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早とちりと思い込み、それと自分なりのサイクルの話

早とちり…早合点をして、まちがえること。
思い込み…深く思い込むこと。また、固く心に決めること。

(出典:goo国語辞書より)

この二つは最近自分に対してよく思うこと。
「なんとなくわかったな、と思い込んでしまい、そう思う自分に納得して動いてみたら、ちょっと方向性を間違えて小さな失敗をする。
みたいなこと。

そんなどうしようもない自分という少し前の過去にフィードバックをかけて、ちょっとでもまともにならないかなと思っている。思い出したら自分のメンテナンスをしている。

そういったことを思い始めた最初は、どうやったら思い込みの激しさを和らげることができるんだろうかとか、早とちりしないためには確認を何回も取らなきゃとか。適応策のような、その場しのぎのことしか考えてなかったが、思い込みの激しさも早とちりも、25年生きてきた中で良くも悪くも培ってきてしまったものだと思うと、そう簡単には治らないとも思い始めた。
そう思い始めると、行きつく先は当たり前ではあるが、そういう自分を認めた上で、何に注意して何ができるかを考えることに行きつくわけだ。これも早とちりなのだと思いながら、しかしそうやってしか進めないとも思い、本を読むなり、先輩から学ぶなり、自分で考えるなりして今に至る。

そんなこんなで新しい環境になって半年近く経って、自分なりにメンテナンス方法だったり打開策が見えてきた部分(ほんのちょっとだけど)もあるので、書き残しておこうと思います。

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最近、プロジェクトをやったり研究のことを調べたり、就活の前段階をやったりしている中で、気にかけていることがいくつかある。

1,目の前にあるテーマや問題(課題・ポテンシャル)で解くべきなのかなんなの/解けるレベルの問題はどこなのか、を見極める努力をする。
2,その上で、信じれると思ったモノ/コトについては、ひとまず思い込んで、さっさと突っ走る。つまり、いわゆるPDCAサイクル的なサイクルの回転速度を上げる。
3,一定距離突っ走ったら、コミュニケーションを取る機会を対面/オンライン関わらず作るようにする。(締め切りやミーティング、チームに共有するなど)
4,上に書いた3つをとにかく何回転も回す。(ブラッシュアップ、アップデートさせることは前提。白紙からのやり直しはなるべくしないように心掛ける。)

image.1〜4のサイクル

※これを書きながら、この文章を先生に見られたら、「これぐらい早くできるようになって下さい。自立して下さいね」みたいに脳天にチョップをくらいそうだなと思ってしまったが、仕方がない...半年後ぐらいに、いい意味で何も言われずに作業の連絡ができるようになるしか確かめる術はないし、やるしか方法はない。

これは自分的サイクルの回し方なのだろうと思っている。このサイクル自体も今後ブラッシュアップの対象だけど、ひとまずこれで磨いてみようと思う。

1,は問題設定の話。安宅さんの「イシューからはじめよ」を読んで、感化された部分。イシューの見極め方~アウトプットまで、参考なるところは山ほどあるが、やはり最初イシューを見極める部分は、読み応えがあるし、これは自分のものにしたいと思って、やれる範囲で実践中。何を今解くべきかというところを考えないと途中で問題が曖昧になってしまうので、問題設定はホントに重要なことだと感じている。

2,はPDCAサイクルでいうところのD(Do,実行)の話。思い込みの激しさをできるだけ利用して、ひとまず思い込んでみてやってみる。そういえば、最近読んでいる暦本さんの「妄想する頭 思考する手」にも思い込むことが書かれていた気がする。
より詳しく言うと、1~4の大きなサイクルの一つ下のレイヤーに小さなサイクルを少し早い速度で回しているイメージ。個人的にポイントだと思っているのは、この小さなサイクルを回している時はできるだけ「無」になること。「こういう可能性があるな」とか「こういうのも面白そうだな」など作業をストップさせるような思考をできる限りシャットアウトする。((だって、やってみて見てみないと評価も何もできないのだから。と自分に念じている。

3,は実行/作業から評価への移行の話。これは僕個人の性格からなのだが、一旦スイッチが入るが、あまり周りが見えなくなってハイになる傾向があって、いつの間にか「誰もいない」とか「ここどこだ?」ということになりやすい。なので、定期的にフィードバック/評価/助言をもらえるようなコミュニケーションの機会を設定するようにしている。それこそこれに関しては、最終的に進撃の巨人ではないが、巨人化した後に意識的に脱巨人化/巨人からの離脱ができるようになりたいと思ってはいるところである。今は、先生やチーム、友人とのコミュニケーションを軸に我に帰るようにしている。

4,上記の反復。フィードバックをすると同時に、個人またはチームで今一度、問題設定について共有や修正を加えて、次の周回へと走りだす準備をする。

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ざっと最近チャレンジしている自分なりのサイクルの回し方を書き起こしてみた。早とちりと思い込みについては、気が付いたのがここ1,2年のことで、色々なところで迷惑をかけていたり嫌な思いをさせていたりしたかもしれないと思った。逆に気を使いすぎて、思い込むことができずにモヤモヤしていた自分もいた気がする。

今後は、そのあたりとも上手く付き合っていきたいところである。

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→文中に挟んだ書籍
「イシューからはじめよ -知的生産の「シンプルな本質」-」安宅和人著

「妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方」暦本純一著


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