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男らしさがあだとなる

婚活中にお笑い芸人のナインティナインの番組で
「ナイナイのお見合い大作戦!」
というめっちゃ人気の番組をいつも見ていました
いろんな恋愛模様が繰り広げられて
最後はだれとくっつくのか予想もつかなかったり
お互いのひかれあう気持ちが一致してこれからどうなるか
めっちゃときめいたり
交際成立の時はすごく晴れやかな気持ちでいい番組でした
ナイナイの番組でおもに嫁不足の地方の集団お見合いが多かったなか
特に婚活女子にも視聴者にも人気があったのが
自衛官とのお見合い特集
振舞いもビシっと決まっていてお給料も安定していて一途な自衛官の男性は
女子へのアプローチも見ごたえありでした

婚活を始める以前仕事をしていた頃
元自衛隊の方が先輩として一緒に働いていました
力も強く腕もしっかりとした筋肉質で
立った時腕を後ろに組んでまさに自衛隊の直立の体制
受け答えもピシッとしていました
別の先輩に聞いたところ銃を扱う訓練もしていたの事
でも話しかけてみると素朴で優しくみんなからいじられても
笑顔で受け答えしておおらかな方です
私もその先輩に力仕事等たのんで気前よく受けてくれたので
先輩に冗談をいったりして先輩もお笑いが好きなのでめっちゃ受けてました
私がワッキーの真似をしたら遠くからそれを見ていて隠れて笑ってました
職場の役員さんからも信頼されています

その仕事場に入った時
私はいろんな人としゃべって仲良くしようと思い
自衛隊の先輩は車が好きと聞いたのでドライブとかしますかと聞きました
「あはい!パジェロミニに乗っていて休日は一人でドライブをします」
戸惑いながらも返答
私は新しい職場の友達を作ってみんなで遊びたかったので先輩の車でドライブしようと提案
一応みんなは参加するとは言っていたものの
実際あつまったのは私と先輩二人
その当時は私は特に何も考えず先輩と二人でドライブに行ったのです
比叡山ドライブウェイで山の頂上に上って綺麗な景色をみてフリスビーをしそのくらい遊んで家まで送ってもらいました

後日いつも通り仕事をしていたら
先輩からいろいろ話しかけてきて仕事を積極的に手伝ってくれ
すごくよくしてくださいました
友達と話していてもいつも一人で休憩していた先輩は
話に加わってきて好きなお笑い芸人は○○ですと言ってきました
私は面白い先輩だな最近なんか友達の輪に入ってきて仲良くしようとしてるなと感じていました
仕事をしていても誰か肩をポンと触ったと思ったら
先輩が「おはよう」とあいさつを
帰りしなも「じゃあ」と

職場の女子の先輩が悩んでいる事を話してきました
自衛隊の先輩が好意を示してきて強引なアタックで
断っても分かってくれない逃げてるというとこです
あそうなんだとその時はそれぐらいしか認識してなかったです

季節はバレンタイン
前の年はキットカットの義理チョコを職場の男性にくばりましたが
その年は何もなし
私はいつも通り仕事を終わらせ帰ろうとすると自衛隊の先輩が一緒に帰ろうと言ってきたのですが
女子の先輩の事を思い出しちょっと気にしたので断りましたが
「いや、ちょっと」といって
なんやらかんやで一緒に帰っている状態に
女子の先輩の話をしだして
「もう○○ちゃんは冷たい」と先輩は悲しそうに言って
ちょうど駅まで来て私はこれでといって解散しょうとすると
先輩はちょっと待ってと言い出しました
するとローソンに走って行ってなにやら買って戻ってきて
「○○さん逆チョコもらって、またドライブ行こう」
とローソンのバレンタインチョコを差し出しその場が緊迫しました
これが女子の先輩が言っていたことかっ!!!!
とびっくりしてあせりましたが
「いやっ、いいです!」と断りましたが先輩はどうしてももらってと
迫ってくるのでした
「もらってください!」
「逆チョコあかんかったら、ロッテリアおごります、おごらせてください!」「おごらせてください!」
「じゃあロッテリアいったら終わりですよ」
ととっさに答えて先輩はわかったといったのでそれで終わるのならと仕方なくロッテリアに行くことに
先輩のアタックに圧倒されて私もとにかく必死に終わらせようとしたのですがこうなりました
しんどい思いをして先輩とハンバーガーを食べてちょっと休んでいました
すると先輩が
「○○さん、僕の事下の名前で呼んでください!」
とまた先輩は強引なアタックをしてきて
「いやっ、できないです」
と答えてとにかく帰りますということでさっとロッテリアを出ました
なんとか電車に乗り帰宅

その後仕事は行きましたが
先輩はいつも通り挨拶をしてきてこちらの事を気にかけているようでした
しばらく先輩から距離を置いて仕事をしていました
ちょどそのころから体調が悪くなり
仕事を辞める事になり
先輩との関わりは無くなったことに

ナイナイのお見合い大作戦でも
自衛官の男性のまっすぐで一途な告白は
見ていて頼もしい
今の時代ラインでちょっとずつ距離を縮めていって
長いスパンで時間をかけ
相手の出方をみながらの小出しのアプローチとは次元が違う
先輩も強引ではあるがまっすぐにアタックしてきて
それが今の時代にはない男らしさというのか
よくも悪くも時代の違いになるかもしれないが
男らしさがあだとなる
アタックされた時の衝撃はすごいものだ
昔の男性はこんなのだったのかと力強さにハラハラした

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