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#7 あなたに会えて本当に良かったです
shinokkumaです🧸
この投稿に目を留めて下さり、ありがとうございます☺️
今日は、私の大切にしている言葉のお話です。
私は、物心ついた頃から、複数人で長時間群れることが苦手な子でした。
中高、大学、職場と、複数人で仲良くなっても、その中でも一対一の関係になれる相手を選んで、関係を深めてきました。
先日、クリフトストレングス受けてみると、上位に「親密性」という結果が出ました。
人との親密な繋がり、特に一対一の繋がり、関係構築ができると幸せを感じられるようです。
そうして、自分が人と密な関係を築いてきたことを振り返る中で、お互いに色んな言葉をかけあってきたことも思い出されます。
話が逸れますが、私は2023年のTBS日曜劇場、「ラストマン〜全盲の捜査官〜」というドラマがとても好きです。
このドラマは、大泉洋さん演じる警視庁の刑事護道が、福山雅治さん演じる全盲のFBI捜査官皆実とバディを組み、難解な事件を捜査解決していくストーリー。
中でも私は第4話が好きで、もう何十回と繰り返し観ています。
女性捜査官吾妻の、過去の盗撮被害により、心にトラウマを負っていたことに注目した回。
ドラマの終盤、憧れていた皆実に吾妻はこのような言葉をかけられます。
「残酷で理不尽なことばかりですが、ある日突然、目の前に虹がかかることがある。人生というものは、やはり素晴らしいものですね。」
「あなたに会えて本当に良かったです。」
「ありがとうございます。」
とても穏やかな表情で吾妻に語りかける皆実の、心から人を大切にする姿と言葉に、観ていてとても心を打たれました。
ドラマでは、吾妻が一方的に皆実を尊敬し憧れていたという背景がありましたが、皆実が吾妻に対しても、特別な思いがあったことを聞いた時に、「自分だけではなく、相手も同じように思ってくれていたんだ」という驚きや喜び、感動が生まれています。
「突然目の前に虹がかかることがある」、まさにその感覚です。
振り返ると、私も「あなたに会えて良かった」という言葉を、ここ数年はよく使っていました。
歳を重ねていったり、環境が変わると、過去の友人との関係が薄くなったり、逆に新しい環境の中での人との出会いがあります。
私のように、人と親密な関係を持つことを幸せと感じる人間にとって、相手には素直に自分の思いを伝えることは、必要なことだなと痛感します。
そして、自分が発していると、同じように相手からも返してもらえることがあり、その時はこの上なく心が温かくなり、その人との出会いを本当にありがたく感じます。
ドラマのシーンに大きな共感を持ったのは、最後のありふれた言葉に、実話のようなリアル感を憶えたからなのかもしれません。
「あなたに会えて良かった」と思える人と出会い、関係を築き、それを素直を相手に伝えていく、この言葉の連鎖で人が繋がっていく、これが私にとっては「生きる」ということだと、今は思っています。
ここまでお読み頂いた方、ありがとうございます。