AI 様に絵を描いていただいて萎えた話
最近、ツイッター上で midjorney というAIが流行っている。
AIがお題に沿った絵を描いてくれるというものだ。
簡単にやり方を説明すると
Discord 上の midjorney サーバーのチャット欄で
cat,blue,jazz などのお題を送信する。
するとものの１分で絵を出力してくれるのだ。
凄すぎない? 美術に疎い私からすると
ふと立ち寄った美術館でこの絵を見つけたら
可愛い〜 なんか背景おしゃれ〜 って感想が出てくるだけだと思う。
まさか AI 様が１分足らずで出力した画像だとは思わないだろう。
凄すぎ！と興奮冷めやらぬ中で他にも何枚か作ってみた。
モウ人間様ハイラナイ
私、個人としては凄い良い絵だと思う。
なんか、カッコいい。
もう売れないインディーズバンドマンは
ジャケットに高い報酬を払わなくてよくなりました。
ツイッターでは他にも
midjorney が出力した絵にほんの少しの修正や加筆を加えて
さらに魅力的な作品をアップしている人も見られる。
Discord のチャット欄では
今もたくさんの人がお題を投げていて
それに答えて出力された大量の作品を見る事ができる。
で、思った事
萎えた。
AI 凄すぎ。
なんか、AI が取って変われない仕事の一つは
喜怒哀楽の多くを賄う芸術面だと思っていたのに
全然 AI の作った作品でも感動できてしまう。
しかも midjorney はまだまだこれから成長を続けていく AI だ。
これより下手な絵を出力することはない。
今後、多くの仕事を AI が賄えてしまうんだろうなって思うと
仕事なんてやる気がなくなってくる。
さっさとベーシックインカムにしてくれや！
シンギュラリティは目の前や！
クリエイティブ思考など無駄無駄！
と自暴自棄な気持ちになってくる。
私は、クリエイティブ方面で言うと
ずっと作詞作曲をやってきた。
しかし、２年ほど前に Qiita に上げられた
作曲 AI が作ったビートルズっぽい曲にも打ちひしがれた。
作曲ってめちゃめちゃルール固まってるから
絵よりも全然 AI はやりやすいと思う。
萎える。にんげんイラナイ。
想像力はビッグデータを越えられない。辛い。
私はもう AI に立ち向かう心を折られている。
最後まで残る芸術は何だろう？
舞台かな？
人間の琴線を完璧に擽る
AI 様が作ったセリフの上で躍る役者を見て
観客は大歓声を上げるのだ。
俺はトマト農家になるよ。