コトラーのマーケ5.0の世代の変遷をみてて思ったこと
ども、しのジャッキーです。
2022/4/20に発刊された「コトラーのマーケティング5.0」について先日、総まとめをしてみました。
総まとめでは、項目としてしか触れませんでしたが、世代とマーケティングの思想の変遷というのが書かれていました。私は1982生まれなので、Y世代の前半。2022年に40歳になります。まぁ、消費者という観点で、以下で示されるように優勢な世代、ということになるようです。たしかに、子育て世代ですし、消費の主体ではあるのだと思います。
しかし、ちょっと待った。本当にそうなのか?とも思います。以下の記事にあるように、日本は家計の金融資産は2023兆円あり、現預金は1092兆円あります。企業が持つ金融資産が1279兆円で、現預金が319兆円ってことで、実は家計のほうにいっぱいお金がある。
内閣府の税制調査会の資料(こちら)によれば、以下のように60代の方々が保有しています。
人生100年時代だ、2000万円足りなくなる!とか国民の不安をあおったりしないで、こういう資産を安心して、経済を回すことに使いたくなるような、施策を打ってもらえると、2020年代もベビーブーム世代、X世代が消費の優勢世代なんじゃなかろうか、などと思いました。
ちょっと気になったので、海外ともぱっと見つかるものをピックアップしてみました。以下は「資金循環の日米欧比較 - 日本銀行」という資料にあったものです。
日本って投資(投資信託・株式)してなくて、現預金が多いってのが特徴ですね。貯蓄をいっぱいもっている60歳以上の方々は、バブル崩壊で痛い目をみて、投資にトラウマがあるのでしょうか?
一方で、金融庁の「人生100年時代における資産形成」では、諸外国と高齢者世帯の所得、就業状況、貯蓄などについて比較をしていました。
日本って男女ともに高齢者の就業率高いんですねー。
ゆえに、所得の内訳として労働所得の割合が多い。そして先ほどの通りで、投資やしないので、資本所得の割合が少ない。
そんでもって、貯蓄が少ない高齢者世帯の割合が増えている二極化が進んでいる、と。
投資をガンガンしている米国と比べると、金融資産額の伸び方が半端なく違うぞ、と。うーむ。
ということで、iDeCo、つみたてNISAなど税制優遇制度を活用した資産形成の普及・定着が必要だー、という資料になっていました。たしかに、複利の力ってすごいですよねー。
まぁ、二極化が進んでいるという記載がありましたが、以前に、格差について、「世界ウェルスマネジメント最新動向/三菱UFJ国際投信株式会社」というレポートに乗っていた以下の図を見て、日本って全然格差ねーじゃん、と驚愕しました。
なんの落ちもない記事ですが、早くコロナを気にせず、旅行いったり食事いったりできるようになりたいですねー。
このほか、当方のマーケティングに関する記事は以下のマガジンにまとめていますので、もしよかったらのぞいてみてください。またフォローや記事への「スキ」をしてもらえると励みになります。
ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
Twitter: shinojackie