家計簿記帳の極意(なお意識は低い)
目指すべきは続けること
また偉そうにって、思ったでしょ。
今の仕事で繁忙期なるものにぶつかるまえはずっとつけてたんですよね、家計簿。B5ノートに手書き。可愛くもなんともないものでした。黒一色(笑)。もう10年以上前のことです。
家計簿は、なぜ続けることが必要かというと、自分の家の家計のクセが見えてきて、このクセを少し直すと家計が改善していくからです。
そのまあまあ長い年月と、日商簿記2級の知識をもとに家計簿に挫折しない極意をお伝えしようと思う。3つあります。繰り返しますが意識低い系ですからね。でも本題に入るまえに。
家計簿が続かない2つの大きな理由
1 毎日小さな差が発生してしまう。或いは使途を思い出せずに延々と考え込む。この積み重ねで1ヶ月程度で家計簿をやめてしまう。
2 数字を消したりすると見た目が悪くなって書くのが嫌になる。
上記二点を解決するには(ここから本題)
1 雑損(失)・雑収入勘定(項目)をつくる
簿記ではよくでてくる雑損・雑収入。
雑損(失)とは、費用(使ったお金)のなかで少額かつ費目がよくわからないものを言います。
例)11月7日朝の所持金は3000円。夜には1800円になっていた。
11月7日の家計簿をつけるため、レシートを計算するとレシート合計額は1100円。1900円残っているはずが100円不足している。
この不足の理由を延々と考えてしまうと時間がもったいない。人生有限なので、この100円は雑損として処理してしまう。
雑収入とは、原因がわからない収入(多いお金)をいいます。
例)11月7日朝の所持金は3000円。夜には1800円になっていた。
家計簿をつけるため、レシートを計算すると合計額は1500円。1500円が残金であるはずなのに、300円多い。これも考えずに雑収入に放り込む。
雑損・雑収入は不明金の仮置場のイメージです。
本来は使途がわかったものから適切な項目に振り替えていきますが、家計簿なら不要でしょう。雑損が5000円/月以上でるようなら、レシートの保存方法、支払方法を考えたほうがいいと思います。
2 フリクションペンを使う
もちろん、簿記会計では数字を消してはいけない。二重線で元の数字を消し、その上のあいたところに小さく本来の数字を書く。
家計簿でそうすると、ごちゃごちゃして大層読みづらく見づらいものになってしまう。そんなとき頼れるのがこれ。ご存知フリクションペン。
書いた文字が消せます。数本買ってみましたが、どれも発色がよくかつきれいに消えます。他に私が持っているのはこれ。二色のペンです。名前は入れてません。
3 細かくしすぎない
もうひとつ。消費税の扱い方。そのまま税◯◯円と書いて食費なり日用品費なり、使ったお金の費目に足しておく。こんな感じ。
大根 100円
きゅうり 98円
トマト 198円
税 39円
食費計 435円
調べたいのは自分の家計のトレンドであって、消費税をいくら払っているか、ではないのでこれでいい。消費税は小数点以下を切り捨てるので、ひとつひとつに税率を掛けたときと、合計に掛けたときでは、若干数字が違うことがあります。
が、そんなのはどうでもいいんです。
レシートに書いてあることが真実(支払った金額)。
これが基本です。さらに、
帳簿と実在高(お財布の中身)が合わなければ、財布の中身に金額を合わせます。→合わない金額は、最初に書いた「雑損失・雑収入」という項目に入れてしまいます。
これで続く家計簿の仕組みができました(*^^*)
手書き家計簿派の皆さんの健闘を祈ります!