普通や平凡に宿る残酷さ
本来、誰もが「普通」なんかじゃなく産まれて来てるのに「普通」という枠に自分を押し込めることにエネルギーを使い、疲弊して、考える力も失って諦めと共に「普通に」生きているとしたら?
「普通」とか「平凡」て、一見無害に見える言葉かもしれません。
しかし実は巧みに「階級意識」が仕組まれていて「下層」の人たちを作り出し、踏み台にすることで「普通」が成り立っているという仕組みだと思います。
こういう仕組みは全世界で使われいますがインドのカースト制度が有名ですよね。
不可触民といわれる生き物としても認められない被差別階級の人たちがいます。あの人たちみたいになりたくない。だから頑張って、普通階級にしがみついていよう。
みたいな?
それは外国の話でしょ?
と思う方もいるかもしれませんが日本に普通にあります。
社会にはこうしたあの人たちよりあなたは恵まれた階級ですよ!というような「洗脳」を目的とした機関が設けられています。例えば日本の歴史のほとんどは明治初期にまとめられています。目的は世界の列強国と肩を並べて戦争に勝ちたいからです。その目的の上で歴史は編集されて教育されます。これは国が持つ意図です。事実無根の歴史が書かれるわけだからエビデンスはもちろんありません。良し悪しはありませんが国民への洗脳の意図がそこにはあります。
さらに敗戦でGHQが乗り込んできました。アメリカに都合がいいように財閥やらなやら国も干渉を受けました。日本はアメリカの属国になりました。アメリカやグローバル企業に都合がいいように国民を骨抜きにするための教育システムが組み立てられました。良し悪し抜きにここにも意図がありますよね。
偏差値教育もあの人たちよりあなたは恵まれた階級ですよ!あの人たちのようになりたくなければしっかり点数をとってくださいね。というような「洗脳」を目的とした意図があります。
そのような洗脳を広げるために機能しているのは主にマスメディアと家庭と学校だと思います。つまりそれが見えない、見えずらい「洗脳機関」です。
洗脳というものは洗脳している主体が見えたらダメで、それではなんのための洗脳かわからなくなりますから。
「カルト教団」などもありますがあきらかに法律に触れるのでまだまだ初歩といいますかバレてるという意味ではたいしたことがないし、被災者も「洗脳された」と自覚しやすいです。
某有名なカルト教団の洗脳からある人を解いた経験からも言えます。家庭や学校の洗脳のほうが遥かに巧妙であり、その洗脳に対峙することは難しいです。だから今までそこは語ろうとしなかったわけですよ。僕もぼこぼこにされるの怖いですから。そのような理由で対峙することを避けてきました。でも口火を切ってしまったので言ってしまいますがこの世界で最も闇が深いのは「家庭」と「学校」による洗脳だと思います。
それらは多くの生命力や創造力を人や子供たちから奪っています。
下の動画は僕と僕の息子にあたる人物との対話になっています。感じてほしいです。
説明抜きに見てみてほしいです。30分の動画です。
【篠原正司×長谷川空 親子対談】父親のわがままで息子は不幸になったのか?(30分版)
「普通」「平凡」の根底にあるものは実のところ「恐怖」です。
その恐怖の裏側にあるのは外部の強者に対して「普通」「平凡」に収まっていたら僕たち、私たちを生かしてくれるんだよね?体よくかっこよく見せてくれて恥ずかしい思いしなくていいんだよね? この問いを無意識に発し続ける在り方が「普通」であり「平凡」という言葉の深層にあります。
これって一体?誰に対しての思いなんでしょうか?
「親?」「配偶者?」「神様?」「権力者?」「先生?」「大人?」「宗教団体?」「お教室?」「権力者?」「支配者たち?」「上司?」「先輩?」などなどいろいろなところに向けられる「普通」「平凡」に収まっていたら僕たち、私たちを生かしてくれるんだよね?という見えない問いかけ。
子供たちの見えない心。大人たちの無意識の思い。
いつ止むんでしょう?
いつやませるんでしょう?
ここに収納されている意識は自分以外の強い誰かに支えてもらい「最上でなくていいから中くらい」でもいいから「いい人生を送りたい」という考え方の中にある深い闇と同居していくことにほかならないです。
そのためにいい学校、いい会社、いい結婚、何事もなく平凡に幸せに病院で死んでいく。という考え方の中にある闇。この根底にあるのは「恐怖」と「幻想」と「諦め」です。
しかしそういう人がいればいるほどその反対側では足蹴にされ踏みにじられている生命たちがいます。そういう存在のおかげさまで「恐怖」と「幻想」の世界に安住できるという妄想が成り立っています。
あなたの「安住」のために下支えをしている存在たちのことをぜひ、思い出してみてください。良し悪しではなく僕が言いたいのはそういうところです。
見えないところに沢山、「階級意識」による差別はあります。先住民族、部落、障害者、病人、貧乏人、女性、芸人などなどへの偏向や差別。あまり実感されていないかもしれないですが、そういう方はあまりそういうことに興味がなく出歩かない方でしょう。よかったら関西方面はじめ西日本に行ってフィールドワークしてみてください。よくわかりますよ。今も「下層」という人たちはめちゃくちゃ虐げられています。
さて僕が「下層」という中に自然界の生き物たちも意識されています。
彼らはものが言えないのでただただ「普通」とか「平凡」の足蹴にされつづけています。
もしもあなたが誰かになにかに自分の判断をゆだねているのだとしたらそれを今すぐ自分に取り返してください。
踏みにじられている生命たちのために。残念ながら偏差値教育で命の大切さを教えられることはありません。
あなたにはチカラがあります。
その一方で「下層」であろうが「中層」であろうが「上層」であろうが「最上層」であろうが私たちには本来、チカラがあります。
誰の中にも「恐怖」や「支配」などに抑えきれないほどの生命力や創造力があります。多くの宝があります。しかしそうした内側の財産が家庭や学校や社会による点数に目を向けさせられる見えない洗脳や抑圧で見えなくなってきました。
さてここからどうしましょう?
ここからはイマジネーションの世界です。
もしその洗脳と抑圧と諦めがない世界があるとしたら...心や身体や精神の自然な在り方が日々の中に表現されてくるはずです。洗脳や諦めが解けたら間違いなくそちらが普通で自然です。
あなたのすべてのポテンシャルは自然に解放していくでしょう。その流れから人の能力は日々、最大化しつづけます。むしろそれが自然です。
人間関係も自然に最大化し、
社会も自然な流れで育まれていきます。
そして人は自然体に帰っていくでしょう。
人はとてつもないポテンシャルを持っています。
身体の叡智は銀河の叡智よりも複雑で精巧精密です。
思考にも限りはありません。人は基本的にそのように出来ています。
しかし誰かがつくったあるべき枠組み、または過去の経験から自分でつくった自分像に自らを当てはめるために莫大なエネルギーが消費されて疲弊しています。人はその疲弊すら気づいていないかもしれません。
もうこれ以上、マスメディアや家庭や学校や社会にあなたを邪魔させてたらもったいないです。
あなたがあなたである唯一無二の自分の世界に一度、帰ることを強くお勧めします。
あなたはあなたが思っている以上に素晴らしい存在です。
篠原正司プロフィール
幼少時に左利きを矯正された恐怖で「声」と「思い」を失う経験を元にシンガーのプロデュースに関わる。「自分の人生を歌い上げること」に目覚め、みなさんのレガシ一ソング創造がライフワークになる。