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どうしても頑張れない人たちを読んで

こんにちは🤗

本日は第4回目のフリーペーパーライター講座の日でした。
朝10時から13時まで講座を受け、その後一緒に講座を受けている方々とお茶をしてきました。
他のみなさんがどんな方で、どんな目的で講座を受講しているのかとても興味があったので有意義な時間でした。
しかしながら、緊張していたせいもあり自分の話をしすぎて少し後悔しています😅
いつもこの特性、本当にどうにかならないかなぁと思います。

今朝の朝会のメモ書きのテーマが「最近読んだ本で最も印象に残った学びは何か?」でした。
私は宮口幸治氏著「どうしても頑張れない人たち〜ケーキの切れない非行少年たち2〜」を挙げました。
この本があまりに良かったので、今日はどう良かったのか当事者の目線から感想を書いていこうと思います。

前置きはこのくらいにして、さっそくいってみましょう!!

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●どうしても頑張れない人たち

この本はベストセラーになった「ケーキの切れない非行少年たち」の続編でグレーゾーンと言われる人たちの視点に立って、見た目では普通に見えるけど困っている人たち、手を差し伸べてほしい人たちの気持ちを客観的視点で書いています。

ここでも公表していますが、私も発達障害なのでこの本を読んだときは驚きました。
発達障害についての本はたくさん出ていますが、障害を持った人やグレーゾーンと呼ばれる人たちが生きづらいと感じていることをここまで理解して言語化している本はなかなかないと思います。

正直、生きづらさを感じている人に何かしらの障害があった場合、生きづらいとさえ気付けない場合が多々あると思います。
実際私もこれを読んで納得したことや再認識したことがたくさんあります。

続編の「どうしても頑張れない人たち」はさらに的を得ていて且つこんなことを理解してくれている人が世の中にいるのだと思うくらい、元気をもらいました。
普通の人では理解のできない「頑張れない」という病気のようなものです。この著書にも書かれていますが頑張りたくても頑張れない人がいます。
怠けているわけでもなく、怠けたいわけでもなく、言い訳をするわけでもなく、ただただ頑張れないのです。

しかし、この本を読んでまた安心が増えました。

私だけじゃないんだ

これにつきます。

私もずっと「頑張りたいのに頑張れない」ことで自分を責め、苦しんできました。
でも「頑張りたいのに頑張れない」と人に言うと「甘え」だとか「だらしない」とか否定的なことを言われてきました。

一番苦しいのは私なのにその苦しみを誰も共感してくれないし、理解しようともしてくれないと思っていました。
それもあって会社という組織の中で働くことはかなりハードルが高くフリーランスで仕事をしているのかもしれません。

けれどこれもみんながみんなフリーランスで働けるわけではないので、私はたまたま運が良かっただけに思います。

この本に書かれている人たちは犯罪に手を染めてしまった人の話が書いてありますが、私も紙一重だと本当に思います。
家庭環境が違っていたら、支えてくれる人が周りにいなかったら、私も同じことをしていたかもしれません。

たまたま変わり者で通ってきて、いつの時代も理解者がそばにいて、自分という存在を否定されたことがあまりないので、犯罪に手を染めなかっただけで、この本に書いてある人たちの気持ちは痛いほどわかります。

消えてなくなりたいなんて何度思ったことか。
どうしたらまともに生きれるのだろうかと何度思ったことか。
自分を裏切る自分がどんなに憎かっただろうか。

でもこの気持ちを理解してくれる人はいません。
みんなそんなこと思うとかありきたりな言葉しか返ってきません。

いやいやいや、そんな言葉で表せるような単純なことじゃないんだよー!といつも心の中で思っていました。
けれどそうゆう世界で生きていかなければならない。


だから私は「いつも頑張ってるふり」を身につけました。
自分が頑張れるときと頑張れないときを2で割ったら結果「頑張っているじゃん」と自分を認められるようになったからです。

人から頑張っていないようにみられるとき、自分は本当に頑張っていないのか?と自分に問いました。
そうしたら

今よりも頑張れるようするにはどうしたらいいか?を考えているじゃん!

とか

頑張れない自分を認めることさえ怖いのに認められたじゃん!

とか自分自身が自分を客観的に俯瞰することによって、頑張れないときの自分も肯定し、前進するきっかけを作れるようになりました。
これができるようになってからは、短い時では数分・数時間で「よしもう少しだけ頑張る努力をしてみよう」と思えるようになりました。

フリーランスで仕事を受けているのであまり公にはしたくないのですが、頑張れないときはゾーンに入ってしまったら数日かかることもあります。
これはいくらスキルが増えようと仕事が楽しかろうと全く関係なく湧き上がる感情です。

けれどこんな気持ちは理解してもらえない。
けれど一番苦しいのは頑張れない自分を見る自分自身なんです。
これをきちんと言語化してくれている本がこの「どうしても頑張れない人たち」だと思います。

宮口先生が本の終わりに

「必要な内容だから理解してみようと思うのではなく、人は世間である種評価がなされてから、初めて理解してみようと思うようになるのだ」

と書いています。
本当にその通りだと感じます。

私のように障害認定を受けた人はまだラッキーだと思います。
少なくとも「発達障害です」と自分で公言できれば完全に理解はしてなかったとしてもハンデがあるのだなとか思ってもらえるからです。

でも「なんでこんな簡単なこともできないんだ」と言われ続け必要以上の劣等感を感じ、人と違うということ自体が悪いことのように捉えてしまったら、できない自分を責めその先にある本当のできない理由を見ないだろうし自分を諦めてしまうと思います。


けれどそのことすら言葉にできないし、できないことが当たり前すぎてそれが実は自分のせいでなく、障害のせいだとさえ気付かないのが現実だと思います。

宮口先生のようにどれが正しいかを決めず、色々な視点から見てくれるからこそこういった生きづらさを感じている本人たちさえも気づかないことを言語化してくれるのだと思います。
先生のような地位のある方がこうゆう著書を出してくれることによって、理解しようとしてくる人が増え、救われる人が増えるのだと思います。

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今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ちょっと自分の思いが強く出てしまいました。
申し訳ありません😞
これを読んで気になった方は是非「どうしても頑張れない人たち」を手にとっていただけたらと思います。
それではまた明日!











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