【個人的に思う就活攻略法】
こんばんは。就活期にいわゆるリクラブをしたことがあるおっさんです。
ここ何年か就活生を見ていると、夏のインターンシップ5回〜20回とめっちゃ参加する人が多く、怠惰な自分と違いすぎてビビりまくっています。
だけど意外と将来何やりたいかふわっとしていたり、テクニックだけ身につけている人が多いように感じます。企業目線ですが、そのような人がGD(グループディスカッション)などの選考後に苦労すると思われます。
自己分析や企業分析があまりしっかりとできていないのが原因でしょう。
確かに僕もそうだったのですが、
「自己分析」と言われても「何すればええねん!」となってました。
本を読んでも、やり方を検索しても「友達と質問しあいましょう」「Will Can Mustで考えましょう」「自分史を作りましょう」とか使えるは使えるけど、よくわからんしどのように使えばいいか考えればいいか難しいものが多いです
。
平凡な僕みたいな就活生は最後までよく自己分析とかわからないけど、なんとなく選考通った経験ができ、本当に行きたい企業にはボコボコにフィードバックされてしまった……みたいな人もいるのではないでしょうか。
そもそも本当に行きたい企業をどうやって選べばいいか、そのために自己分析をどのようにすればいいか、行きたい企業に受かるための対策はどうすればいいいのかというのは就活生特に初期の人の悩みではあると思います。
そのあたり怠惰な自分でも就活はある程度自己分析深めて、拙いながら頑張ったので、現在の企業目線と併せて考えた必勝法をここに残したいと思います。※あくまで個人の意見ですが、けっこう使えると思います。ご参考までに
就活の流れと始める時期
まず、主だった就活の流れですが
自己分析→業界・企業分析→企業選別・エントリー→選考対策です。
しかし、多くの学生はとりあえずナビ系のサイトに複数登録し、目に入った有名企業にエントリーしたり、スカウトを受けとってみたりしていると思います。
とりあえず行動するというのは全然悪いことでないですが、知らぬ間に選考対策に追われて自分が本当に行きたい企業がどこなのかや、将来何をしたいのか考えられていないケースの人も多いです。僕もとりあえず大手企業にエントリーしまくってましたが、本当に行きたい企業の選考対策が甘くなって落ちたことがあります。
ですので、まずは動きながらでも良いですが「自己分析」や「企業分析」に時間を割くことが重要です。上記順番をある程度守って適したナビ系のサイトを使ってみてください。
就活を始める時期ですが、早ければ早い方が良いです。※極論大学入学時から
どんどん早期化しているので、夏のインターンに間に合う時期( 大学3年の4月〜6月)がボリュームゾーンになるかと思われます。
おすすめは大学2年の冬ごろです。各対策の時間も十分に取れますし、ナビ系の早期イベントがあったりするからです。コンサル系の企業はめっちゃ早いし、TOEICやエンジニア系のスキル等、求めるスキル要件がある企業もあったりするので、できれば早めにそこだけでも把握しておくのが吉です。
本当に行きたいそもそもエントリー権がなかった……ってことがないように早めに行いましょう。
ただ遅くても十分大丈夫です。基本的にどの企業も冬も選考はやっているし、むしろそっちが本番みたいな企業は多いので、短期で集中して上記フローを行いそこで合格すれば良いです。
自己分析
個人的には最も重要だと思うのがこの自己分析です。
本当かサイトでは自分の性格や強み、弱みを把握しましょう、可視化しましょう的なことを書いていますが、そんなのなんとなくわかっています。
それが生きる業界ってそもそもどこやねん!ってなりますし、実際どんな仕
事してんねん!ってなるのでそんなにそこに時間はかけなくていいです。
自己分析で重要なのは面接対策にも繋がりますが、
将来どのような大人になっていたいかリアルに想像することです。
どのように想像するかというと、30歳の自分の理想の暮らしを思い描いてください。
今の恋人と結婚して子供1人はいる状態。タワマンに住んで毎朝スタバ飲んで仕事に行く。週末は同僚や友人とお酒を飲んでいる。起業して自分のやりたいことを仕事にしている等、これくらいの粒度でできるだけ細かく想像してください。想像するだけですから普通に楽しいです(笑)
そのようなイメージをしてみて、一番理想に近く絶対実現したいことを見つけることが自己分析の第一歩です。
そのイメージが決まったら、それが実現できる職種や業界、会社がどこなのかある程度絞れます。
例を挙げると「30歳までに都内のタワマンに住んで毎朝スタバを飲んで、週末は異性を呼んで周りから羨ましがられている状態」を理想とすると、タワマンに住める給与が20代で稼げる業種、職種が条件になってきます。コンサル、住宅販売、不動産、M&A、商社、投資銀行 等が候補になってきます。
その業種と仕事内容、働き方を調べてみて自分に向いているか考えるという流れです。
「給与高いけど夜遅くまで働くのは大丈夫か」「実力主義の点はしっかりやり切れる自信があるか」「テレアポとか行動量や精神的ストレスがあるものは大丈夫か」等の懸念点や特徴が出てくるので、それが自分と合っていなかったら、また理想像を見直すという流れです。
その他でいうと、できるだけプライベートを大事にしたいから福利厚生が整ってて早めに帰ることができる企業が良いとか、グローバルに働き、海外で生活したいから海外出張や常駐できる企業が良い等様々あるかと思います。
あくまで一例ですが、次の企業分析と自己分析をぐるぐるしながら、本当に行きたい業界や企業を決めると面接で志望理由を問われても一貫した回答ができ、逆質問も理想像が叶えられるかという点で具体的に、本当に聞きたいことを聞けるので企業から見ても印象が良くなります。
できるだけ解像度高く自身の将来像を想像しましょう!
全然どのような暮らしがしたいか、どこに住みたいかみたいな考え方で良いです。
普通に理想の自分を考えるのはめっちゃ楽しいし、同じような考え方の人が企業のnoteや採用ページで発見できると、企業を好きになりやすいです。
よく自己分析わからない人は是非実践してみてください。できるだけ細かく考えて友人にも話してみましょう!
企業分析
自己分析で理想を決めた後に行うことがこの企業分析です。
少し細分化すると
①条件面、②ビジネスモデル、③仕事内容、④人、⑤市場規模と企業の成長
あたりを見ることが必要になってくるかと思います。それぞれ説明します。
①条件面
みなさんが結局のところ気にするのはここだと思います。どんなに仕事内容が魅力的でも給与やその他条件が悪すぎると働きたくなくなるでしょう。
普通に募集要項から確認してください。
【確認する条件一覧】
・新卒給与及び30歳年収、平均年収
・勤務地(地方転勤の可能性があるか)
・福利厚生(使うもののみ、おすすめは自社株制度)
・必要スキル
・勤務時間
・平均残業時間(ここはアテにならない可能性あり)
・産休、育休制度
・退職金制度
・住宅補助
【参考サイト】
・リクナビ:募集要項の項目が割と細かい
・OPENWORK:30代年収やブラックかどうか、役職者の年収がわかる
→役職者の年収が他と比較し低いと注意。その役職の難易度が高いとその年収達成が難しい場合がある。
・転職サイトの募集要項:ここの条件が良いと給与高い傾向
【そもそものおすすめ媒体】※いっぱいあるけど厳選しました
・ワンキャリア:体験談やES対策等、企業情報以外の対策項目が充実
・Goodfind:ベンチャー中心。長期インターン情報も充実
・Labbase:理系は必須に近い。理系に特化したメディア
・外資就活ドットコム:コンサルや外資系企業が多い。学歴高い人向け
・Offer Box:企業からかなりの数スカウトが届く
・ビズリーチ・キャンパス:OB/OG訪問ができる
・ボストンキャリアフォーラム:海外大生向け。有名企業ばかり
②ビジネスモデル
これはどの顧客に対して何を売ってどのように稼いでいるかを把握してください。いわゆるヒトモノカネの動きです。3C分析(Customer:顧客 Competiter:競合 Comapany:自社)をしてみるのもありです。
世の中の企業には面白いビジネスモデルが多いです。普通に勉強になるので調べてみてください。特にBtoB企業(顧客が法人のビジネス)は普段イメージしづらいので調べてみても魅力がわかりにくい時があります。その際はリサーチでも良いですが、実際に説明会やOB訪問、先輩に聞いてみると良いです。できるだけ「顧客がA企業」に留まらず、「顧客はA企業の総務担当者」等、個人まで落とし込めると良いです。
まず受けるかどうか決める段階では軽く把握するレベルでよく、選考対策段階で細かく調べる方が時間がかからずタイパ良きです。
③仕事内容
こちらは②のビジネスモデルを調べると大体わかってきます。「営業」だとしたら誰に対してどのような商品をどうやって売っているのか。このあたりを5W1Hで考えてみてください。
更にその商品を売るためにどのような提案書を作っているのか、リスト作りやアプローチするテレアポをするのか等、明日入社したら自分が何をやるのかという点をイメージして調べてください。徐々にステップアップしていくとやることが変化するのか、同じことを効率よくやっていくのか企業や業界によって異なります。このあたりを企業HPや「〇〇業界 仕事内容」の検索で調べてみてください。細かい1〜2年目は何するのかという点は説明会で質問したりOB訪問するのも吉です。その仕事でどのようなスキルがつくのか考えながら調べてみてください。
④人
結構入社を決める理由に人を重視する人がいます。
個人的には人で決めるのは危険だと思います。
その人が入社したらいなくなってた、入社しても全然関わらないとか普通にあります。大手企業でしたら人数も多いので尚更です。
ただ企業によってカルチャーがあります。ミッション・ビジョン・バリュー、今だったらパーパスだとか会社が大事にしていることは基本的に社員も大事にしています。人を見るのですが、実はその会社の大事にしていることを見ているとも言い換えられます。特定の個人に師事する、ロールモデルにするみたいなことは入社してから行ってください。まずはこの会社の人たちはこういう人が多いといった共通項、これに共感できるかやっていけるかを見ていきましょう。
具体的にいうと「体育会出身でゴリゴリ働いて遊びも全力みたいな人が多い」のか「ライフワークバランス重視で早めに帰って自分のしたいことをしている人が多い」とかがあります。サイトのモデル社員もそうですが、実際に説明会やインターンシップ、OB訪問等で確かめてみましょう。
何よりノリが合うのか合わないのかは会社で過ごす時間を考えると割と重要だと思っています。
あくまで特定の1人ではなく、何人か接してみることが重要です。
⑤市場規模と企業成長
ここは完全にデスクトップリサーチの話になります。市場規模が大きいところかどうかは結構重要です。例えば日本でスポーツ選手になってお金を稼ぐ!となった際に野球を選ぶかサッカーを選ぶか、その他マイナースポーツを選ぶかで全然給与が違います。明らかに日本に限定した際は野球がトップレベルに稼げることはなんとなくわかるでしょう。野球の2軍選手がマイナースポーツのトップレベルと同じ給与ということもあり得ます。
ですので企業や業界選びに置き換えたときに、市場規模が大きくその中でトップ企業というのは競合も多いですが、かなり優良企業で条件が良いケースが多いです。できればそのような企業にいきましょう。
ただ、これから伸びていく市場もあります。AIなんて本当最近ですからどれだけ伸びるかわかりません。副業の市場も10年前に比べるとめっちゃ伸びています。伸び盛りの市場でビジネスをしている企業だと会社も個人も急成長して、役職につきやすく、すぐに給与が上がるケースもあります。例えば最近上場したタイミーはまだ10年経ってない企業ですがめちゃめちゃ有名になっています。賞金が大きい新卒インターンを実施したり、優秀な人には報酬を多く支払ういき込みがみられます。おそらく創業当初のメンバーの年収は意味わからんことになっているでしょう。
新卒採用を実施するタイミングは、基本的にある程度企業地盤固まったタイミングではあるので、そういった企業は少ないかもしれませんが、これからこの市場は伸びそうだという観点で見てみるのも面白いです。
企業の成長や市場を見るツールとしてはIR(Investor Relations:投資家向け情報)を見るのが良いです。そこに会社の業績はもちろん、中期経営計画で今後どのような取り組みをしていくかを把握できるので入社したらどうなるかの判断指標にある程度なります。成長意欲の高い人は会社が成長しているかを重視すると、会社の成長や業績拡大とともに自身の視座が高まったり、マネジメント経験が早めに積めたり、成長しやすいといえます。
選考対策
ES(エントリーシート)編
まずはエントリーシートですが、こちらは色々サイトやら本やら出ているので真似していきましょう。そこに最適解が書いてあります。正直この辺りは学歴や資格、スキルがあればそこまで問題なく思います。
今まで自己分析や企業分析でその企業を志望する理由がハッキリ書けるはずですので、面接で志望理由は掘り起こされると思ってしっかり書きましょう。私がいうことはPREP法で書きましょうということくらいです。
※PREP法:Point→Reason→Example→Point
面接でもよく使うテクニックですので覚えておきましょう。要は結論ベースで書きましょうねということです。
難関企業対策ではワンキャリアや外資就活ドットコムに掲載されている体験記等を見るのもおすすめです。「〇〇企業 体験記」「〇〇企業 ES対策」とかで調べると結構たくさん出てくるので、そこを参考に自分のESを書いていけばOKです!
GD(グループディスカッション)編
次にGDですが、これは正直場数が重要だと思います。
いろいろ例題は探せば載っているので、そこで対策すれば良いかと思いますが、本番と練習は環境も制限時間も違うので、早めに就活しながらGDがあるところはドンドン受けましょう。特に最近は制限時間が短い企業が多いという噂も聞くので短時間で自分のバリューをアピールすることが重要です。
私も選考官をしたことがありますが、1番NGは「何も話さないこと」です。うっすらどこか広告業界の企業に言われたのは「Talk or Die」=「話さないことは死んでるのと同じやで」です。散るにしても思ったことを言って散りましょう。そうすれば次の機会で挽回可能です。
役割は何をすればよい?
GDの役割はファシリテーター(司会)、タイムキーパー、書記、発表者がメインでしょうか。正直なんでも良いです。ファシリが下手であれば乗っ取れば良いし、書記から意見の見える化をしてリードすることだってできます。個人的には書記をすると全体感を自分で書くことで見えやすいし、意見を出しやすいのでおすすめです。また、PREP法がしっかり身についている人は積極的に発表者になって選考官にアピールしましょう。
GDを建設的にするためのポイント
GD体験してよくあるのが、結構ふわっとしたお題が出るとなんとなく良いアイデアに意見が流れて最終発表というパターンです。なんとなくうまくいったけど落ちたとか、受かっても「次のGDで良いアイデア出す自信ないや。。。」と萎縮してしまう人も多いでしょう。
しかし、選考官はアイデアを見ているわけでなく、それが生まれたプロセスを最も見ています。自分でアイデアを出さなくても良いので、建設的に議論をリードできる発言をしていれば評価されます。
ではどのようにしたら、建設的にリードできるのか?以下のプロセスで大体できます。
【個人的なGDの議論の進め方】
①前提確認→②現状分析→③課題特定→④課題解決アイデア出し→⑤アイデア
から最適解を選択→⑥まとめ
例題を出した方がわかりやすいでしょうか。
例題:港区のラーメン店「ふとしくん」の年間売上を2倍にしてください
・現在の売上は年間2,000万円。1杯1,000円で提供している
・周りの人気チェーン店に顧客を取られ始めている
・醤油、塩、味噌ラーメンを提供している
①前提確認
・売上現状:年間2,000万円で1杯1,000円のラーメンを提供している。よって、年間2万杯(=2,000万円 ÷ 1,000円)を販売。
・顧客流出:近くの人気チェーン店に顧客を取られている状況。
・メニュー構成:醤油、塩、味噌ラーメンの3種類を提供。
・目標:年間売上を2倍、すなわち4,000万円にする必要がある。
②現状分析
・価格設定:1杯1,000円の価格は標準的だが、競争が激化しているため、差別化が不足している可能性がある。
・競合分析:周辺の人気チェーン店が強く、独自性のある商品やプロモーションが不足していると考えられる。
・集客状況:現時点では、2万杯の売上に達しているが、チェーン店に顧客が流れているため、今後さらに売上が減少するリスクがある。
③課題特定
・差別化の欠如:メニューがスタンダードで、他店との大きな違いが見えにくい。
・認知度の低下:近隣の人気チェーン店が強く、宣伝やマーケティングにおいて遅れを取っている。
・顧客体験の向上不足:他のラーメン店との競争で、独自の顧客体験を提供できていない。
④課題解決方法のアイデア出し
・新メニューの開発:トレンドに応じた「期間限定の特別メニュー」や「健康志向メニュー(ビーガンラーメンや糖質オフメニュー)」を導入し、話題性を高める。
・店舗体験の強化:店内の雰囲気やサービスを改善し、他店にはない特別感を提供する。例として、ライブ感のある調理体験や、特定の時間帯に特典付きのイベントを開催する。
・プロモーションの強化:SNSやフードインフルエンサーとのコラボレーションを行い、店舗の魅力を発信。特にInstagramやYouTubeで映えるメニューの開発や、口コミを促進するキャンペーンを展開する。
・デリバリーやテイクアウトの強化:外食以外でも購入できる手段を増やすことで、新たな層の顧客を取り込む。特に、デリバリーアプリを通じた販売を拡大する。
・ロイヤルティプログラム:リピーターを増やすために、ポイントカードやメンバーシップを導入し、一定の来店回数で特典を提供する。
⑤最適解出し
・新メニュー開発とSNSマーケティング強化により話題性を持たせ、集客を促進。
デリバリーとテイクアウトの強化で、売上の増加を図る。
ロイヤルティプログラムでリピーターを確保し、安定的な収益基盤を築く。
まとめ
2,000万円を達成するために、1,000円だと2万杯が必要。他社チェーン店が同様の価格帯であるため、港区という立地も加味し、差別化するために、1,000円のメニューではなく、1,500円 ~2,000円程度の高価格帯のメニューを開発して差別化を図る。そこをSNSでインフルエンサー等を使って広げていく。
ターゲット:港区のサラリーマンや居住者
メニュー例:高級チャーシュー麺 2,000円
販売数:年間1万杯=2,000万円を目標
上記のような形でまとめると良いかと思います。
これくらいの粒度を15分〜30分程度でまとめる必要があります。このような形の項目でまとめていくと、進めやすいですし、書記からでもリード可能です。簡易的な例ですが、このような形でまとめていきましょう。
【GD対策サイト】
インターンシップ編
上記のようなGDを経て、インターンシップという形が一般的かと思います。
インターンシップは企業によりけりですが、3days~5daysでGDを長くしたパターン、より専門的になるパターンが多いかと思います。
その上で資料を作成し、発表という流れが大半かと思います。
基本的な対策はGD対策のような考え方を出して議論していき、自身の価値を出していくことが必要かと思います。
ただ、時間が長くなるのでその他のボロが出ないように注意が必要です。
【気を付けること】
・他者を否定する。貶めるような発言をする
・あまり発言しない、議論やアウトプットにコミットをしていない
・提出期限を逆算して考えていない。タイムスジュールを意識していない
上記のような点に気をつけてGD対策の要点を抑えれば通る可能性は上がるかと思います。あとは、その企業の過去のテーマを新卒媒体や企業HPで確認し、専門知識が必要な場合は少し勉強しておく程度で問題ないかと思います。
何よりインターンシップでは社員の方と触れ合える機会ですので、素を出しながら優秀な同期と触れ合い、企業への質問や働き方、どんな社員なのかというところを確認する作業にもしていただけると良いのではないかと思います。
正直企業によってテーマや期間、出される内容が異なるので一概に対策と言っても難しいのですが、GDのような要点を抑えつつ、納期を意識したタイムスケジュールを提案する、資料作成にコミットする、積極的に同期や社員にコミュニケーションするといったような何かしら印象・インパクトを残すということができれば通るでしょう。とにかく目立たないことは避けてください。ある程度衝突はしても良いので、自身が思ったことは発言し力を出し切れば落選したとしても学びになる機会となります。
【インターンシップ情報サイト】
・ONE CAREER
【インターン内容 調べ方】
Googleで「企業名 インターンシップ」「企業名 インターンシップ内容」のような形で調べると上記のような媒体や企業HPの中身で確認できます。
困ったら検索しまくってとりあえず準備はしていきましょう!
面接編
最後に面接編です。インターンシップや初期選考を終えると面接があります。面接はいろんなパターンがありますが、1次→2次→3次→最終のような流れが多いかと思います。インターンを経ている場合は短くなるパターンもありますし、企業によっては長くなるパターンもありますが、基本的には上記パターンが多いかと思います。
面接で重要なのは愛嬌と自発性です。意外かと思われるかもしれませんが、インターンを経ている場合は一定のスキル(賢さ)は見えているところかと思いますので、特に上記のような人懐っこいか、気持ちよくコミュニケーションできるかといったところが重要視されるように思います。
顔採用は無いと言いつつも気持ちの良いコミュニケーションができるかという観点では見た目も重要な要素の一つです。もちろんですが、清潔感のある服装、きちんとしたスーツ等で臨みましょう。
また、面接フロー別で聞かれることは以下です。
【面接フロー別に聞かれること】
基本的には過去〜現在〜未来について聞かれます。後半が役員等が絡んで特に未来について聞かれていきますので、そこの対策をしていきましょう。
1次:過去のことを中心に聞かれる。今までどのような判断をしてきたか
2次:現在のことを中心に聞かれる。今何に注力しているか(ガクチカ)、なぜそれをしているのか。どのような勉強をしているのか等
3次:未来のことを中心に聞かれる。会社に入って何をしたいのか。なぜこの会社なのか、どのような社会人になりたいのか。
最終:過去〜未来総合的に聞かれる。基本的には最終判断のようなもの。
【面接フロー別対策】
1次:相手は基本的に人事担当
過去のことを中心に聞かれますので、自身がなぜその部活をやったのか、なぜその学校を選んだか等、笑顔でコミュニケーションできれば問題ないかと思います。基本的にはヤバイ人を落とす段階だと思うので、人間性が問題なければ通ると思います。笑顔でハキハキと発言し、気持ちの良いコミュニケーションを心かけましょう。
2次:相手は人事〜現場担当
こちらでは現在何やっているか中心に聞かれます。過去同様のところ、ガクチカを話せるようにしておきましょう。
あとは現場で出せるか、一緒に働けるかもみられるところですので、その企業の顧客を意識し、愛嬌よくコミュニケーションすれば通るかと思います。
3次:相手は役員や部門責任者
ここが1番落ちます。未来のことを聞かれますが、未来はやっていないことですのでイメージしづらいです。ここで自己分析や企業分析がしっかりできているかが重要です。どんな社会人になりたいか、どんな仕事をしたいか、他社でなくなぜこの企業なのか、この辺りをしっかり意識して答えられるようにしましょう。できるだけ細かく、ちゃんと調べた内容を話せるようにすることが必要です。特に他社との差別化については、どの業界でこの企業はどのような立ち位置なのかみたいなところを調べるのはもちろん、1次〜2次で逆質問で聞いておくと良いかと思います。また、ここでの逆質問では〇〇のように考えているのですが合っていますか?やIRで戦略を見たのですが、この部分の詳細を教えてください。等ちゃんと調べていることやこの企業で働くことを考えていることをアピールすると他の人と差別化がしやすいです。
ここまで考えて話している人はなかなかいません。
最終面接:相手は経営層や経営者
ここまできたらほぼほぼ合格している状況です。逆質問の質が重要になってきますので、経営層や経営者に聞きたいことをぶつけましょう。これからどのような企業になりたいのか、他社にどのように勝っていきたいか見たいな内容(会社の未来や事業戦略の話)を聞くと印象は良くなると思います。結構話を聞かれることもありますが、逆質問が多くなるのが特徴ですので、聞きたいことを自身の未来の姿と連結されて質問するとよいでしょう。自分が受かる!というより本当に自分が働いていけるのか?を意識して臨むと良いしょう。
面接のフロー別対策をまとめていきましたが、ここでも印象を残す事が重要です。特徴的な経験をしていない場合は気持ちよく笑顔でコミュニケーションができる人であることを印象つけましょう。また、未来のことについて深く考えられていると1番差別化しやすいです。「一緒に働けるか?」が根本なので、一緒に働ける人であるようなコミュニケーションを心かけましょう。
また、予想外の質問で「うっ」と答えづらくなるのではないかと不安な方もいるでしょう。その対策として質問を誘導する、会話を意識することがあります。
具体的には下記です。
失敗する可能性がある例
面接官「〇〇さんはどのような社会人になりたいですか?」
学生「経営人材になりたいです。経営人材とはマーケティング力と営業力を持った人材だと思っており、そのような能力を身につけたいと思っています。」
面接官「経営人材なぜなりたいの?何歳までになりたい?マーケティング力をつけたと感じるのは何を成し遂げた時?」
学生「うっ」
コミュニケーションを意識したとき
面接官「00さんはどのような社会人になりたいですか?」
学生「経営人材になりたいです」(あえてふわっと回答)
面接官「経営人材ってどのような人材ですか?」(質問を誘導)
学生「経営人材とはマーケティング力と営業力を持った人材だと思っています。」(即答し優秀感を出す)
上記はあくまで例ですが、1の質問に10答えてプラスαを聞かれて答えられないケースが多いかと思います。基本的に1の質問に1答えて質問を誘導し10答えるような流れが取れれば、一方的に話すというより、会話になっていますし、即答できているという印象を残せるので良いかと思います。
自身で想定質問を想像することはもちろん、それを質問させるようなコミュニケーションを取れると会話がスムーズです。スムーズな会話が取れると自身の緊張も取れて、その後プラスαの質問が飛んできても答えやすい環境が作れます。自身の緊張をほぐすためにも、印象をよく残すためにも面接官との会話をするということを意識して臨めば、通りやすくなるでしょう。
また、裏技ですがIRでどのような人材を取りたい、どのような人材を育成するといった情報を記載している企業もありますので、その「人材になりきる」という手があります。最後まで自身を偽り切るような形になるので難しいですが、その人材になり切ることでそこの面接は通りやすくなります。
最後に
現在は人手不足の時代ですので、基本的に皆様は優位な立場でどこかしら適当にやっても受かると思います。学歴が高ければ尚更です。
だからこそ、今まで対策を記載してきましたが、基本的には自分が行きたい企業や業界、どういう働き方をしたいかしっかり考えることが重要です。
就活は皆様がキャリアについて考え、どのような企業を選択をするのか深く考える良い機会です。この企業でどのような能力が付くのか、長く働くのか働けるのか、将来何をしたいのかを自身で考え、様々な企業の方と話せるのは今後なかなか無いので、この機会で悩み抜きながら成長していただければと思います。
上記のような対策をする上で、できるだけ早く始めてください。
人気企業はサマーインターンを逃すと入社が難しいといった状況もありうるので、2年生の終わり〜3年生のはじめ(12月〜5月)には始めるのが良いです。また、ガクチカの部分できるだけビジネスを意識して長期インターンを行う等、大学生を満喫しつつ先を見据えるような対策もあります。
何を重視するかによりますが、ビジネスや将来を見据えると上記のような対策もアリでしょう。大学生を楽しみまくりたいのであれば、遊びながらも今まで記載したような内容の対策を行えばOKです!
めっちゃ長くなりましたが、この記事が皆様の一助になれば嬉しいです。