ふだん着物でお出かけ*2024年お正月編
新年、明けましておめでとうございます。
……というには、すっかり遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(関西人なので15日までは松の内という感覚なのですよ)
昨年から月一回の更新を目処に始めたnotoですが、なんとか2024年内に本来の目的だった「胃のポリープ治療」記事の連載に漕ぎつけられてホッとしております。
また、ふだん着物マガジンやダイエットに関する記事も、引き続き綴っていきますので、ぜひ、お付き合いいただけたら嬉しいです。
お陰様で今年は本業であるBL小説作家としてのお仕事を複数いただいていて、もしかすると月一回の更新ができない場合があるかもしれないのですが、できるだけ「胃の治療」に関する記事はしっかり続けていきたいと思っています(でも、お仕事優先となること、ご理解くださいね)
ふだん着物の記事については、覚書き程度の気楽さで綴っているので、こちらはわりと頻繁に更新があるかもです。
着物で暮らすこと、お出かけすることで気づいたこと、勉強になったことなど、引き続きのんびり気負わずに書いていこうと思います。
さてさて、そんなわけで本題です。
2024年、令和6年のお正月。
元日は毎年着物を着て氏神様へ初詣にいくのが恒例となっています。
今年は、昨年春に仕立て直した大島紬を着ると決めていたので、昨年末のうちにしつけ糸を外したり、準備はばっちりです。
辰年ということで、帯はお羊屋さんの木綿の龍柄の名古屋帯を合わせました。とてもやわらかい上に、私の体形では柄出しがちょっと難しい長さなのですが、お気に入りなので頑張って練習して、銀座結びに。
一応、形にはなったと思うのだけど、まだまだ練習が必要ですね。
うーん。もっと龍の顔が見えるように結びたかったのだけど、時間がなかったので今回は諦めました。いつかリベンジします。
氏神様では、おみくじも引いてきました。
そして、なんとっ!
大吉だったのですが、内容が昨年引いた大吉のおみくじと、そっくりそのまま同じだったのです!!!!
嬉しいような、でも、なんだかちょっと複雑な心境でいると……。
「昨年同様、頑張っていればいいことがあるってことだよ」
いっしょにお参りをした家族の言葉に、それもそうだなと、あっさり気持ちを切り替えた私でした。
大吉のおみくじはしっかりお財布にしまって、今年は昨年以上にモリモリ小説を書いて、ダイエットも頑張って、着物や乗馬といった趣味も充実させたいと思います。
そして、数日後__。
なかなか全員顔を合わせる機会のない家族一同で、箱根ガラスの森美術館へいってきました。
まだ松の内だというのに、山々のスギが微妙な色合いになっているのを見て、ガクブルしながら仙石原方面へ。
前日の箱根駅伝のせいか、結構な車と人の数で渋滞もしていましたが、無事に美術館へ到着。
お天気も良くて、庭園のガラスのオブジェがキラキラと美しく、入場した瞬間、思わず「わぁ~!」と声をあげてしまいました。(ほかの来場者の方々も同じように歓声をあげてましたよ)
実は私、けっこうなガラス好きでして、10代の頃からガラス製品に目がありません。といっても、収集癖はそれほどないので(予算がないと正直に言え)本当に気に入ったワイングラスや盃、ガラス小物しか持っていないのです。
なので、このガラスの森美術館は、もう、本当に素敵でした!
お天気にも恵まれて、降り注ぐ新春の日差しの下、ガラスがキラキラと煌めく様子は、まるでおとぎ話の世界のようです。
見るものすべて美しくて、溜息を漏らしながらじっくり館内をまわったのですが、可能ならもっとゆっくりしていきたかった……(夕方用事があったのです)
お正月ということや、午前中ということもあってか、思ったより混雑はしていませんでしたが、外国人観光客もちらほらいらっしゃいましたね。
帰るころには、駐車場もそれなりに埋まっていて、人気の観光スポットなのだなぁと再認識。
その後、お昼を過ぎていたので、ランチしてから帰ろうとなり、その場で調べて気になったお店へ向かいました。
……んが、どこも混雑していて、入れそうなお店がなく、仙石原をうろうろ。午後一時過ぎということもあって、お昼営業に間に合わないのではときは焦るばかり……。
そんな中、チェックしていたお店の中の一軒「いろり茶屋」さんへ、ぎりぎり滑り込みセーフというタイミングで入店できました。
「いろり茶屋」さんは古民家を利用したお店で、メニューはお蕎麦から定食、お刺身まで、幅広い年代のニーズにも応えてくれるお店です。
この日は団体さんやご家族連れ、そして外国人のグループもいらっしゃって、私たちも含めて満席状態でした。
そして、肝心のお料理ですが……。
お蕎麦やお魚料理、天ぷらなどもあって、本当に迷いに迷った結果、とろろ定食にしました。ほかに単品で天ぷら盛り合わせと、溶岩唐揚げ(真っ黒!)も注文して、家族とシェアしました。
どのお料理も美味しくて、古民家という空間もほっこりしていて、とても幸せな時間がすごせました。
機会があったら、ほかのメニューも食べにいきたいと思います。
その後、渋滞する箱根周辺の道をノロノロ運転でどうにか無事に帰宅した次第です。
この日のコーデは、元日に着た大島紬に、これもお羊屋さんの木綿半幅帯をパタパタ結びにしてみました。
私の場合、ふだん着物だと補正や下着、長襦袢までしっかり着ることがほぼないので、元日に正絹の袷を着るというのは、着付けをしっかり見直す機会でもあります。
母から教わったことを忘れないためにも、今後はもう少し正絹の着物や名古屋帯、夏の薄物も着てあげようと思います。
といことで、今年もふだん着物生活、のんびりゆったり続けてまいりますので、よろしくお付き合いください。
私の記事を読んで、少しでも着物のこと、気に留めてくださったなら、とても嬉しいです。
しのみやけい
2024.01.13