愛の罠セルフライナーノーツ

愛の罠、あたしが新しいあたしになるための必要だった曲。

髪を結んだだけで、切っただけで、少し艶めくだけで、簡単に変われる気がしてしまうのです。それだけで昨日の自分が見えなかった景色が代わって、急に度胸も愛嬌もついてしまう。

そんな単純で複雑な曲でスタートを切ることに決めました。

キャッチーなふりして、やりたい放題わがままでしょ？
でもそれが多分CHiLi GiRLのあるべき姿な気もしてるの。

CHiLi GiRLはこれから散々いたずらを仕掛けていくつもりなんだけど、これも落とし穴仕掛けだったり吊り橋効果だったり、自由に作れた気もしていて、みんなからの反応を見ているとくすくすしてしまいます。

この曲は、チャーミングで強気だけど、ナイーブな女の子が主人公。

アレンジャーのYuki Morikawaさんに色付けして貰いなおしてもらった時に、女目線だけじゃ多分偏ってた気持ちの抑揚とかをドレスアップしてもらったというかね、ある意味女目線だけだったら卑屈さとかも混じってたかもしれない中、輝きよか艶とか、まさに良い女になるためのエッセンスをプラスしてもらった感じがしました。

人間、人と関わることで磨かれていくけど、まさに音楽も「君のやりたいことをそのままに」というよりも「君がもっとよく見えるように」で曲作りができることってとても気持ちがいい。

それでほら、この曲の中の音楽的”罠”は、言わずもがなアラビアンパート！
ここはインスタライブでもdemo版聴いてもらったけど、あたしのこだわり。

髪が艶々の良い女×魅惑的×いたずらなアイデア＝アラビアンな感じ

の公式が気持ちよくハマりました。

でもアラビアンテイストには慣れてないので、Morikawaさんとかなり頭をひねりました。笑

いろんなアラビアの曲聴いてみながら、
そういや最近見た『アラジン』を思い出して、砂漠をざんざん行進する王様のパレードを想像したりもして
「象の足音を感じて〜〜」
「踊り子の足の鈴の音を入れて〜〜」
「砂漠で足が持ってかれて軽やかすぎないこのリズムを想像して〜〜」
とああだこうだ言いながら完成。笑

耳で聴くだけじゃなくて、頭の中に映像を思い浮かべながらっていう作り方も面白いのです。

愛の罠は元々「hair oil」というタイトルだったの。

だから髪にまつわる香りや艶を用いながら綴りました。

それに「愛の罠」は”罠”と言いつつも、あたし的にはその意味は、自分の魅力のことなのです。

愛の罠は、魅力を「I know（知っている）」であって、自分のやりたいことを「I wanna（やりたい）」ということ。

なので、聴いてくれているみんなにもどうか、自分の底知れぬ魅力を想い浮かべたり、新しい何かをする時に、気合いを入れる時に、ぜひお守りのように聴いて欲しいです。

愛を込めて

インスタライブではかなり大ボリュームな楽曲解説会でしたね！
初公開のあたしのdemoの音源と、リリースされている音源を聴き比べしたり、弾き語りしながら曲の中の展開をたどってみたり。
文では伝えきれない部分もたくさん伝えられて楽しかったです。
アーカイブは残していませんが、ぜひ今度そういう機会にはインスタライブにも遊びに来てほしいな！

🎧🦊
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