確実に見通せる未来を見通す方法
前回は意思決定における4つの曖昧さの状態について学びました。次回は「予測可能な成果を評価する」の学びを共有します。ポイントは「曖昧さを減らす」です。
確実に見通せる未来をどう見通すか
今回扱うのは、前回紹介した、以下の表のレベル1の不確実性の場合の意思決定です。
確実に見通せる未来というのは、予測可能ということです。分かりやすく言うと確率です。例えば、営業の電話を10件かけて3件アポが取れることがわかっていれば、100件の電話をかければ30件のアポが取れるであろことは予測可能な成果です。
講義の中では、長年の提供してきた既存製品に仕様変更を加えるケースを例に意思決定のポイントが紹介されました。曖昧さが生じる原因は「顧客が変更をどう受け取るか?」です。長年提供してきた製品で、顧客数などが安定していて、顧客の使われ方のユースケースも把握されているとします。そういう場合であれば、少数の顧客グループに、仕様の変更を試してみることで、全体への影響を予測することが可能です。このように「曖昧さを減らす」ことが重要です。
新規事業関連の教科書(例えば、リーンスタートアップ)などでも、成果を測定するパラメーターを決めて、小さな実験を行い、科学的なアプローチで不確実性を減らしていく、というアプローチが取られており、共通しているな、と思いました。
次回は残り三つのレベル2、3、4の不確実性下での意思決定について、リーンスタートアップとシナリオプランニングの手法に触れつつ学びを共有します。
本コンテンツについて
Linkedin Learningで「適切な意思決定をするには」というプログラムでの学びを2021年2月9日から2021年2月23日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した12回前後でお届け予定です。
全体はこちらのマガジンにまとめていきますので、ご参照ください。
ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
Twitter: shinojackie
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