チャンピオンシップの後で
OIAチャンピオンシップは、公立高校のサッカートーナメントの決勝戦。
もちろん怪獣君だって、ほかのプレイヤーだって、気持ちを奮い立たせ、緊張感いっぱいで臨んだと思う。
結果から言うと、0-1で負けた。でも、決してひどい内容で負けたのではなかった。あえて言えば、勝ったかもしれない。怪獣君は、勝てたかもしれない、いや勝ってたかも。と言っていた。
私のサッカー談義は、怪獣君を通してみているわけだから、これが、いわゆる一般に通用するとか、一般論ではないことを、承知してほしい。
ハワイの高校サッカーは、数か月で結果を出すテンポラリーなチーム。普段は、クラブチームでその技を競い合うわけ。
話を戻すと、この日、一方的に攻められていたわけではない。相手はFWの子にバックから大きいパスを一本出して、それに追いつく足と体力のあるFWが決める、これがこのチームのやり方。見た目には、派手だが、本来のサッカーとは違う気がする。怪獣君は、徹底して、正確なパス、そして、空いた空間をいかに利用するかをクラブで繰り替えし練習しているのを知っている。そのプレイスタイルをできるだけやろうとして、悩んだ時期もあったみたいだけど、今はそれを乗り越えた気がする。
相手は、一本勝負、怪獣君のチームは、相手の攻め方に近い攻め方をした。結果、自分たちのプレイをせずに、点を取り損ねていた。翌日に、TV放送を見てもそういっていた、怪獣君。(そう、ハワイのローカルTV局が試合を放送してくれる。これは、非常に見やすいのと、解説者もつくので、いろいろ言ってもらえることも面白い)
だから、後半は、少しそのプレイに戻し、自分たちのプレイをしたのではないかと思う。いくつかの、惜しいチャンスもあったし。怪獣君は守りに走り、攻めにもし、疲れた、と言っていた。
というのも、コーチは、4:2:4で戦うとの指示。サッカーを少し知って居る方ならわかるだろう。4デイフェンダー:2ミッドフィルダー:4フォワードというチームのポジションだ。その2ミッドフィルダーの一人が怪獣君。
なんていう位置になるんだい?
フリーキックやコーナーキックもけりに行く怪獣君の運動量は凄いものだろう。いやはや・・・・いくつかの惜しいシュートは、惜しくも外れたが、相手を脅かすのには十分なものだった。来週始まる、ステートチャンピオンシップは、このポジションをどう生かすかがカギだね、と話していた。
彼は、負けたくなかった。でも、チームとしても考えなければいけないから、そのあたりもよく考えてプレイしているらしい。そんな、メンタルの成長が、母はうれしい。スポーツマンシップの誠実なプレイが好きだ。
私は、彼を通して、サッカーを勉強し、彼のサッカー感を感じる。それは、主人も一緒だ。来週も楽しみだ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?