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顔だけVtuberから考えるアバター社会について【東雲日記】
VRChatに住み着いて3カ月程。だんだんとアバターの姿でいることが多くなっていき、自分の姿をイメージする時にアバターのほうが思い浮かべる。
その中で、顔だけVtuberをしているおめがシスターズさんの動画を見て、これからのアバター社会ってどうなるかを自分の脳内整理することにした。
予防線だけども、詳しいわけでないからこれがあるだろ!ってあったらコメントやTwitterに送ってください。見ます。すごく知りたい。
睡眠のお供にどうぞ!
— おめがレイ (@omesis_ray) March 31, 2022
【ASMR】一般デュエリストのささやきデュエル https://t.co/nIxvz1eR5N @YouTubeより pic.twitter.com/sZMgBLiGdR
アバター社会になっても人間社会の本質は変わらない
アバターというのは、元をたどればインド神話につながる言葉だが、現代においてはゲームやSNSにおいての分身とみなされるだろう。
だが、VRや時代の流れによってより発展できるのではないか?
強調したいのが、VRというのが重要になる。
もういろいろなメディアに思うのですが、VRでミラーに映る自分の思い描いた姿を見た時の衝撃を軽視しすぎてると思うですよね。自意識が本当に変わる。
別にミラーに限る話ではなく、身長も大きい要素だ。普段の視点では感じることのない他の人が大きく、小さく見える経験はVRをしたことがなければピンと来ないだろう。
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アバターの姿は、美少女、美少年、ケモなどといろいろあるが、ここで重要なのは、選択の余地が生まれるということ。
これまでの服を選ぶようにあるいはそれ以上に選択をすることが出来る。その範囲は表現の選択、環境の選択までに広がる。
環境の選択というのは、自身の周りにいる人のことを指す。アバターの姿は多様性に富んでおり、外部に出されるイメージもアバターも多様性であるとされている。
確かに、アバターはいろいろな種類は存在するが、実際のところ周りにいる人は似たようなアバターということは珍しくない。(もちろんそれだけではないけどもね)
アバターが広まったとしても、集団において属性が同質であることの重要性は変わらない。
属性が同じことであることは良いとされることはアバターであっても変わらない。
それでも、価値がある。
現実での肉体においては、属性というのは変えられるものではない。性別、人種などといったものは根深いし、自分は語る事ができない。
だが、アバターの肉体においての属性は、変えることができる。変えることが出来るというのは、集団に同質になることも異質になることも出来るということ。
集団の同質に対して嫌だと思えばあらがう手段があり、同質する選択肢も取ることもできる。
もうこれは完全に自分のお気持ちなのですけども、同質に染まることで解決出来るならしたい。多様性というけども、違う色であるよりも同じ色でありたいときもあると思う。
アバターがあったとしても、人の関係性は大幅に変わるわけではないと考える。正直なところ、VRCでプレイしていても、人間関係のこじれというのは存在する。
しかし、アバターのある社会は、自分にとって望んでいる形ではある。
人の目が怖くて仕方ない自分にとって、人の見える姿がデザイン出来て醜くないアバターは理想郷に近いのである。
前の話につながるが、アバターのメリットは姿をデザインできることだ。デザインできることで集団に対して同質にも異質になることもできる。
異質になることができるのも重要だ。独自の世界観を自分のアバターに投影することは、魅力にもなりひいては自己肯定感にもなる。
アバターは、世界観を自身にまとうことが出来るのは個人の活躍をより押し広げることが出来る。これはクリエイターとしては強い味方になるはず。
多くの人にとってデザインすることが出来るのは恩恵や可能性があるはず。
アバターがすべてを解決できるほどの力はないが、変わることもできると思う。
社会に溶け込むアプローチについて考える
先程までVRChatおよび3D空間での想定していた話だったが、ここからは現実との関係性について考えていく。
正直なところ偏見込みで話してしまえば、今のVRChatにいる人の多くはガジェットが大好きなオタクとか美少女になりたくて仕方ない人だ。
統計からは読み取れる範囲から大きくズレていないとは思う。
参照元。
しかしながら、多くの人に広がるためには、これまででは無理なのではとなる。
正直なところ、最近のゲーム配信が広まっているのを考えると蓄積によって解決するのか……?と思うが、表現の模索を整理するという意味で考えてみる。
肉体とアバターを共存させる
おめがシスターズというVtuberを知っているだろうか?
冒頭でも書いたが、今回の記事について考えることになったきっかけである。
正直なところ、知っていようが知らながろうが上の動画を見てほしい。
見られない人向けに文字で要点をまとめると
企業案件の動画でXRという体感型のゲームセンターで遊ぶ動画
おめがシスターズさんの登場は、顔だけアバターか全身をアバターで映すの2つを場面ごとに柔軟に切り替えていた
太字にしているところにある通り、上の動画で興味深いのは、場面ごとにどこまで3Dモデルを適用するのかということにある。
冒頭のシーンでは顔だけにしていたが、ゲームで実際に遊んでいた時は全身を3Dモデルに変える。
実際のところ、どのような基準で選択をしているかは分からないのでなんともいえない
しかし、こうして考えると現実のものをVR空間に持ち込むということはしていったが、VR空間を現実に持ち込んでいくことを考えられるのじゃないか?
ただそれって、もしかして:AR
割りとARなんじゃないかなって書いてて思った……とはいえ割りと領域としては隣り合っているのではないかな……
しかし、これまで技術的な確信をアピールするために現実からVRにということは考えられていた。
だけども、多くの人にとっては現実を拠点にしているわけであり、そこに触れてもらうためにはVRから現実に持ち込んでいくということもしていいのではないか?
まぁ、VRから現実に持ち込んでいくのかということってなんだよと言われると難しいですけどね……
すでにある試みとしては、アバターの服装を現実のファッションを持ち込むというポリゴンテーラーさんのは答えの一つ。
【POLYGON TAILOR FABRIC】
— なるがみ (@nalgami) February 25, 2022
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こういうことの模索のためにVRから現実に持ち込んでいく企画でも考えてみるかな……(とりあえず顔だけ3Dモデルが出来ないか調べてみます)
媒体にこだわらないことの重要性
こちらはぽんぽこちゃんねるさんがある。
これまでに着ぐるみでゆるキャラを着て活動することや、パペット人形を作って活動をしている。
パペット人形で活動することは、ぽんぽこちゃんねるさんにとっても、撮影しやすいと動画内で話していたこともある。
実際問題アバターを現実に持っていくのは手間が大きいということは動画を作る上では制約になるということにもなるのだろう。
しかしこうやって動画を見ると、アバターで活動する社会においては3Dアバターを指してアバターと指さなくてもいいのではないかと考える。
アバターとしての共通の記号が存在さえしていれば、モノはやっぱり多数であっても問題ない。この価値観をより多くの人に広まればアバター社会の恩恵が広がるのではないか。
しかし、問題はある。着ぐるみもパペット人形も高いし、敷居が高い!
人それぞれの種類があることも考えるとアバターを着ぐるみもパペット人形といった物理に置きかえるのは難しい……
なんかどっかの企業さん頑張ってくれないかな……
アバター持つことについて技術はすでに追いついている
そもそも、自分のメインに使っているアバターの原点は、昔にVtuberでもやろうかなって思った時に作ったものだ。(画像とかあればよかったがなかった)
その時にはじめて知ったのだが、アバターを持つことの敷居自体は低く、2Dと3Dでは3Dの方が圧倒的に敷居が低く拡張性が高い。
LIVE2Dというのは案外0ベースに作り出すのは難しい。依頼するのも高騰している。それでも個人勢Vtuberが2Dであり、3Dの身体を持つことを目標という形になっているのは、やっぱりシンデレラストーリーを求めているのと慣例ということなんだろう。
しかしながら、アバターのイメージがVtuberである以上、多くの人はアバターを持つことは2Dでなくてはならないという発想はやはりあるのではないかと考える。
だから、これからアバター社会をより浸透していくのに必要なのは、アバターを持つことの認識を3Dという前提を広めていくことではないだろうか?
実際、3Dアバターだと経済圏を作り出す土壌は生まれつつある。boothにはいろいろなアバターが売っていて、服やアクセサリーも存在する。
もっと言えば、浸透しやすいと思うのはVroidだ。
これまでに任天堂のMiiやあつ森のむらびとの延長線で、きせかえ感覚でアバターを作り出すことが出来る。
さらにboothでパーツを売っていて、インポートするだけで拡張できるということは、ある意味上記のにとんでもない拡張性がある。
しかも、最近のアップデートによってVroid HubにBoothの販売ページが結び付けられるようになった。もはやこれは3DアバターにおけるWEARなのでは?
#VRoidHub で自分のキャラクターモデルにBOOTHアイテムを紐付けられるようになりました!
— VRoid Project 公式 (@vroid_pixiv) March 31, 2022
投稿したキャラクターモデルにBOOTHアイテムを紐付けることで、
衣装や3Dモデルを探している方の目に留まりやすくなります。ぜひご活用ください!
詳しくはこちらhttps://t.co/GLUtr3uenZ
なんかVRoidの信者みたいになってるな……
とはいえ、技術は割りと追いついているので、あとは使う土壌さえあれば爆発出来るのでないか。
こうして考えると意外とアバター社会は近くにあるのかと思いながら書いていました。
さっきも書きましたが、自分にとって理想郷に近いので、なんとしてもアバター社会に出来ないか動く!なのでこれからもみなさん、よろしくお願いします!
![](https://assets.st-note.com/img/1648990600564-o2pepdrapV.png?width=1200)