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蘇れ星園祐子 《レガシーソングの起源と進化》第五回 そしてあの大事件

8/8から始まった15回シリーズ✨

特集記事「蘇れ星園祐子 《レガシーソングの起源と進化》」

今朝は5回目。

「そしてあの大事件」です。


2020年に星園祐子に「シンガーソングライターとプロデューサー」として出会い、⾃分をプロデュースしてほしいと頼まれました。

聞き取りを進めてみるとシンガーより作曲をしている時間が幸せでならないとのことでした。
↑これが出発点

それがきっかけで思いついたのがレガシーソング。今も変化しつづけています。

レガシ一ソングが軌道に乗ってきて、星園祐子名義のアルバムを制作に入りました。

J-POP界のレジェンド 長岡成貢さんをサウンドプロデューサー、アートディレクターにお迎えしてのアルバムづくり、さらにはミュージックビデオの制作も順調と思っていた2022年2⽉25⽇。

それは起きました。



※ 全文版もあります(常に刷新してます)。



そしてあの大事件



レガシ一ソングが軌道に乗ってきて、星園祐子名義のアルバムを制作に入りました。

J-POP界のレジェンド 長岡成貢さんをサウンドプロデューサー、アートディレクターにお迎えしてのアルバムづくり、さらにはミュージックビデオの制作も順調と思っていた2022年2⽉25⽇

それは起きました。

アルバム完成の直前に星園祐子が大動脈解離という大病で大手術、入院して活動自体の未来に暗雲がたちこめました。

また、そのタイミングがすごかった。

アルバム収録曲「Dancing With Midnight Butterflies」の完成試写会をスタッフ内で行うその前日でした。

「ごめんなさい、今から緊急手術になり連絡がとれなくなります。すべて任せます」。


その翌日、長岡成貢さんはじめスタッフのみなさんも僕の報告を聞いて激震。

大動脈解離というのは大動脈が裂ける超ヤバいやつ。

もうこれは、あと少しというアルバムづくりはじめ活動が暗礁に乗り上げたことを意味していました。

それでも⼈⼯的な⼤動脈を取り付ける⼿術は成功し命をとりとめたものの、いつ死んでもおかしくないような⼤病で活動を再開出来る⽬処がまったく⽴たずです。


それでも入院先から仮にレコーディングした歌データを送ってもらいアルバムを完成させたのが「Oh, Baby blue」というアルバムです。

のちに完成したアルバム


星園祐子は生きるのか?
死んでしまうのか?

入院前にレコーディングした仮歌を
使ってアルバムを完成させたり、新しい歌を制作したりしてアルバムを完成させてリリースしたものの、


星園祐子は容態優れず
本当に元気がない。


コロちゃんのおかげですべての仕事を失っていたところに来て、柱にしようとしていたプロジェクトが思うようには進まない。


さすがに困ったな、と、思いました。

どうしたらいいんだろう?

ある時に閃きました。

待ってちゃダメだ瞬間瞬間、出来ることは必ずある!

僕はこのアルバムは素晴らしい曲が揃った大傑作だと思っていて星園祐子が活動出来なくてもどうしたらこの作品を生かせるのか?


それが僕の新しいテーマなりました。

生かす方法は必ずある!


発想の転換ですね。

待ってちゃダメ、出来ることは必ずある!


つづく



篠原雅弥(作詞家・プロデューサー)

音楽を中心とした、ジャンル横断的プロデューサー・作詞家 。「自分自身が最高の宝物」をコンセプトにオリジナルの世界観を共に創造していくプロデューススタイルが特徴。

1998年から、バイオリン奏者、手回しオルゴールシンガー、弾き語りシンガーソングライターなど、多種多様な女性アーティストのプロデュースに携わる。プロデュースしたイベントも多数。作詞家としても石田桃子(俳優石田純一の姉)、葦木啓夏(美咲)など の作品を多数手がける。

2020年より、作曲家 星園祐子と共に「レガシーソング®︎」という特別な楽曲提供サービスを開始。誰もが生まれながらに自分自身が最高の宝物であり、その人オリジナルのレガシー(存在遺産)を掘り起こして作詞する。また2022年、活動20周年を機に制作したアルバム「Oh, Baby Blue/星園祐子」では全曲作詞を担当した。

同じく2022年より、アニメ、音声合成音楽(ボカロ)に表現領域を広げ、星園祐子と組んだ合成音楽ユニット「Babyblue 」を始動。若年層や海外にもファン層を持つサブカルチャーに着目し、オリジナルコンテンツの世界発信を開始。2023年に自身で書き上げた小説「Blue Renessance」の主人公の兄妹「風花&隼人」をキャラクター化し、ボカロとMMDにより3Dバーチャルアーティストとしてデビューさせ、2024年7月フランスパリ ジャパンエキスポに出展し好評を博した。

人はみな生まれながらにアーティストであるという信念を持ち、現在は一般の方向けにも「創造性とオリジナリティー」を再生するプロデューセッションを展開中。

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