猿の惑星:キングダムを見た。
6月の上旬、イオンシネマで久々の新作である猿の惑星を見た。なんだか前作が綺麗に終わりすぎて蛇足な感じがしたが、つかみは悪くなかった気がする。なんといってもcgはすごく、思い返してみれば違和感を感じることが一切なかった。スーパーヒーロー映画とかよくみるのだが、大抵一瞬はどの映画にもCGに違和感を感じるシーンがある。それがないってのはすごいね。ほんと。
かくして旅に出ることになった主人公猿(ノア)だが、同じ境遇のジジイ猿に会う。そいつがシーザーのシンパで、シーザーならこうしてるみたいなフリーレンみたいなこと言いまくるジジイ。いいキャラしてる。で、予告でも出てる人間(白人女)を見つけるのだがこいつがクズ。首尾一貫クズ。すばらしい。
で、紆余曲折あってジジイと別れ、敵首領の竹内力猿(シーザー)に捕まる。で竹内力猿が出てくる。竹内力猿はね、古代ローマの歴史学んでるだけあってクズだね。いいね。そっからどう竹内力猿を負かすかっていうお話なんだけど。
いかんせん竹内力猿のシーンが長すぎる。140分あって、最初30ぐらいで主人公が旅に出る行きさつが書かれて、70まででジジイ猿と白人女との別れ、半分は竹内力猿との会話みたいな配分だった気がする。長すぎる。竹内力猿にも魅力がないわけではないが、いかんせんシーザーシンパのジジイ猿に魅力がありすぎたゆえに惜しい。あいつとの旅をもっと見たかった。しかも、長すぎて単純に退屈に感じる。
まぁでも白人女の意外に暴力的な一面、とことんクズなとことかも面白い。他に面白いとこは猿ごとの違いがわかるとこ。種類だけじゃなくて、育ちからくる言語能力とかそう言うとこね。あとは主人公が単純にいいやつすぎるとこに感情移入できるから主人公が好きなら面白く感じるかも。だからこそ、女のクズさが引き立つ。そう言うとこもあるから意外と面白く見れた。
まあ総じてそんな見ても損をした気分にはならん。気になるなら見てみてもいいと思う。ただ、もうdisneyプラスでの公開も近い。よっぽど見たいという場合を除いてはディズニープラスでいいのではと思う。無理して劇場で見る映画ではない。
てか、あの幼馴染ポジと母親はいるのか?幼馴染はまだしも、母親は蛇足な気がする。ジジイ猿と入れ替わりでもいいのでは思うよ。
最後に、この映画見た時にエンドロールで、感想戦始めた猿のつがいがいた。この映画をデートで見に来た気の毒のやつだなとと思うが、うるさすぎた。流石に注意しようと思ったが、すんでのところで思いとどまった。シーザーならそうしたからだ。