マネージャは業績目標をどう明確にするのか?
前回のマネージャーとしてのアイデンティティを確立するでは「リーダーの見た目を知る」「仕事上の関係の構築」「可視性の維持」の3つの活動が重要ということを学びました。今回は「業績目標を明確する」についての学びを共有します。ポイントは、「上司の期待値を明確にし、チームとは対話を通して目標とチームの規範を決める」です。
講義の板書#1
期待値を把握し、対話を通して意欲を高める
上司の期待値の把握では、対局的という表現をしていましたが、要するには大きな方向性やビジョンを合わせることが大事であると理解しました。そして、チームとは、予め上位層からの指示で決まっている目標であったとしても過去・現在の認識である業績・実績、そして未来である目標について対話を通して決めていくことで意欲を高めることができる、とのことでした。
講義の板書#2
キャッチフレーズ
また、チームの規範を決める、というのも面白い提案でした。これはファシリテーションの講座などでもよく言われる、グランドルールを決めるというものに似ていると思いました。
自分の過去の上司のことを思い浮かべると、「ダントツを目指そう」とか「Stay positive」とか、「Have fun!」とか、そういう前向きなキャッチフレーズをいつも口にしているリーダーのチームは確かに一体感があるな、と思います。
そういえば、オンデーズというメガネチェーンの再生ストーリー「破天荒フェニックス」の中でたびたびでてくるフレーズが心に刺さりました。
倒れるならいつも前向きに
前のめりに倒れ混むくらいガチでやらないと失敗からも学べないものですよね。
また、本書は、そもそもメガネにはあまり興味のなかった著者が、事業に取り組む中で、原体験を作り出していきます。企業の中で新事業開発に取り組む私としては、ベンチャーのように創業者に強い原体験があり、それに突き動かされている人たちと、そういうものが希薄な自分との間のギャップにどこか諦めのようなものを持っていたところに励みになりました。
といっても、田中氏のようには、とてもできないなと痛感させられた意味では、別の諦め感を見せつけられてしまいました。いずれにしろ、めちゃくちゃ面白かったです。
まとめ
ということで今回は「業績目標を明確にする」から、「上司の期待値を明確にし、チームとは対話を通して目標とチームの規範を決める」を学びました。次回は、「学習曲線を伸ばす」についての学びを共有します。
本コンテンツについて
Linkedin Learningで「新任マネージャの心得」というプログラムでの学びを2021年1月14日から2021年2月6日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全20回シリーズでお届け予定です。
全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。
ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
Twitter: shinojackie
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