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サッカーがしたい

サッカーを始めて19年、大きな怪我から小さな怪我まで、これまでたくさんの怪我を経験してきました。怪我をしてしまったら大好きなサッカーができなくなってしまう。ただ、怪我はマイナスなことだけじゃなくて、自分の身体を見つめ直す時間にすることができます。
どうして怪我をしてしまったんだろう。次同じ怪我をしないためにどうすれば良いんだろう。いろんなことを考えながら復帰に向けてリハビリしていく時間は、すごく大事な時間だと思います。

怪我をしていても成長できるし、いかに前向きに取り組んでいくかが大事だということをこの1年半でより強く思うようになりました。無駄な時間なんてないし、治療しかできない日でも復帰に向けて一歩ずつ進んでいる。そう思ってここまでやってきました。



ただ、やっぱりサッカーがしたいです。グラウンドの端でやるリハビリじゃなくて、みんなと一緒に練習がしたいです。みんなは昇格するために毎日ハードな練習を全力でやっているし、全力でピッチの上で戦っています。そんな中自分は何をしているんだろうと、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。
去年、大怪我をして約1年も離脱しチームの力になれませんでした。ようやく復帰して、自分の中では相当な覚悟を持ってピッチに帰ってきました。なのに、また怪我で離脱。本当に情けないです。

今シーズンも残り6試合になりました。あっという間に終わります。
大怪我をしていたとはいえ、僕は今シーズンたったの2試合の出場しかありません。何もチームの力になれていない。サッカーができている期間が少ない。こんなシーズンはサッカー人生で初めてです。


そして、話は変わりますが、これまで長くアスルクラロ沼津を引っ張ってきた染さん(染矢一樹選手 背番号11)が今シーズン限りでの現役引退を発表しました。
本当にたくさんお世話になったし、たくさんのことを学ばせてもらいました。お互いに怪我で苦しんで、一緒にリハビリをする時間も多くありました。僕が大怪我をした時も、復帰するまで常に気にかけてくれていたし、「頑張ろうな」ってかけてくれる染さんからの言葉で、本当に頑張ることができていました。染さんの全力でプレーしている姿を見ていると、すごくパワーをもらえたし、まだまだプレーできるだろうと、もっと一緒にサッカーしたかったなと、寂しい気持ちになりますが、4年間同じチームでプレーできて幸せでした。

染さんと1日でも多く一緒にサッカーがしたい。そして1番は、ユニフォームを着て一緒にピッチに立ちたい。こんなリハビリをして離脱してる場合じゃない。キツくても、辛くても、染さんとサッカーするために必死こいて頑張ります。

2022シーズン


今シーズン残り6試合。
J2昇格へまだまだ可能性は大いにあります。誰1人下を向いてないです。J2に昇格することはそんな簡単なことじゃないって、僕たちもファン・サポーターの皆さんもわかっていると思います。だからこそ最後まで共に、全力で戦ってほしいし最高の応援で後押ししてほしいです。

今シーズン、全然試合に出場できていないやつが何言ってんだって思ってもらってもかまいません。
ただ、選手は本気でJ2に昇格するために、いろんなプレッシャーや期待を背負いながら必死に戦ってます。たくさんの叱咤激励、ありがとうございます。
大きなクラブじゃないからこそ、選手、スタッフ、ファン・サポーター、アスルクラロ沼津に関わる全ての人が誰一人欠けることなく、残りの試合を全力で戦うことが必要だと思っています。
応援の力はすごいということは僕たち選手が1番感じています。

残り6試合、最後まで最高のサポートをよろしくお願いします。
僕自身も必ず今シーズン中にピッチに戻ります。


                 #22  篠﨑輝和



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