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Photo by
morikoharu
【詩 約束 】
(はじめに)
たくさんの皆さまからアクセス頂きました
「月🌛シリーズ」が、七夕の夜に一夜限りの
スピンオフ作品として、帰ってきました。
(急遽、載せることにしました。👏👏)
内容が恋活シリーズと一緒なのでは? と
思うかも知れませんが・・
「ま、ま、ま、気にしないで!」
── では、楽しんでください ────
【詩】約束
天にまたたく星の数ほど
空からことばが降り注ぐ夜は
目を閉じても目蓋の裏に
文字がくっきり浮かんでくる
眠気は何処かへ吹き飛んでしまい
マンションのベランダは流星の速さで
落ちてきたことばでいっぱいになった
積み木遊びをするように
幼子に戻った気分になり
でこぼこのことばを組み合わせながら
吟味する
思いのままに
伝えたいことばは
赤いひかりを発しようとするから
冷静に、深呼吸ひとつして
青い読点を上手くはめ込み
澄んだ気持ちを呼び覚ます
今宵、天を流れる大きな川は
月のしずくで澄みきった表情を見せている
川床にへばりついた
星屑の息吹さえ明確にする
舞った砂が形をつくる道案内は
訪れたものが迷わぬような小さな灯火
そっと地上を抜け出したのなら
岸辺には笹の舟
出来たばかりのことばを抱いて
漕ぎ出そう
向こう岸で待つ君のところへ
………………………………………………………………………………
モリコハルさま。
イラストお借りしました。
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(ちょっとだけ解説)
と思ったのですが、皆さまそれぞれに恋に
まつわる想い出はあるでしょうから、過去の
出来事や現在進行形も含めまして、どうぞご
自由に思い浮かべてくださいましたら嬉しく
思います。
(また少し休むかも知れません・・・)