2024シーズンが終了しました。
1年間、アスルクラロ沼津、そして僕自身のこと、たくさん応援していただきありがとうございました。
目標として掲げていた、J3優勝、J2昇格を叶えることができず、悔しいシーズンになりました。チームの調子がいい時、なかなか勝てない時、どんな時でも変わらず熱い声援を送ってくださったファン・サポーターの皆さんには本当に感謝しています。
チームとして悔しいシーズンだったことはもちろんですが、僕自身も1人のサッカー選手として本当に悔しいシーズンでした。
「我慢」
とにかく我慢の年だったなと思います。
昨シーズンの夏に前十字靭帯断裂の大怪我をし、手術をして全治8ヶ月と診断されました。それから長いリハビリ期間を過ごし、5月には練習試合に出場するまで順調に進んでいました。しかし、復帰直前での怪我。当時は、少しブレーキがかかってしまい別メニューになってしまったという言い方をしましたが、肉離れをしていました。
復帰を目の前にしていただけに気持ち的に刺さるものがありましたし、本当に辛かったです。
そして9月、約1年の月日を経て、ようやくピッチに戻ることができました。
ピッチに立った瞬間、すごく込み上げてくるものがありました。この瞬間のために1年間頑張ってきたんだなと、頑張ってきて良かったなと、そしてここからが新たなスタートだと思っていました。
しかし、復帰 2試合目でまた怪我。内転筋の肉離れ。
なぜ?どうして?1年間頑張ってきたリハビリはなんだったんだと、悔しさと悲しみでいっぱいでした。
それでもなんとか最終節までには復帰したい、試合に出場したいと思い、必死にリハビリをし、最終節の 2週間前に制限なしで全体練習に合流することができました。
でも、結果は残念ながらメンバーには選ばれませんでした。この日のために頑張ってきただけに、メンバーが発表された時、本当に悔しかったです。
この1年を振り返ると本当に苦しい時間が多かったです。
サッカーができない期間、度々繰り返す怪我、長いリバビリ、僕のサッカー人生でこんな1年は初めてです。
それでも、サッカーを嫌いになることは1度もなかったし、逆に自分は本当にサッカーが好きなんだなと改めて思えた時間でした。
どれだけキツくても、辛くても、苦しくても、あのピッチに立った瞬間の嬉しさは忘れられないし、もう1度、もう1度って前向きに日々を過ごすことができました。
選手としてチームに何も貢献できなかったこと、この悔しさは絶対に忘れません。
ただ、この1年、よく我慢したなと少し自分を褒めたいと思います。
この1年、ピッチの上でチームに貢献はできませんでしたが、怪我をしている自分にでも出来ることは何かと考え、過ごしてきた1年でもありました。
「サンウェルぬまづ ふれあい交流室」で行っているアッスルタイムや、サッカースクール訪問、イベントへの参加を積極的にやってきました。
たくさんの子どもたちや親御さん、アスルクラロ沼津を応援してくださっている方々と触れ合う時間が増え、僕たちがどれだけたくさんの方に応援していただいてるのかを改めて実感することができました。
僕たちを見る子どもたちの目は、とてもキラキラしています。一緒に遊んでも、一緒にサッカーをしても、本当に楽しそうにしてくれるし、その楽しんでる姿や笑顔を見ると、元気をもらえます。
自分が小さい時、プロサッカー選手を近くで見て「すごい」、「かっこいい」と思っていたように、今は自分が子どもたちにそう思われる立場にあります。
この1年で、未来ある子どもたちのために何かしてあげたい、力になりたいと強く思いました。選手としてプレーしている姿で子どもたちに憧れるような選手になることはもちろん、サッカーだけでなく、このような活動を通して子どもたちの夢を持つきっかけになれたらいいなと思います。
そしてこのnoteを始めたのも今年です。
前十字靭帯断裂の大怪我をきっかけに、この怪我のことを知ってもらいたい、そして僕自身のこと、アスルクラロ沼津のことを知ってもらいたいと思い、noteを始めました。
アスルクラロ沼津のファン・サポーターの方々はもちろん、それ以外の方々にも読んでいただいています。僕が思っていたよりもたくさんの方に読んでいただき、僕のnoteを楽しみにしてくれている方もいて、noteを始めて良かったなと思っています。
これからも大事な発信源としてnoteを書いていきます。今年は怪我のことばかりで、試合の振り返りについて書くことができなかったので、来年はしっかり試合に出場して、試合の振り返りを書こうと思います。
また、このオフシーズンではシーズン中にはなかなか書けなかったことを書いていきます。
シーズンが終わり、ファン・サポーターの皆さんと会える機会がなくなってしまうので、僕のnoteでこの期間を楽しんでもらえるように頑張ります。
2024シーズンは僕にとって、今までにないくらい悔しいシーズンでした。選手としてサッカーができない、試合に出場できない、これほど辛いことはありません。
ただ、人として成長することができたし、様々な気づきのある1年にもなりました。
この1年で経験した想いは絶対に忘れません。もう同じような悔しい想いをしないように、このオフシーズンも大事に過ごしていこうと思います。
その中でしっかりとリフレッシュもして、家族との時間を楽しみたいと思います。
1年間僕のことを応援し、支えてくれた皆さん、本当にありがとうございました。皆さんからの恩を結果で返していけるように努力します。
2024シーズンも最高のメンバーでした!!
1年間お疲れ様でした!!
今シーズンラストは12月1日のファン感で!
みんなで楽しみましょう😁
#22 篠﨑 輝和