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オペラ座の怪人から愛を考える🎭✨

ご機嫌よう〜👋🏻

先日「オペラ座の怪人」を観てきました✨

The PHANTOM of the OPERA🌹


"愛の物語"と称されるこちらの名作を観て、
愛について少し考えたので感想がてらメモしておきたいと思います💖


あらすじ

舞台は19世紀後半のパリ・オペラ座。そこには「オペラ座の怪人」という幽霊が出ると劇団員の間で囁かれていた。音楽の天使の存在を夢見る、若く美しいコーラスガールのクリスティーヌは、プリマ・ドンナの代役として舞台に立ち、そこで幼馴染のラウルと再会。

しかし、クリスティーヌはラウルが目を離した隙に失踪。白い仮面をかぶった男に、オペラ座の地下へと連れ去られてしまった。

彼こそ、クリスティーヌが夢に見ていた音楽の天使の正体で「オペラ座の怪人」だったのだ。怪人は、クリスティーヌこそが自分の崇高な音楽を理解し、再現できると信じて彼女をプリマ・ドンナにしようとする。その裏で、クリスティーヌを我が物にしようと異常に執着しているのだった……。

https://eigahitottobi.com/article/77259/#10
美しいセットです💖

愛に執着していたファントム

私が観ていて思ったのは、ファントムはクリスティーヌ自身に執着しているというよりも「愛されること」に執着しているように見えました。

つまり「愛される」ためにクリスティーヌに自分の持っている全て(ファントムの場合は音楽)を与えて、
「与えたのだから(自分が愛されるはずだ)」と執着しているようだなと思ったのです。

少年の頃からずっとオペラ座から出ていないファントムにとって「オペラ(音楽)」が全てであり、
その全てを捧げたクリスティーヌに執着するのも仕方がないように思えました。

オペラ座の地下空間🌹


愛することを知らない怪物

ファントムはクリスティーヌを愛しているのではなく、むしろずっとクリスティーヌからの愛を求めていました。

愛を与えようとせず(愛の与え方が分からなかったため)、自分の全てである音楽をクリスティーヌに捧げましたが、それは自ら条件付きの愛(与えたのだから愛される)を自分に課しているようでした。

当たり前ですが、そのような偽りの愛が無条件の愛に勝てるはずもなく、
幼なじみのラウルとクリスティーヌは思いを通じ合います。

ファントムが「音楽の天使」であることをクリスティーヌに伝えて、無理矢理に求めたり束縛するのではなく、包み込めたなら
クリスティーヌがファントムと一緒になる未来もあっただろうと思います。

クリスティーヌを見出したのはファントムなのだから。

ただ彼は愛されたことが無かったために愛し方が分からなかったんですね。
だから自分の感情優位に動くしかなかったのかなと考えると胸が痛みます。

愛に執着しているファントム🎭


無条件の愛しか愛と呼ばない

劇中では豪華絢爛なセットがとても印象的です。

煌びやかな世界に相反するファントムの独りよがりな惨めさがどんどん対比されてゆくのです。


マスカレードナイトは圧巻です✨

彼の思いも、愛と呼ぶのでしょう。
この映画が「愛の物語」と呼ばれることからもそれは分かります🌹

彼は彼女に愛情を抱いていて(たとえそれが執着に塗れていたとしても)、反対に彼を愛せるのは彼女しかいなかったのも事実でしょう。


クリスティーヌとファントムは、音楽の天使を通じてお互いに結ばれ合っていました。
ファントムが欲を抑えきれず、クリスティーヌの全てを自分のものにしたい、クリスティーヌに愛されたいと思ってしまったがために、悲劇は起きたのです。

恋の激情はいつの時代も波乱を巻き起こすものなのだなあと思いました。
月並みですが、、!

スワロフスキー社のシャンデリアだそう🦢✨

ではまた👋🏻

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