通称利用:妊娠と出産の時期
生まれの姓が「有稀(うまれ)」の私。結婚して戸籍上は夫の姓「古関(こせき)」にしたものの、通称利用OKだった仕事では「有稀(うまれ)」姓を使い、自分自身は「有稀紫野」のままで過ごすつもりだったわけですが、
自身のアイデンティティがなんだかどうも難しくなってきたのは、そう、、妊娠と出産からですね。
結婚後いくらかの年月が過ぎた後、私は妊娠しました。
妊娠中 ~ 出産 ~ そしてその後、それは、医療サービス、公的サービスを多く受ける時期です。つまり名前に関する出来事が多くありました。
まず、妊娠から出産後も長く産婦人科にお世話になりますが、これは健康保険も絡むので「古関」でかかります。
公的申請やサービスは・・正直全部は思い出せないですけど、市役所に母子手帳をもらいに行ったり、母親教室だったり、産後サービスを受けたりすることもいろいろありました。これらもちろんすべて「古関」です。なにせ住民票が「古関」ですから。
その間ずっとどこに行っても「古関さ~ん」と(場合によっては「お母さん」と)呼ばれるわけです。
たくさんあるどの書類に名前を書くとしても「古関 紫野」と書くわけです。
一方で仕事の方は、出産の1か月半ほど前からの産休、そして私は産後半年の育休を取りましたが、その間「有稀さん」と呼ばれることがなくなりました。プライベートな活動もこの間基本休止。ですので、赤ちゃんを見に来た友達だけからですかね「有稀」と呼ばれたのは。
私は「お母さん」になりました。。その私は「古関紫野」。
これはセットで刷り込まれましたね。
この時期ずっとアドレナリンが出てる感じ?(ホルモン?)だったし、目まぐるしく毎日が過ぎていくし、名前がどうと考える余裕は私には一ミリもなかったので、、
だから、気がついたときには刷り込まれてました。
※通称アイデンティティ度3%の時代