ、ではない←)。
いやー、楽しみだなぁ。
個展の開催は決して目標ではない。
機が熟せば自然とそれに至るであろう。そして 今、それは熟し始めていると感じている。
目的があるとすれば、それは単純に今の自分を見てもらうこと。
これまで生きてきて ずっと心の底にあったもの。
自身の行動の根底となってきたもの。
もちろん ポートレート写真系の展示となるから、モデルさんの良さを最大限に引き出したものにしなければならない。
しかしモデルさんを魅力的に撮ることが目的ではない。
いかに私が言いたいことを表現してもらえるか。それが最優先だ。
その上で、制作に関わってもらえた結果として モデルさんにとって何かプラスがあれば良いと思っているし、そのような制作にしなければならないと考える。
制作や展示に際して、識者の皆様には色々とご相談をさせて頂くことになるかと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
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