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着物ぐらしのその前に(1)2013/14年
篠原が作家デビューしたのは2013年です。
KADOKAWA野性時代フロンティア賞を受賞したのが2013年の三月。
授賞式あるので五月に日本に来てください、と言われまして。
授賞式! 一生に一度の晴れ舞台。
正装!=着物!
訪問着\(^O^)/ で す よ ね。
就職してローンで買った訪問着。結婚式に三回しか着なかった。
実家に預けたままでン十年放置されていたアレを着たい。
しかし五月の日本は暑かった。(;゚ロ゚)急遽滞在先近所のデパートで夏用スーツを買う。結果的にこれで良かったんですよ。だって授賞式っていってもKADOKAWA本社のビルの会議室で、関係者のみの受賞式だったので……。
袷の訪問着で行ったら、真夏なみの気温とその後のご挨拶回りで死んでましたよ。
きっと。
次にお着物を着るチャンスが巡ってきたのは翌2014年11月、角川三賞受賞式と懇親パーティ。スケジュール上、着物を預けてある兄宅には帰省できなかったので、銀座で貸衣装を手配。
キモノ😄キモノ\(^O^)/キモノで出版社のパーティヽ(^。^)丿自分の人生にこんなすごいことが起きるなんて! 着物で喜びを表したい!
親切な貸衣装店のスタッフさんに選んでもらって、きれいに着付けてもらって、ウッキウキでパーティに行ってきました。
次もそのお店でお世話になりたいなーと思ったのですが、貸衣装も結構するんですよね。一式借りて着付けもコミで。五万円弱。
むー。貧乏作家には無理。
帰省したら訪問着持って帰ろう。着付けもどうにかして習得しよう。
という結論に達しました。
つづく。
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