お粥とカーシャは似て非なるもの

きょうはすこし早めに起きて、朝からコトコト七草がゆをつくりました。
昆布だしで梅干しと塩で炊いたおかゆに、茹でて刻んだ七草を投入して。
鮮やかな緑の点在する、見た目もよろしく、おいしいものが出来ましたが
ああ残念、朝のバタバタで写真に収めるの忘れてた。

そしてさきほど、私が出勤したあとに起きた大学生の娘に
「七草がゆ、われながらおいしくできた。」
とLINEしたところ
「うんおいしかった~
 もうないで~」
え。まあ、ある程度予想していたが…

ところで、今朝珍しくも「お粥食べていい?」と訊いてきた夫は食べただろうか?
夫との通信手段であるTelegramで訊いてみると
「娘が、ぜんぶ、ひとりで食べた」
ぬぉ~!

「なんでわたしに食べていい?て訊いたときに食べなかったの」
「お昼の時間、まだだったから」
「…朝ごはんに食べるかと思ってたのに!
 せめて、娘に『残しといてね』と言えばよかったのに」
「あんなに好きだとは、思わなかった」
はぁ~。

ロシアのお粥は「カーシャ」といって、穀類を煮込んだものですが
これが日本のお粥と似て非なるもので、砂糖をいれるのです。
食事に甘さが存在するのがありえへん夫は
日本の煮物などはまったく受付けないのですが
お粥は甘いってどゆこと?
こちらとしては、お粥が甘いとかありえへん!

お粥はとても体にやさしい、病身にありがたい食べ物ですので
よかれと思って夫にお粥をつくってあげたら
「ありがとう!」
と一口食べてぶっと吹き出し、
「はあ?カーシャが塩辛いとかありえない。これは、何の嫌がらせか」
ときつく言われて「あ、そーですか。もうあんたに日本のお粥は作らねーよ」
と思ったものですが
数か月前、ちょっと自分が弱ってるときにお粥を作ってみたらば
「僕も食べていい?」と夫も食べだし、あげくに「おいしい」とかのたまうので
「どどど、どうしたの?」
と訊いてみたらば、

ここんとこ、胃腸の調子がわるくて
お腹がすいたときや、脂っこいものを食べたときにお腹が痛くなる。
おかゆを食べたら大丈夫だから、食べた。

とのことで、今朝もまた胃腸の調子がよくないとのこと。
というか、ここ数か月ずっとなので、病院に行こう、そろそろ真剣に行こう、と言うと
「うん、ぼくもそう思う」
「いつ?今週末?」
「うー・・・・その次の週末、かな。いまは正月休み明けで人多いだろうし」
「いいけど、ほんとは行くの怖いんじゃない?」
「うん」

病院に行ったほうがいいとは思うけど、悪いことがわかるのが怖いとか
旧ソ連の恐ロシヤな治療経験してるから、病院でひどいめにあうんじゃないかと恐れるのはわかるけど
ちかいうちに、首に縄つけていこうと思います。

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