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感情のトリガーを特定しよう

前回は、感情を自制するためには、それを自覚し、感情の波を押し留める術を身につけようという内容でした。今回は「自己規制を強化する」の2項目「トリガーに対処する」です。ポイントは、「感情を誘発するトリガーを特定できるようになろう」です。前回の自制で紹介した、扁桃体ハイジャックとはトリガーが引かれてしまった状態です。自分にとってよくあるトリガーを特定できれば、より効果的に対処できるようになる、ということですね。

講義の板書

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トリガー:感情を誘発するボタン

EQを高める上では、自分のストレス反応を特に誘発するトリガーを見つけるのが重要です。それは正義感、怒り、防衛、恐怖、不安、他者批判、自己批判、など様々です。仕事や私生活の中で記録をとって、特に自分にとって重要なトリガーを特定しましょう。

ちなみに、職場の対立の中心にもこのトリガーがあるそうです。もしかしたらよく観察し、記録していくと、「また、このパターンで紛糾してる・・・」というのが見つかるのかもしれません。その場合、職場のメンバーの、トリガーを想像することが重要なのだと思います。いずれにせよ、まずは、自分の場合を理解できるようになることが先決ですね。

実践:私の場合

自分の場合、どんなトリガーがあるのか考えてみました。真っ先に思い浮かんだのは「自己批判」です。自分の意見を否定されるとムッとして感情的になってしまいます。ありがちな反応は、言わなくてもいいようなことを、捲し立てていってしまうこと。

こういうパターンは状況を「自己批判のトリガーが引かれたぞ」と自分でカテゴライズして特定できることで、自分を冷静に客観視しやすくなり、対処行動(深呼吸や数を数える)に移行しやすくなるのでしょう。

まとめ

今回は、感情をの乱れを誘発するトリガーを特定して、感情を押さえる術を使いやすくしよう、という学びを共有しました。次回は「誠実に生きる」についての学びを共有します。

本コンテンツについて

Linkedin Learningで「こころの知能指数(EQ)の高め方」というプログラムでの学びを2020年12月27日から2021年1月13日までの18日間、Facebook上で、上記のような板書と、そのときの学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全15回シリーズでお届け予定です。

全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。

「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していこうと思っています。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

P.S. 記事の書き方

講義コンテンツ時間3:55。手書きメモ作成22分。アウトプット10分。アウトプットはPREPでまとめるのを意識してます。PREPはPoint, Reason, Example, Pointの順番で話すと相手に伝わりやすいというものです。Exampleのところで、自分だったらに落とし込んで実践を促すよう仕掛けています。

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