手塚治虫展in豊橋美術博物館にいってきました!
手塚治虫展すんごいよかった。手塚先生の戦争の実体験漫画の展示があって凄く考えさせられた。
空襲の爆撃から逃げてる最中に終戦のニュースを知るシーンがあるので、終戦間際の宝塚や大阪の大空襲の実体験なのだと思う。
私たち世代は、原子爆弾投下の悲惨さは教育で学んでいるので知識はあっても、各地で起こっていた空襲でこんな酷いことを一市民が日常的に遭っていたなんて、あまり知らない。私は父方の祖父が戦争に行き日本を離れていますが無事に生還しており、祖母も大阪の大空襲に港区で遭い、南河内へ疎開した人なので、生の話はよく幼少期から聞かせてもらって育ちました。
手塚先生も祖母が見たようなあまり語りたくない当時の恐ろしい記憶を漫画にされてて、なんというか視覚化されて恐ろしさが増した。すごいことだと思う。
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ストーリー漫画というものや、30分の毎週放送アニメーションをはじめにやったのが手塚治虫らしい。恥ずかしながら知らなかった。
漫画に出てくる構図の動き(数カ所に設置されたようなカメラからの構図)や、オトマトペや、集中線なんかも先生が元祖らしいです。
もっといえば、漫画を大人が見る内容にしたり、性的なものをいれたり、バドエンや胸糞エンドを作って、メッセージ性を残すことをしたのも先生らしい。
戦前、戦中など漫画は、舞台の上手と下手からキャラクターが平面的に何かギャグをする、が基本だったとか。
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めっちゃ贅沢な時間でした。
京都駅の手塚治虫記念館の雰囲気もありつつ、展示室4部屋も使っての生原稿の展示だった。
手塚治虫先生が大好きなら豊橋に来る価値がある内容なんじゃないかと思いました。
なかなかの古い美術博物館で、こんなひっそりとした美術博物館だからこそ、人も少なく十分時間をかけて一枚一枚間近で見れたんだと思います。
めちゃくちゃ良かった。
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