起業家はコミュニティに所属すべき? 利用のメリット・デメリット
起業を目指す人の中には「ひとりで起業して成功するのか」「誰かに相談したいが、起業にくわしい知り合いがいない」という方も多いでしょう。
そのような方におすすめなのが「起業家コミュニティ」です。
本記事では、起業家コミュニティのメリット・デメリットや、選ぶ際のポイントをお伝えします。
起業家コミュニティとは
起業家コミュニティは「起業家向けの団体」のことです。
ビジネススクールや企業、ベンチャーキャピタルなどが主催しているものもあれば、すでに起業した人が後続の起業家たちをサポートしたいとして、個人で主催・運営している起業家コミュニティもあります。
「起業するなら必ず所属しなければならない」というものではなく、あくまでもサークルのようなものと捉えておくといいかもしれません。
起業家コミュニティに所属するメリット
起業家コミュニティに所属するメリットは以下の4つです。
起業に必要な情報収集ができる
すでに起業した起業家たちやこれから起業する人が集まるコミュニティでは、起業や経営に関する情報、ノウハウを効率よく収集できます。
。その多くは経験に基づく「生きた知識」ですので、これから起業する方にとっては心強い味方となってくれるでしょう。
起業を目指す仲間との人脈ができる
また、取りまとめを行う起業家はもちろん、起業を志す仲間との人脈が生まれるのもコミュニティだからこそです。
起業についての情報はもちろん、仲間と不安や悩みを共有しながら会社設立へと向かっていけるため、励みになります。
形成した人脈が数年後に作用し、お互いが共働して新たな仕事が生まれることもあるでしょう。
他業種についてくわしく知れる
さまざまな業種が集まる起業家コミュニティなら、他業種の事情について詳しくなれるメリットもあります。
その場では豆知識のようなものですが、実際に起業し、会社を経営する際に思わぬところで役に立つこともあります。
起業に対するモチベアップ
ひとりで起業しようとすると、準備段階でモチベーションが下がってしまうことがあります。
起業家コミュニティには同じ志を持つ仲間が集まるため、自然と起業に対するモチベーションもアップします。
起業家コミュニティに所属するデメリット
起業家コミュニティにはデメリットもあります。
情報収集だけで満足し、行動しなくなる人もいる
特に多いのが「情報収集だけで満足してしまって行動に移さなくなる」というケースです。
グループに所属することで情報がたくさん入ってくるようになりますが、実際に起業するには自身で行動を起こすことが必要になってきます。
しかし中には、知ったつもりになってそのまま行動に移さず終わる……というケースも多いのです。
起業家コミュニティで得た情報や知識は、必ず行動に反映させるようにしましょう。
人に聞くのが当たり前になって、自分で考える能力が衰えることも
わからないことがあればすぐに他の人に聞けるのが起業家コミュニティのいいところですが、それありきになると「考えないでまず人に聞く」という癖がついてしまうことも。
起業するには自分で考える能力が不可欠です。
すべて他人任せの会社経営は失敗します。
「まず自分で考えて、それでも答えが出なければ他人に意見を求める」
という姿勢を崩さないようにしましょう。
個人的にコンサルを受けたい人には向いていない
起業家コミュニティは、個人的なコンサルを受けるというより「起業家とのつながりを持つ場所」です。
そのため、手取り足取り教えてほしいという人には向いていません。
ただし、コミュニティによっては個人コンサルを受け付けているところもあります。コンサルを受けたい人は、そのようなコミュニティを選んでみましょう。
これから入るならどんな起業家コミュニティを選ぶべき?
チェックポイントは以下の3つです。
また、有料の起業家コミュニティには「本気度」の高い人が集まりやすい傾向にあります。
無料の起業家コミュニティは参加のハードルが低いぶん、冷やかしで加入する方も少なくありません。
(もちろん、そこから本気で起業、会社経営へと発展する方もいますが…)
また、無料の起業家コミュニティでは得られるものが少ない場合もあります。
もし真剣に起業や経営について学びたいのであれば、お金がかかっても有料の起業家コミュニティへ参加すべきです。
その際は、上記のポイントを把握したうえで自分に合う起業家コミュニティを見つけましょう。
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