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旧ソ連の清涼飲料水:クワス
わたしの夫はロシア人です。
ペレストロイカで旧ソ連崩壊後すぐに日本にやってきたので
ロシアというよりは、旧ソ連時代の教育や文化を受けたひとです。
夫からは、旧ソ連、ロシアの分かや食べ物の話などいろいろときくのですが
そのひとつが清涼飲料水の「Kvas(クワス)」。
ソ連時代は、「クワス売り」がアイスクリーム売りのように、台車を押して売り歩いていたのだとか。
本職はソフトウェアエンジニアだけれど、多才な夫の友人のロシア人が描いた
「クワス売り」の絵をみたこともありますが、いまいちピンとこなかった。
「清涼飲料水」といえばコーラやサイダー、わざわざ別のものを買い、飲む必要がどこに?と資本主義に毒された想像力貧困な頭で考えてしまいます。
長い長い年月を経て、ついに夫が自分でクワス作りに着手しました。
クワスは、夏の間につくるものだそう。
インターネットの恩恵をうけ、あちこちで検索して昨年からとりかかりました。
昨年は、試行錯誤したもののうまく作れず、やはりわたしの評価は
「なんでこんなものわざわざ飲むの?」
今年は昨年の反省をいかし、「やはりこれが必要だ」と5リットルの梅酒用瓶を購入。
ライ麦パンを購入して、ダイスに切って陰干しして、
ときにはオーブンで焼いたりして
乾かしたパンを瓶にいれ、熱湯をいれてさめてきたら水を足し、
発酵のためのレーズンをいれ、砂糖をいれて室内において発酵をまち、
頃合いをみてペットボトルにいれて冷蔵庫、
暑い夏の日に外から帰ってきたらとりだして「はい!」という寸法。
今年はすでに3,4回つくりました。
オーブンで焦がしすぎたり、発酵が若干足りなかったりと出来にばらつきはあるものの、暑い外からへろへろになって帰ってきて飲む、これぞ「清涼飲料水」!
味は甘くないカルピスといった感じで、材料はパン、水、レーズンと砂糖だけの、よけいな添加物もないので変な後味もなく、すっきり。
「これは、飲みたくなるわ!」
と納得です。
ロシアというよりは旧ソ連のあれこれを経験してきた夫、
日本より便利さが何段階か遅れている分、古き良き手仕事や
「自分でなんとかする」部分が大いにあり、それも味わい深くて大好きなところです。