見出し画像

彼女の言葉以上に多くを語る両手


僕が作詞した「Dancing with Midnight Butterflies」というミュージックビデオが2022.3.3リリースされました。作曲・歌は星園祐子。ミュージックビデオ監督は長岡成貢さん。

白銀の古代遺跡で撮影されたこのMV、美しいです。

今回の作品。

作詞家として独自の視点からひとつ書きたいことがあるので書いてみたいです。

あくまで僕のマニアックな世界の話ですけど
よかったらお付き合いください。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

「Dancing with Midnight Butterflies」は星園祐子の「両手」から見えてくるイマジネーションを僕なりに歌詞にしたもの。

本当は炊事も、皿洗いもしたくない?

ピアノも大変な練習をしてまでしたくない?

そのために生まれ、生きているんじゃない。

僕にはそれがうっかり見えてしまっていた。

なぜなら彼女の両手が語っていたからだ。

がんばってきたんだね!

シンプル、シンプル。

星園の口は語らずとも両手は語ってくれるのだ。

星園祐子は口では真実を語らない。

きっと言葉を信用していないからだろう。

がんばってきたんだね、なんて言っても否定されて終わりだろう。

性格的に妙に生真面目なところがあるので、、
正直に表現したり、多くを語るのは口ではなく両手の役目らしい。

本当にいろいろな人がいるもんだ。

両手が言葉以上に沢山のことを語るなんて!

特に自分以外の誰かや社会または周囲の期待に応えようとして自分を後回しにしたりしていると語り始める彼女の両手👐

どうやらそういう仕組みになっているようだ。

そんな両手が語る壮大な物語を聞き手(作詞家)の僕が自分なりに書いてみたのがDancing with Midnight Butterflies の歌詞である。



では彼女の両手はなんのためにあるのだろうか?

彼女の両手は宇宙を代弁する語り部である。

または自由に自分宇宙を舞うためにあるバタフライの羽。


それは星々煌めく夜空を舞い踊るためにある?

星々は喉や心を潤す花々のようなものである?

それは宿命という不自由から離れ天の川を渡るためにある?

人々は彼女の両手が語るものを感じて己の内面に展開するオリジナルな宇宙世界を思い出す。

そんな物語が見えてきた。

そう。

人はだれもが固有の物語を持っている。

誰の物語も美しいし、それはその人なりの真実だ。

星の数ほど真実はあり煌めいているものだ。

もちろん星園が生み出している物語もとてつもなく美しい。

そんな物語が歌になってうれしいし、
さらにミュージックビデオになり
多くの人の目に触れることが素直にうれしい。

このミュージックビデオのロケーションを決めてくださったのは監督の長岡成貢さん。

「海」のイメージだったのに僕が送った音源を聴いて「雪」を押してくださった。

今こうして完成したミュージックビデオを見ていると白銀の世界に広大な宇宙を両羽で舞い、そして踊る星園祐子の姿が映し出されているのが見えてくる。


「両手」が喜んでるようでなんか泣けてくる。

たかが歌。
されど歌。

見方や感じ方はみなさん、ひとりひとりに委ねるけれど


ひとつの視点として星園祐子の両羽が語る壮大な宇宙の物語を見てほしいと思っている。

それをあなたの両手に置き換えて
あなた自身の物語を見てもらえたらと思う。

世界にどんなことが起きようとも、
白銀の世界があなたの心に
美しいものを映し込みますように。

心に映るもの。

それがわたしとあなたの真実だから。

↓ミュージックビデオ見てください。


【関連記事】

昨日、2022年3月3日新月はバリ島のサカ暦の元旦にあたります。ニュピという最大の祝祭が行われました。過去2回ニュピを体験しましたが西洋社会の流儀にない独特な精神文化です。

長年、染み込んだ既成概念や思い込みを祓い清められるような体験でした。

この経験も「Dancing with Midnight Butterflies」に知らず知らず入り込んでいることに気づきました。

昨日2022.3.3ミュージックビデオリリース日(新月)が、たまたまバリ島ではニュピで奇遇でした。

ニュピのこと。

闇夜の浄化、効用などを「女神の復活」という視点も入れながらまとめた記事です。僕が25年間、追い続けたひとつの成果でもあるかもしれません。

よろしければこちらもお読みください。

また僕の視点からあなたの本質の物語を歌にするようなレガシーソング制作のサービスを星園祐子とやっています。あなたの本当の物語を歌にして歌ってみませんか?


2022年1月5日にリリースした星園祐子のミュージックビデオ「Dress in a Kaleidoscope」。
こちらも「Dancing with Midnight Butterflies」と同じく監督は長岡成貢さん。80年代洋楽を彷彿とさせるディスコティックなシティポップサウンドです。

よろしければご覧ください。


「Dress in a Kaleidoscope」と「Dancing with Midnight Butterflies」の2曲は7月7日七夕🎋にリリース予定の星園祐子アルバム(アナログレコード)に収録される予定です。

どうぞお楽しみに♪

いいなと思ったら応援しよう!