ご安置場所を決める2(式場の中の安置室)

記事をご覧いただきありがとうございます

今回はご火葬日まで故人のお体をお預かりさせていただく2️⃣「式場の中の安置室」についてお話させていただきます


検討の結果、


自宅ではなく


「預かってもらいたい」


その場合は葬儀社が、

ご自宅へ
または
病院や介護施設へ

故人のお亡くなりになられた場所へ
お車でお迎えにあがります


葬儀社がご安置場所の候補をいくつかご案内させていただくと思いますが、


あとから「あれ、そうじゃなかった」と
ならない為に、


ご一読ください


故人のお体を
「遠くまで」
「何回も」
お動かしすることは

特別なご事情がなければなさらない方がよろしいかと思います


理由は、

故人のお体へご負担をかけることにより
故人のお体の変化を早めてしまう可能性があります

また、
費用が追加になることがあります

通常、葬儀社の葬儀プランの中には
・寝台車 1回分
(ご逝去場所〜ご安置場所まで、故人をお連れさせていただく車)

・霊柩車 1回分
(式場〜火葬場まで故人にお乗りいただく車)

こちらが含まれていることが多く見受けられます

ご移動が2回以上になるとプラン外として追加の費用がかかることがあります

もちろん、皆様の中で「必要な移動」
であればよろしいかと思いますが、

あれ?そんなつもりじゃなかった、となると
申し訳ございませんので知っておいてください

※葬儀プランの中に、寝台車が2回分含まれていることもあります
(寝台車と霊柩車の違いは別の記事にてお話しさせていただきますので、そちらをご覧ください)


どこが一番、適しているのだろう

もし、
「ご火葬のみを行う」のではなく、

「お葬式を行う」お考えであれば、

お葬式を行う「式場の安置室」
がよろしいかと思います

故人のお体は
式場の敷地内のお部屋になりますので、

必要なご移動は、

・寝台車(1回目のご移動)
 ご逝去の場所から式場の安置室

・霊柩車(2回目のご移動)
 式場から火葬場

となります

故人のお体へのご負担も最小限、
費用も葬儀プラン内で収まります


ただ、1回のご移動距離が長くなってしまう場合、
プランに含まれるご移動距離を超えてしまった分の追加費用がかかることがございます


・寝台車
・霊柩車
どちらも、ご移動の距離が短ければ短いほど
様々なご負担が解消されます


式場の中の安置室でのご安置は、

・数日後に葬儀を行う場所である

・葬儀社が整えた安置に適した環境である

 安心ですよね


また、「面会」も自由度が高い場合が多く見受けられます

「面会」がどんな風なのか

イメージを持っていただければと思いますので

ご説明させていただきます

お部屋としては
・個室
・横型の冷蔵庫が複数並んでいる保冷室

どちらかとなります

個室?大部屋?
病院に入院する時にお決めするような内容かもしれません

大部屋というのは正しくなく、

ひとつの横型冷蔵庫に、
おひとりずつお入りいただきます

カーテンなどの仕切りではなく
鉄の扉で区切られております


個室の良いところは、

自宅でのご安置に近いことです


それぞれの個室のルールがあるかもしれませんが、

・お線香を手向けることができたり
・枕花を飾ることができたり
・お好きだった飲み物やお菓子をお供えできます


面会時間においても

面会可能な時間帯の幅が広く、
長めのお時間、お部屋に滞在することができます


保冷室にお入りいただいた故人とのご面会は、

ご面会ご希望の方がご来館の都度、

葬儀社スタッフが故人を保冷室からお連れさせていただく、
「面会室」にてお会いいただきます


面会室は
故人専用ではなく
共有のお部屋ですので


・お線香を手向けることはできますが、
・枕花を飾ることはできません
・お供えもできません

※保冷室にお花やご愛用のお品を預け、ご面会の都度、お部屋に飾れる場合もありますので葬儀社にお尋ねください


個室は保冷庫に比べると

「全身を冷やす」温度がやや高いのではと
ご心配されるかもしれませんが、

室温を低く保ち、
加えてドライアイスのご処置をいたしますのでご安心ください


ドライアイスのご処置は、
変化が始まるお体の場所(お腹からお胸にかけて)を凍らせることに効果がありますが、


その周りの「冷気」も、
お体の進行を留めることに効果があります

保冷室は
「冷やす」であり、
「凍らせる」ではございませんので


保冷室にお入りいただいた場合でも、


ドライアイスのご処置をさせていただきます


ご家族が最もご心配なさることは
「故人のお体の変化」です

・お亡くなりになられたご状況
・おなくなりになられたご病因
などにより変化の進行には個人差がございます

私共、葬儀社は医師ではございませんので
専門的なご説明はできかねますが

皆様が最もご心配なことである
「故人のお体の変化」に起こりうることを

・しっかり説明し
・お体への適切なご処置を行い
・あたたかな面会対応をする

このような葬儀社のご安置室であると安心です

・個室
・保冷室
日数分のご安置費用を必ずご確認の上、


ご納得のいく、後悔のない
ご安置場所となさってください


最後までお読みいただきありがとうございました

次回は「ご安置場所(式場併設の火葬場の安置室)」についてお話させていただきます


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