MGRの心得#20 組織という人格に敬意を示すには
前回の新任マネージャーの心得#19では、権威を示すという項目でした、煎じ詰めると敬意>>>権威だなというのが学びでした。今回は「未来のために過去を振り返る」です
6章. 効果的に権威を利用する
・権威を示す
・未来のために過去を振り返る ←今回はこれ
・補佐役を育成する
組織の過去に敬意を示す
ポイントは、「組織の過去に敬意を示すことでリーダーのチャレンジにトライしやすくする」です。前回は、自分、上司、部下に敬意を示すという内容でした。今回は、その総体である「組織」の過去に敬意を示していく、ということです。ではどうやってやればよいのでしょうか?
リーダーがチームを前進させることができるかは、以前の出来事に、どれだけ敬意を示すかによって左右されます。チームの過去を振り返る能力を身につけましょう。
そのチームが、現在持っている文化、重要な社員、重要なリーダー、重要な出来事など、過去も含めて歴史を理解することが重要です。リーダーに就任した際に、メンバーにヒアリングをしましょう。現在のチームの文化に合わせて、自分のスタイルを合わせることも重要です。
というのが、今回の講義の内容でした。タイトルが「権威」としているのはミスリードかもしれないですね。私は、組織という人格に共感するために、この組織やメンバーはどういう時にどういう風に感じるのか、どういう行動に帰結するのか、どういう過去のリファレンスを使うのか、そういうことを理解し、その思考プロセスに配慮する、理解を示す、ということが必要なんだな、と思いました。
ちょうど先日、「MGRの心得#5 組織の志向プロセスをとらえるには?」をテーマに、clubhouseで執行役員クラスの方からもらったアドバイスがこれだな、と思いました。
目の前の人を幸せに、気持ちよく一緒に仕事をしたいと思ったらどうすればよいか。思考プロセスを理解し相手に寄り添うにはどうすればよいか。その人が行動や判断をどんなプロセスと基準で行っているのか知ろうと思い、そのための質問を練る、そういうことなんだなぁ。
まとめ
今回は「未来のために過去を振り返る」の講義で、「組織の過去に敬意を示すことでリーダーのチャレンジにトライしやすくする」という学びを共有しました。次回は第六章「効果的に権威を利用する」の最後の項目「補佐役を育成する」の学びを共有します。
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本コンテンツについて
Linkedin Learningで「新任マネージャの心得」というプログラムでの学びを2021年1月14日から2021年2月6日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全20回シリーズでお届け予定です。
全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。
ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
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