さばさばおじさん
「わたし、前世おじさんやったと思うねん」
と上の娘が言ったのは小学生のころだったか。
いや、おじさんだって赤ちゃんのときや坊やのときや青年のとき、あったからね!
「女性は陰湿」
みたいなことが言われて、
「女性ってめんどくさいですよね~。わたし、サバサバしてるんで!」
と言うのが流行り、そのあとそう公言する女のほうがむしろメンドい女ってことで漫画まででたみたいだけど
あたし、じぶんで十分、女のいやらしい部分持ってるの自覚しつつ
サバサバ通りこして、おっさんやと思うんだな~。
いちおう、若いころから「色気ある」と言われてきたし
いまでも「女性らしい」などとなんにも知らない習い事の仲間から言われたり
行きずりの相手から
「これまで(セックスしてきたなかで)いちばん、エロい!」
と言われたこともあるが、中味はおっさんなんだ…。
「おっさんなんで」
と言い訳して、どの職場でも昼飯どき、
弁当広げながら新聞も広げて読んでおった。
それはいまでも続いているし、
恥ずかし気もなく新聞広げるあたしに新人類(いや、そういう表現旧世紀か)の先生(職場の筆頭研究者、つうても若い)が
「紙媒体の新聞読んでるひと、はじめてみました」
とかゆう。
以前いた組織に舞い戻ってきたんで、
いまだにここにいる以前の知り合いに連絡してランチしたら、
あたしについて覚えていることといえば
「お昼ご飯に新聞読んでた」
だと。
こないだ献血に行って、置いてある雑誌手に取ってみたら
「サライ」と「PRESIDENT」。
記事の調子とか、読者の投稿とか読んでたら
シニアのおじさん向けやん!
やっぱり、あたしはおっさんやったか。
そういやあ、セックスだって
女性は後戯、終わったあとに男性に腕枕してもらったり
いちゃいちゃしたり、優しくしてもらったりするのが大事らしいが
あたしは
「はあ?もう終わっただろ!めんどくせー」
っつって、さっさと服着てバイバイ
なんなら男がまだ回復していずヨタってても
終わった瞬間に立ち上がるくらいダゼ。
それを、なーんも悪いと思ってないネ。
ここから先は
ワガハイはアホである
ネタになる人生を送ってきました。自分のアホさ加減がおもしろい。それをエッセイ風に開示していこうかしらんと思いつき候。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?