リーダーの可視性はなぜ大切なのか?
前回はリーダーシップは「他者の仕事を円滑にする対人スキル」であり、適切な努力で学ぶことができる、ということを学びました。今回は、第一章「最初の月を乗り切る」から「マネージャーとしてのアイデンティティを確立」という項目の学びを共有します。
講義の板書
「リーダーの見た目を知る」「仕事上の関係の構築」「可視性の維持」の3つの活動が重要とのことです。
リーダーは見た目が大事?
それにしても一つ目が「リーダーの見た目」を組織の規範に合わせる、というのに、吹きました。そこか!と。どういう失敗があり得るのだろうか、と。いきなり良いスーツに身を包む必要はなく、規範に徐々に近づけていこう、とのことでした。なんともLinkedin Learningならではの学びだな、と思いました。日本のように、空気を読むことが比較的に当たり前の組織では、もともと規範に沿ってることが多いでしょうが、諸外国ではそうでもないということでしょう。
私は管理職に2020年4月になりましたので、とっくに最初の月は過ぎてしまいました。しかもほぼテレワークの環境にあり、この「見た目」の重要性はニュー・ノーマルでかなり変わる要素なのかもしれません。
私の一番の気づき
私にとっての大きな学びは「可視性の維持」でした。これは「チームメンバーの」という意味ではありませんでした。チームメンバーから見てリーダーの姿、居場所、仕事などを見える状態にしようということでした。確かに、リーダーのしていることって「見えない」ものです。そして、そのことが報連相を阻害したり、時に不信感を助長することも、ままあると思います。
ゆえに、リーダーの可視性を高めるためにリーダーの5〜10%をメンバーとの雑談にあてるべし、とのことでした。これはいわゆる雑談も当然あるのでしょうが、「お願いしていたXXXで、困ってることない?」といった業務上のプロアクティブな働きかけも含むと理解しました。そういったちょっとした雑談で、相互の理解の不一致が見つかり、作業の戻り工数を削減できることってすごく多いと思います。
この雑談は、もう一つの「仕事上の関係構築」にも密接に関連します。ザイアンス効果と言って心理学の実験も単純に接触回数が増えるだけで、人と人との信頼関係が深まることは証明されているといいますもんね。
まとめ
ということで、マネージャーとしてのアイデンティティを確立するでは「リーダーの見た目を知る」「仕事上の関係の構築」「可視性の維持」の3つの活動が重要ということを学びました。次回は「業績目標を明確する」についての学びを共有します。
本コンテンツについて
Linkedin Learningで「新任マネージャの心得」というプログラムでの学びを2021年1月14日から2021年2月6日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全20回シリーズでお届け予定です。
全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。
ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
Twitter: shinojackie
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