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わが青春の阿呆旅(あほうたび) 中京編(その6)

私が高校生の頃、鉄道研究部のメンバーと訪れた中京地区。
雑誌でしか知らなかった、特急の展望席の世界を初めて体験したのが、このときに乗車した名鉄・元祖パノラマカー。

→名鉄公式【ありがとう パノラマカー】
(画像はこちらのサイトから) 

当時、新岐阜(現・名鉄岐阜)~神宮前まで展望席に乗車。
小田急ロマンスカーの展望席も未経験でした

齢50代も半ばを過ぎ、ようやくパノラマカー3代目・1000形(パノラマスーパー) と、40年越しの再会を果たし…あれ? 

そう、私は公式サイトでの予約時に、ミューチケットの座席番号を取り違えて展望席に乗車することができなかったのです…。

今回、雨はおとなしくなってきたものの眺望イマイチ、大都会・名古屋へ向かう犬山線の風景もあまり風光明媚とも言えず、こだわりは次第に小さくなっていきました。

それに、前面展望だけなら、次のターゲットだって(๑• ㅂ• )و✧


と言う訳で、名鉄名古屋駅に到着すると、そそくさと名鉄ホームのすぐお隣に位置する、近鉄名古屋線のホームへ移動。

少し昭和の香りがする、近鉄名古屋駅ホーム。名鉄と同じく地下に位置しています。
ここは既に「伊勢名物・赤福帝国」の領土なり(;・∀・)

さあさあ、次のターゲットへ、いざ参らん!

次の目的地・三重県桑名市へ向かう、近鉄特急「アーバンライナー」大阪・近鉄難波駅ゆき。
名阪間を結ぶ、かつての近鉄特急のフラッグシップカー

名古屋から伊勢志摩、そして奈良・京都・吉野そして大阪と、「近畿を統括する一大帝国(笑)」、近畿日本鉄道の花形である名古屋~大阪を結ぶ特急。

もちろん最速は東海道新幹線(のぞみで50分ほど)。
時間は2時間を少し超えますが、より快適な車内を満喫しつつお安く移動できる近鉄も選択肢のひとつなのです。

さて、先頭車の指定席特急券(レギュラーシート) を券売機で購入して乗車。
(運賃は手持ちのPASMOで改札をタッチ)

名鉄パノラマスーパーと異なり座席から前面展望は見えませんが、デッキに出ると運転席との間が大きな窓となっていて、前方がよく見えます!

近鉄名古屋駅を出発してすぐに地上へ。
お隣、近鉄米野駅(こめの) そばの米野車庫で身体を休める、現在のフラッグシップカー「ひのとり」。


相変わらず雨が降ったりやんだり。高規格な近鉄の線路を特急は快走♪

しかし残念ながら、最高速度120kmで飛ばすアーバンライナー。
身体を支える場所がないデッキに長居するのは厳しく、10分ほどで座席に退散( ̄O ̄;)

アーバンライナーの中でも、より新しい「アーバンライナーnext」なら展望スペースもより広く、つかまり棒も設置されている快適な環境。
しかし、そもそも2編成しかなく狙って乗車するのは難しいのです。

特急は、木曽川をはじめとする「木曽三川」を長い鉄橋で次々と渡り三重県へ。
関東民にはどれがどれやら分かりませんが😅 
お隣には、帰りに利用する予定のJR関西線の鉄橋

そもそも、大雨が懸念される中、この大河を渡って三重県まで行くこと自体不安ではありましたが、今は雨もほぼ上がってひと安心。ε=( ̄。 ̄;)フゥ

アーバンライナーは名古屋から17分で、次の停車駅・桑名に到着。まだまだ終点まで距離がありますが、近畿の山坂越えて大阪ミナミまでその快走ぶりは続きます

近鉄電車なら、特急に乗らずとも急行など一般の電車も頻発しています。
桑名までの利用なら阿呆ポイントとも言えなくもありません(笑)。

けれど近鉄特急は、沿線の地元の方も気軽に利用する便利な列車。
なのでいちおうOKかな?( ̄▽ ̄;)

ただ、特急料金が近頃値上げされたとのことで、今後は微妙かも。
(現在、名古屋~桑名間の特急料金は530円、運賃は520円。さらに料金プラスでデラックスシートも選択可)

現在の近鉄・名阪間を結ぶ代表格の車両・「ひのとり」。
え? まずはこれを選択するんじゃないの? 
いえいえ、これは「甲特急」と称される最速種別専用。
名古屋を出ると、三重県の津、そして大阪の繁華街、鶴橋と一気に駆け抜けるので桑名は通過。
現在、アーバンライナーは地域間の輸送も兼ねた「乙特急」が担当なのです。こちらはいつか…ね

近鉄とJR関西線が仲良くホームを並べる桑名駅。
以前は改札まで共用していましたが、先ごろ改札が別に設置されたそうで。

JRのフリーパスならここまでそのまま乗車できましたが、そこは近鉄王国に敬意を表して(笑)。
(強いて言うなら、阿呆ポイント⑤)

さて、橋上駅・桑名の改札を抜け、一旦東口の階段を下ります。
駅ロータリーを右へ少し進むと、こじんまりとした改札とホームが。

そこには「日本でも数少ない、珍妙な車両が走る鉄道」が…。

桑名駅に隣接する「三岐鉄道・北勢線 西桑名駅ホーム」。
遊覧施設では珍しくない規格の狭い幅の線路(線路幅が762mm。新幹線の約半分)と、ミニミニな電車の姿

現在、富山県と三重県でしか体験できないナローゲージ鉄道で、いざ出発!とキアイを入れたまでは良かったのですが…( ̄O ̄;)

【つづく】


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