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ブログセレクション

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ブログ「KHAKI DAYS」から選んだエントリを載せています。加筆・修正あり。
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#ニンパイ

「いい人」について。

「いい人」について、以前自分がツイートしたものの中から抜粋。 いい人→人畜無害、よく気がつく→細かすぎる、付き合いが良い→優柔不断、正義感が強い→世間知らず、聞き上手→付和 雷同、前向き→忘れっぽい、気配り→八方美人、縁の下の力持ち→決断力が無い、協調性に優れる→お調子者、集中力抜群→視野狭窄、読ませる文章力→やや誇 張癖あり、慎重→ケチ 血縁という縛りがもたらす過剰かつエゴに満ちたコミットメント、というものに対する拒否反応があった。だから今でも「気はいい人なんだけど口が

一言。

いまさらながら、「一言」の重要性を思う。 たった一言が相手の心に響いて、 その人のことを好きになることもある。 逆にたった一言で、 誰かのことを決定的に嫌いになることだってあるだろう。 気持ちを射抜く言葉。 心を切り裂く言葉。 たった一矢、たった一言で十分なのだ。 たった一言。 思いつくのは一瞬でも、 相手に伝わって残るのはほとんど永遠ということもある。 怖い。 放った言葉は自分の思惑を離れ、 まるで自分とは関係ないもののように作用する。 そう思えば言葉というのは、 実

夢。

夢を見た。 古い友人であるYさんは、永田町に住んでいる。 永田町というのは日本の皇居に接しており、 地理的にも東京の中心と呼ばれてしかるべき場所にある。 要は、一般人が本来住むような街ではないのだが、 彼はここに風変わりなマンションを借りて長いこと住んでいるのだ。 「ここに住んでもうずいぶん経つけどね、すごく気に入ってるよ」 Yさんは言う。 久しぶりに訪れたYさんのマンションはあまりにもクールで、 住まいというよりもまるで…まるで…何だろう? Yさんの部屋は地下にある。

新ジャンルは侮蔑をもって迎えられる。

例えば「小説」という言葉があります。今ではそれなりに知的な印象を持って迎えられるジャンルですが、漢書を起源とする「小説」という言葉は、「取るに足らないもの」「価値のないもの」という侮蔑的な意味からはじまっています。 かように、新しいものはしばしば侮蔑をもって迎えられるようです。それは、まさに名づけをする側の人間たちが、その時点でのマジョリティ、つまり旧価値観側に属しているという構造があるからでしょう。彼らにとってみれば新しい潮流などというものは、「低俗な流行りもの」に過ぎな