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『Philosophy.』 - Promotion Blog

こんにちは、写真練習家 兼 フォトパティシエ のきっちん篠山です📷

人形町の秘密基地に潜伏しています🏢


2024/12/25-29 に開催される #写真展 「2024 私のイチオシ」に出展させて頂きますが、同写真展に展示する #写真集 の初版を部数限定にて販売させて頂くことにしました。

本記事では、その写真集の説明を 写真展のステートメントを壊さない(?)範囲で行い、購入申し込みのご案内をさせて頂きます。



DMイメージ

#イチオシ展 (別名 #イテオツ展 ) は年末に横浜関内 Photo Bar【sa-yo:】にて開催されます💡

上の画像は DM(フライヤー) のイメージで、メインビジュアルに使われている 佐倉彩海 さんの写真は私が撮ったものです。

が、これが私の展示に関係しているかどうかは分かりません笑


ステートメントは、

「写真家がこの 1年間に力を入れて撮った被写体、愛用した写真機、自分の愛した作風等々。それら、自身の写真史の 1ページに残る作品が並びます。」

「2024 私のイチオシ」ステートメントより

のようなことになっていますが、、

私の展示が自身の写真史の 1ページに残るものかどうかも謎です💦



中表紙(表)

さて、そんなステートメントの中、私が考えた展示のテーマは「Philosophy.」でした。


「Philosophy.」は「哲学」「思想」といった意味を持つ単語になりますが、それ自体は具体性のない概念のようなものなので…

重要なのは、私が何をもって それをテーマにしようと考えたのか、そして その上で私の 2024年のイチオシは何だったのか、という話になるかと思います。



表紙

写真集の表紙はこんな感じです。

右側が表紙で左側が裏表紙。


表紙ではレイアウトの関係からカタカナで「フィロソフィー。」と記述しました笑


それでその「哲学」ですが、学問としての哲学の定義はこんな感じのはずです: 

哲学とは、生活のなかで疑問に感じたことや身の周りにある問題について自分なりの“問い”を立てながらこだわって考えをつきつめていく学問のこと。 特に結論と同じくらい考え方の過程を大事にしていて、たとえ結論が同じでもそれぞれの人がどう考えたかに着目するのが哲学だ。

「スタディサプリ進路」より

そこから、そのような考え方をしたり行動をとる人を指して「哲学的」だといっているのだと認識しています。



P6-P7

そして、そう、私は哲学や思想のようなものを感じられる物事が大好きなのです。

もちろん、自分がそういった考え方や行動ができているかは別の話ですが笑



2章より

私は割合なんでも直感的に決めたり行動したりするタイプでして…

「感覚」とか「勘」とかいったものを重要視します。


おそらく哲学(的)というのは それとは対極にあって、だからこそ惹かれるのかなと思ったりもします。

決断や行動に しっかりとした考えや過程を持てている人は凄いと思いますし、尊敬もしてしまいます。



P24-P25

しかしながら、こと写真に関わることに関しては、私も哲学のような思想のようなものをもって対峙しているつもりです。

純粋な撮影行為そのものは 間違いなく勘でやっているのですが💦、その周辺および企画から撮影、編集といった一連の工程においては拘りがあります。

といいますか、制作・製作・開発と呼ばれるようなものは 大抵そういうものなのではないかなと改めて思ったりしました。



P30-P31

例えば何か工業製品をつくるとして、拘り(哲学/思想)をもってやるべき個所は企画や設計、統合(インテグレーション)と調整(評価/修正)でしょう。

個々の部品づくりは 設計通りで品質の高いものが求められますが、そこに哲学は必要ありません。
もちろん拘りをもって作業しておられるとは思いますし、それには敬意を表するのですが、その拘りは最終的なアウトプットにはあらわれない内向きな拘りだととらえているのです。


ソフトウェアの世界ですと、純粋な実装(コーディング)であっても その記述の仕方やコメントの有無等で後のメンテナンス性に差が出ますので、拘り(というかルール)は必要かなとは思います。

それ以外の部品づくりやそれに類するものは、考えてどうこうではなく 感覚と技術で良さ(精度その他)を出す いわゆる職人の世界なのだろうと想像するのです。
(職人にも色々ありますが)



P40-P41

話は戻りまして、だから撮影行為そのものは制作全体でいうとパーツを用意する工程だととらえており、私はそこに哲学は持っていません。

もちろん制作対象によっては 撮影そのものが最終的なアウトプットに直結する場合もあるでしょう。

ですが私はそのような制作にはあまり興味がなく…💦
感覚と技術のみで必要なもの(あるいは後に役に立ちそうなもの)を撮るのが性に合っているようです。


だって 撮影そのものがアウトプットに直結するようなものだと、おそらく 最終的な 1枚のために何百枚も撮ったりするのですよね?
しらんけど。

#篠山紀信 さんは 10枚くらいで済ませたかもですが笑


ちなみに今回の写真集を含む展示のための私の撮影は次の通りでした: 

[ロケ日数] 1
[ロケ時間] 約6時間
[撮影枚数] 490
[OKカット] 185
[写真集使用カット] 100
[NG集使用カット] 80 ←単にブックの容量
[NGカット] 5

#JuicyFruits展 向けの撮影でも大体こんな感じです。



P60-P61

少々話が細かくなりました💦

ようは、撮影そのものには あまり拘りがなく感覚的に淡々とやっているけれど、その周辺や制作全体は拘りをもってやっていますよ、と。

ですので、写真や展示をみて ああこれは篠山の写真(展示)だな、とか、篠山っぽいな、とか思って頂ければ大変嬉しいです。


そしてもし、そういった私のアウトプットに対して 何らか私の哲学のようなものを感じて頂けたなら この上ない喜びです。



10章より

そういえば、JuicyFruits展向けの撮影では フルーツを構図内に配置したりしていますけど、あれも感覚で適当にやっていたりします💦

モデルさんも「それでいいの?」と思っているであろう程度に適当ですし笑、そもそも撮影全体においても シーン単位の撮影枚数が極端に少ないはずですので、「え それだけ?」と思われていることでしょう💧



11章より

ということで(?)話を最初に巻き戻しまして…

私が何故「Philosophy.」をテーマにしようと考えたのか。

それは、

  • 私は哲学(思想)を感じられる物事が好きだし、自身も写真に関しては それを実践しているつもりである

  • 私のアウトプット(展示)をみて、私の哲学(思想)を感じて欲しい

  • そしてそれが「私のイチオシ」という全体テーマに相応しいと考えた

となります。
最後が もやっとしていますが笑



110-111

まあ最後の 私のイチオシは具体的に何だったのか についてはオーディエンスの皆様に読み取って頂きたく。

分かっても、「だから?」と言われてしまうかもしれませんが笑
でもそれが私の哲学の一部なのですから仕方ありません💦


今回は一応(?)人物撮影による制作でした。

そして いつも言っている通りですが、人物撮影における私のプライオリティ付けは (1) オーディエンス、(2) モデル、(3) 写真文化の発展や関係者の利益、(4) 自分、であり、それも私の哲学の 1つです。

ですので、とにかく 見て頂いた方々が楽しんで頂けるようなものを目指しましたし、そうできている自信もあります。


年末の慌ただしい時期になりますが、展示をご覧頂ければ幸いです。
また この機会に写真集の購入をご検討頂ければありがたく存じます。



16章より

それでは写真集のスペックです: 

[タイトル]
Philosophy.
[仕様]
B5カラー/モノクロ, 144ページ
表紙: ヴァンヌーボVホワイト195kg
本文: ガルバスCoC 99kg
[主演]
佐倉彩海
[企画制作]
篠山吉信
[発行]
キッチンシノヤマ
[印刷製本]
株式会社グラフィック



4章より

一応ですが 注意書きです💦

  • 本書は人物写真を主としたものではありますが、普通のポートレート写真集ではないかもしれません💧

  • ストーリーフォトブックでもありません

  • 少々悪ふざけしている部分がありますので、不快に感じられる方もおられるかもしれません

  • 主演モデルさんには、たまに変な部分はあるけれど全体として素敵💜 とのコメントを頂いています💦

  • 一部 露出度が僅かに高い写真が含まれます←

  • それも含めて(←)楽しめる内容にはなっていると思います



キャプションより

最後に申し込みに関してです。

写真集『Philosophy.』
仕様: B5(182mm x 257mm) カラー/モノクロ 144ページ
印刷製本: 株式会社グラフィック
価格: 3000円

今回発行分以降の改版/増刷は未定です。
また、発送またはお渡しは12/25(着)以降となります。

ご興味ございましたら、下記のフォームにてお申し込みくださいませ。

宜しくお願い致します🙏



モデル: 佐倉彩海(@ayami_s222)
ロケ地: 墨田区/江東区
使用機材: 
  Batis 2/40 CF(Distagon) + Nikon Z7
  Sonnar 1.8/55 + Nikon Zf
  Batis 1.8/85(Sonnar) + Nikon Z8

写真集『Philosophy.』より



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