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独裁的な意思決定が有効なシーンはこんなとき

2020年に管理職に昇格して、ビシバシ意思決定ができるようになりたい、と思い「最適な意思決定をするには」というe-learningの学びを共有しています。前回は「意思決定の4つのスタイルは重要性と緊急性によって使い分ける」という学びを共有しました。今回は「独裁的な意思決定」についての学びです。

独裁的な意思決定って?

独裁的な意思決定とはどういうものをいうのでしょうか?講座は以下のようなことばからスタートしました。

独裁的な意思決定とは、トップダウンで行う意思決定です。この場合、周囲の賛同は重視されません。むしろ、多くの人が関わることによって悪影響を受けるような意思決定に向いているともいえます。

独裁型の意思決定の位置付け

前回からでてきた、意思決定のスタイルの「影響度✖️緊急性」マトリックスの中で、独裁方は、影響度小、緊急度は低から高にまたがったポジションにマッピングされています。

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独裁型の意思決定が向く状況・組織

独裁的な意思決定は、業務や役割がきっちりと構造化され、監視・統制が行き届いている状況において有効です。独裁的な意思決定のパフォーマンスは、決定を下す人の実行結果に基づいて測定します。

独裁型の意思決定の例

例えば、コールセンターにおいて、顧客からのクレームが来た、というようなケースです。一つ一つの影響度は小さいが、緊急性が高い意思決定です。こういった場合は、幅広い状況で対応のスピードアップを進めるためにマネージャーによって独裁的な意思決定ができるように権限を持たせることが有効です。

「独裁」という言葉のワンマンみたいなイメージに引っ張られてしまいますが、コールセンターの事例は分かり易いですね。ディズニーランドのキャストの対応なんていうのも、ある意味で独裁的な意思決定なのかな、と思いました。一人一人のキャストの来園者への対応というのは、その場、その場で個別性が高いし、その場で即時対応が必要です。そうでないと素敵な一瞬を演出する機会が失われます。

しかし、一方で、独裁的な意思決定が適した状況である「役割が構造化され、監視・統制が行き届いているか、というと疑問ものこります。そういう意味では、もしかしたら、緊急性(というか即時性)が高いが、影響が中程度のケースに、ディズニーキャストの意思決定は該当するのかもしれません。

まとめ

今回は「独裁型の意思決定は、即時性がもとめられるが影響範囲が限定的な意思決定にむき現場への権限移譲で実現する」という学びを得ました。次回は「参加型の意思決定」の学びで共有したいと思います。

本コンテンツについて

Linkedin Learningで「適切な意思決定をするには」というプログラムでの学びを2021年2月9日から2021年2月23日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した12回前後でお届け予定です。

全体はこちらのマガジンにまとめていきますので、ご参照ください。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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