TaskChute Cloudでプロジェクト、モード、セクションをどう使っているか
7年間タスクシュートを使っている。
ここ5年くらいは、ずっとTaskChute Cloudを使っている。
TaskChute Cloudをはじめとするタスクシュートのツールにはいろいろと機能がついていて、使い方に迷ったりする。
特に、プロジェクト、モード、セクションは使い始めてからずっと、色々変えてきた。
これからも変わるかもしれないけれど、いまは割とシンプルな運用に落ち着いている。
大まかな運用方針
プロジェクトとモードは、はっきりした用途や目的がない限り、つけない。
あとから分析したりしないし、つけたところであまり意味がないのでつけないというのが、いまのところの結論。
以前は、プライベートと仕事ははっきり区別したくて、モードで色分けしていたけれど、やめた。
きっかけは、佐々木正悟さんが「モードを全消しした」というようなことを何かで書いていたのを見たこと。気になってやってみたら、それほど困らなくて、そのまま続いている。セクションでだいたいわかる。
モードは他の人の活用方法を見て、使いたいなと思うこともあるけれど、今はつかっていない。
モードをどうするか考えるだけで無限に時間が溶けるし、いつまでもしっくりくるものが見つからない。リストが増えすぎると選択が面倒になる。
このタスクはこのモードでやると決めて、線引きする必要もないかなと、最近は思っている。効率とか、役割とか、そういうことを考えるのに疲れたのかもしれない。
タスクをプロジェクトやモードで集計してみたこともあったが、いまいち示唆が得られなかったし、何も変わらなかったから。毎日、毎週集計していたこともあったが、自分は効用を感じなかった。
集計をやめたら、使いもしないのに、どのプロジェクト、モードに分類するのか悩むのが無駄な気がしてきた。プロジェクトやモードをつける手間を省いて、タスク名だけで運用した方が、日々のタスク追加がラクだ。だから、今は極力プロジェクトやモードは使っていない。
プロジェクト
基本的に、仕事のプロジェクトにつけている。工数報告や見積に使うため。
プライベートに関しては、特別なイベントで、後からどんな作業をしたか振り返りたい時だけつける。
たとえば、退職関連の手続きとか。
自分の趣味や勉強で、どのくらい時間を使ったか知りたい時にプロジェクトを作ったりもするけれど、結局途中でつけ忘れて使わなくなる。
TaskChute Cloud 2 β版では、プロジェクトにノートをつけられるようになったけれど、使っていない。
プロジェクトの進捗管理のためではなくて、あくまで後からログを引き出すために使っているからだと思う。
モード
ずっと使っているのは2つのモード。
まず、「予定」。 人との約束やある時間までにやらないといけないタスクにつける。
次に、「今日」。 時間は決まっていないけれど今日やることにつける。
以前は、仕事とそれ以外や、仕事のフェーズ、単純作業と集中したい作業などで色分けしていたけれど、運用が不安定で、なくても困らないのでやめた。
モードでわけなくても、意外と、運用上問題なかった。仕事のタスクとそれ以外は色で分けた方がわかりやすいと思っていたけれど、実際はセクションでだいたい判断がつく。
毎回モードを設定する手間も省けて、タスク登録が楽になった。
その時の気分だったり、集中度合いだったりで分けようとすることもあるが、いつも数日で使わなくなる。
タスクに色をつけると、無意識に重要なタスクとそうでないタスクを区別してしまっているようで、それが嫌になったというのもある。
毎日のタスクは全部、必要だからやっているわけで、全部が大事なはずだから。
最初から色眼鏡で見ずに、フラットにタスクを扱っていきたくて、モードはなるべく排除するようになった。
セクション
平日も休日も同じものにしている。
大体の生活の区切りに合わせて、4時、9時、11時、15時、17時、21時、23時に設定している。
4時は1日の始まりとして適当に設定している時間。起きるのはもっと遅い。
9時から仕事で、11時くらいからお昼のことを考えて、17時に仕事が終わる。
11時から17時は時間が空きすぎているので、なんとなく15時に区切りを入れている。
21時はご飯やその後の家事を終わらせる目標で、23時は就寝の目標時間。
1時間ごとに設定していたこともあったが、細かく設定しすぎると、セクションだらけでタスクリストが見づらくなるので減らして、この区切りに落ち着いている。
まとめ
プロジェクト、モード、セクションは、設定を考えるのが楽しくて、いろいろ試してきた。
いろいろ考えて分けるのも楽しいけれど、いまは、極力シンプルにするのがしっくりきている。
「価値」や「意味」を安易に決めつけるのをやめたいという、自分の気持ちが現れているのかもしれない。
よりフラットに日々のタスクを捉えるのに、このシンプル運用は役立っている気がする。