MGRの心得#21 補佐役を育成する
前回の新任マネージャーの心得#20では「未来のために過去を振り返る」の講義で、「組織の過去に敬意を示すことでリーダーのチャレンジにトライしやすくする」という学びを共有しました。今回は第六章「効果的に権威を利用する」の最後の項目「補佐役を育成する」の学びを共有します。
6章. 効果的に権威を利用する
・権威を示す
・未来のために過去を振り返る
・補佐役を育成する ←今回はこれ
ポイントは、「相談役として頼る、役割と責任を広げる、タスクを委任する」です。
補佐役の役割
補佐役の役割とは、リーダーの代理、情報の更新、支持を集め決定を促進する、チームのフィードバックを得る、わざと反対の立場をとる、などがあげられます。また、リーダー自身が次のステージ行くための後継者候補でもあります。
補佐役の主な役割
・リーダーの代理
・情報の更新
・支持を集め決定を促進する
・チームのフィードバックを得る
・わざと反対の立場をとる
一方で、望ましくない補佐役はリーダーのクローンやイエスマンです。補佐役を育てるためには、相談役として頼る、役割と責任を広げる、タスクを委任することが重要です。
望ましくない補佐役:リーダーのクローンやイエスマン
部下なしマネージャーができることは?
私自身の今の立場では、管理職になりましたが、マネジメントラインを持っているわけでもなく、5人のグループで役職ではグループ長の次に位置するので、ここでいうところの補佐役って自分のポジションだな、と思いました。補佐役に限らずですが、チームのメンバーの姿勢として、フォロワーシップというのはとても重要だと思っています。
フォローワーシップを発揮するには?
「コンサル一年目の学ぶこと」という本の中で、30のスキルが紹介されているのですが、その29番目は「フォロワーシップを発揮する」でした。フォロワーシップとは部下が発揮できるリーダーシップ。リーダーの提案をサポートするために周りを巻き込み、必要なことを考え自主的に動く。リーダー1人でムーブメントは作れない。ということが書かれていました。
本の中でも触れられていましたがTEDの有名なデレク・シヴァーズの「社会運動をどうやって起こすか」で締めたいと思います。
次回
次回は、とうとう「おわりに:転換にうまく対処する」の学びを共有して、「新任マネージャーの心得」もいよいよフィニッシュです。
Clubhouseで、本連載記事連動企画やってます
clubhouseで@shinojackieにて、「新任マネージャーの悩み垂れ流し部屋」という名前のroomでほぼ日で、30分程度、本連載の記事をネタに、マネージャーの先輩と対話を楽しんでいます。興味のある方はclubhouse上で、@shinojackieをフォローいただけたら幸いです。Twitterでは、#新任マネージャーで関連情報も発信してます。
本コンテンツについて
Linkedin Learningで「新任マネージャの心得」というプログラムでの学びを2021年1月14日から2021年2月6日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全20回シリーズでお届け予定です。
全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。
ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
Twitter: shinojackie