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#LITH house talk vol.1「Shinobu Kawashima×AATA」(前編)

LUCKY IN THE HOUSE、本当にたくさんの方にお楽しみいただいております。

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第3段発表も間も無く公開です。

対談

さて、音楽家とはみんなわがままで、音楽で自分の感性を表現するにとどまらず、伝えきれない心の奥底もなんとかして伝えたいと思うものでして。
それぞれの「LUCKY IN THE HOUSE」の背景や、今うちで思うこと、それを誰かと話し、また気づいて、自分が何を持って生きてるか的なところを、対談方式でアーティストにインタビューしていこうと思います。

その方があたしも楽しいし!

そんで自粛期間中なので、LINEのビデオ通話で行います。
vol.1は、AATAちゃんを迎えてhouse talk。


◆house talk vol.1 Shinobu Kawashima × AATA

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**Shinobu **:じゃあよろしくお願いしまーす

AATA :お願いしまーす

Shinobu :えへ、なんか緊張する笑

AATA:あははは

Shinobu:インタビューされてばっかきたから、インタビュアーになるのすごい楽しみ笑

AATA:(アーティストサイドなら)確かに!

Shinobu:改めて今回はありがとうございます。AATAちゃんver.のLUCKY IN THE HOUSEめっちゃいいっす!めっちゃいいっすほんとに!

AATA:ありがとうございます!

Shinobu:AATAちゃんがやるとほんとに「AATAちゃんサウンド」になるんだなって思って

これは、AATA ver.に着手される前に、テレワークコラボしていただいた動画です。

AATA:嬉しい〜。それにしても今回参加されているアーティストさんたち、皆さんそれぞれカラーがありますね。

Shinobu:カラーありますね!でもこれもやっぱり宅録(自宅でレコーディングやトラックメイクすること)ができるかできないかが結構大きいですね。ちなみに今回何で録ってますか?

AATA:普通にコンデンサーマイクで、パソコンにオーディオインターフェイスをつなげて録りました!

Shinobu:実は今集まってるアーティストは、それぞれ色んな方法で宅録してくれていて、iPadのGarageBand(音楽制作無料アプリ)を使って録ったり、リアレンジしたり、はたまたバンドはそれぞれのパートを送りあってリモートで重ねたりして完成させるなどしているんです。宅録になかなか縁のなかったアーティストも、このコロナの時期をバネにアウトプットしてるんですよ!こちらで用意したギターのデータを使う人もいれば、バンドで一から作ってくれる人もいたりして、そこも面白いです。

AATA:なるほどなるほど

Shinobu:そこから更により良い音源で販売したいので、ミックス(曲をより良く整える作業)マスタリング(音量や音質など揃えてアルバム全体を聴きやすくする作業)も友人に着手してもらってから、リスナーにお届けしています。


◆AATA IN THE HOUSE

Shinobu:そういえば今何して過ごしてますか?

AATA:そうですね…今、私は実家暮らしで、小学1年生の甥っ子が休校なので、午前中は彼と一緒に勉強してます!笑

Shinobu:ひゃあすごい!

AATA:彼の先生してます笑

Shinobu:もう母親じゃないですか!

AATA:甥っ子の母親(AATAちゃんの実姉)が在宅テレワークになっちゃったので、いっぱいいっぱいみたいで。下は1歳児もいるし。それで実家と姉の家が近いこともあり、毎朝甥っ子がやってきて夕方までお勉強を…

Shinobu:がんがん家庭教師じゃないすか!笑

AATA:そうそう笑 それ以外は音楽。他のコラボ作品や自分の制作をやってる感じですかね。あ、それから音楽を聴く時間が前よりもできてよかったなあ!

Shinobu:なるほど!ある意味心に時間的に余裕ができると、今までやれなかったこととかできますもんね。

AATA:できる!それにインプットがあるとアウトプットもやっぱあるんだなって感じます!

Shinobu:確かに!

AATA:もともと暇なの好きだし

Shinobu:wwww

AATA:家も大好きだし、この時期そんなに窮屈さは感じないかな。

Shinobu:はいはいはい

AATA:ただね、お酒も好きだし喋るのも好きだから、仲間とかに会いに行けないのは悲しいなと思って。そこだけですね、ストレスあるのは。

Shinobu:ですよね〜

AATA:ライヴが無くなったり、決まっていた予定が無くなっちゃったのはもちろん悲しかったけれど、なんかライヴが無い分には、私結構大丈夫なんだなと思って!

Shinobu:ほお〜なるほど

◆ライヴが減っても

AATA:今までは結構ライヴの本数も多かったし、誘われたものは基本できる限り受けるスタンスだったんですが、でも空いてみて、これはこれで良いし、制作の時間も取れるし

Shinobu:じゃあ、喪失感はあんまり無い感じなんですかね?今の時期を今のまんま楽しんでるみたいな感じなんですかね

AATA:うん!まぁ、やっぱり、ばんばんばんばん楽しみにしていた出演イベントがなくなり続けた時は喪失感が凄かったし、それに伴う他の事務作業とかが多いのは大変でしたね。

Shinobu:うんうん

AATA:お金にならないのに、事務作業は増えていくっていうのが重なっていた時はストレスでしたが、今はそれも落ち着いて、精神衛生いいですね!


〔延期を決めたライブ情報〕
「AATA one man live "BLUE MOMENT" @TOKYO FM HALL」
2020.07.20(MON) TOKYO FM HALL
open 18:00 / start 19:00
ticket : adv 4,200yen / door 4,700yen / student discount 3,200yen

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Shinobu:延期日程も決まって、今そっちに向かってふつふつ水面下も楽しんでる感じなんですかね

AATA:そうそう!だけど7月の延期日程も厳しくなってきそうだから、また考えてかなきゃいけないんだなあっていうのもストレスだけど。。

Shinobu:やっぱり7月のワンマンも現状厳しいと思いますか?

AATA:なんとも言えないですが、スタッフと話し合って、代打案の準備はした方がいいなと思ってます。(様子も見えないですが)5月の末には色々決定して、代打案でのセットリストだったり、色々詰めてこうと思ってます。


◆質上げのベストフェーズ

Shinobu:この時期を経て、何か気付きはありましたか?

AATA:それこそさっき話したことなんですけど、お金的な問題はあるにしても、自分に合った音楽やライヴのペースがわかってきたような感じがします

Shinobu:お!というと!

AATA:今までを振り返ってみると、もっと準備期間とか制作に当てる方がいいなと

Shinobu:うんうん!

AATA:このコロナが落ち着いても、もしかしたらそこまでライヴの本数を増やさずに、一個の質を上げてくっていうフェーズにそろそろ行くのかなっていう気持ちにはなってきて。それは強制的にライヴができないっていう期間があったからこそ、ね、あった気付きなのかなと思います

Shinobu「あーた」名義から「AATA」名義になったじゃないですか。そこでファン層・リスナー層も以前より拡大していくターニングポイントでもあったのかなと思って

AATA:そう〜、まさにいま過渡期で

Shinobu:the SSW的な活動の時だった「あーた」時代は、音楽を聴きに行くの半分、会いにいくの半分のファンが界隈的にも多いのが避けられないところですが、「AATA」になってから、シティーポップやネオソウルなどを聴くミュージックフリークなリスナーも増えただろうから、ライヴに行くだけじゃなくて、遠くでもちゃんと聴いてくれるリスナーが出逢いやすくなったのではないかなとも思います。

AATA:確かにそういう実感はあります

Shinobu:実はあたしももうすぐ川嶋志乃舞で活動してたポップス活動で新プロジェクト(活動名義)を改めようと思ってて

AATA:「Shinobu Kawashima」にってこと?

Shinobu:いや、(しれっと変えてるんですけど)Shinobu Kawashimaは作家というか本人として、新プロジェクトで本当にちゃんとやりたい音楽をもっと突き詰めようと思ってるんです。だからこの期間に活動そのものも改めて、AATAちゃんも言うように「質の良い音源を配信でも出し続ける」っていう強みも備えていかなきゃいけないなあと

AATA:CDよりも、コンスタントに配信していくのっていいよね。それが溜まったら、盤は会場限定くらいのテンションで販売するのも良い。

Shinobu:音楽の聴き方も過渡期の中、いろんな手段や方法で発信していくのも、(今のこの時期も相まって)時代に合ってるなと改めて感じます

AATA:コンスタントな配信で、音楽感を刷り込んでいくって感じなのかもしれないですね。

Shinobu:うんうん

AATA:それにギター一本持ってライヴしていた時より、サポートメンバーやスケジューリング的にもフットワークは以前より慎重になってきてはいるので

Shinobu:でもその分、得るものがあるんじゃないかなと側から見ても思います!

AATA:それはそうですね!

Shinobu:過渡期って、ライヴを入れすぎると「いつ変化していこう」ってタイミングを掴むのも難しいですよね

AATA:そうなんですよね。だから良い意味でリセットできたかなあと思います。

■AATA『BLUE MOMENT』配信。是非みなさんも聴いてみてください。

◆「あーた」と「AATA」

Shinobu :そういった状況下で発足した「LUCKY IN THE HOUSE(以下、LITH)」プロジェクトなんですが、参加してみてどうですか?

AATA:なんか、企画をいただいたとき「あ!面白そう!」って思ったんですよ。だからすぐやりたい!と思いました!

Shinobu:ありがとうございます!(照)

AATA:その中でテーマ曲「LUCKY IN THE HOUSE」がアーティストによっていろーんなカラーが見えるので、私としてもアレンジの幅が広がって、勉強になるなと思って。こんなに解釈がそれぞれ違うのかと

Shinobu:AATAちゃんをお知らせした第二弾発表が、
バンド「GOOD BYE APRIL
トラックメイカー「ノハラユーキ(Cuicks)
東京藝大の後輩でピアノ×パーカッションデュオ「MIKISARA
そしてハッピーカラー溢れるグルーヴィーなAATAちゃんということで、かなり色濃いラインナップなんです。

AATA:面白い!笑

Shinobu:そんな中、まだ他のアーティストのカラーがどう来るかって言うのが見えない中での音源制作だったと思うのですが、AATA ver.のこだわりはなんですか?

AATA:うーん。やっぱりお家でできる限りのものと思ったので、「私が一人でできるもの」をテーマに作りました。

Shinobu:なるほど!何かリファレンスはあるんですか?

AATA:これ、いまのマイブームで、打ち込みがっつりな音楽よりも、70sソウルとか、音数が少なくて生楽器っぽいサウンドを聴きたいんですよね

Shinobu:ほう!(あたしも好き!!)

AATA:だからもしかしたら、他の人たちもこのコロナのこととかもあって疲れてるかもしれないと思って、そういう音楽を求めてるのかもしれないなと思って、できる限り音数を減らしたりして

Shinobu:あったかみと人間らしさ溢れるサウンドは、今たまんないかもですね

AATA:でも寂しくならないように、ハッピーなコーラスも入れたりして。重ねるのも好きだし、自分の声質にも合ってるし。自分の中ではFlipper's Guitarっぽいコーラスにしました!笑

Shinobu:いやあめちゃめちゃわかります!!それを聴くと尚のこと好みの人は特にドンピシャですね、「ああ、これこれ待ってました!!」と言う感じのアプローチ!(興奮)

AATA:よかった!笑

Shinobu:しかもそのルーツはあるにせよ、今っぽい雰囲気やサウンド感、歌唱のニュアンスもあって、絶妙にベッドルームポップに昇華されているなあと

AATA:嬉しい〜!

Shinobu:弾き語り「あーた」じゃなくて、今の「AATA」だからこそ逆に光る要素なのかなとも思います

AATA:多分、弾き語りしかやってない段階だったら、光らなかったかもって私も思いますね。普段がっつりトラックメイクして作ってるからこそ、逆にアコースティックは映えるなあと思ってて

Shinobu:確かに確かに

AATA:「AATA」で動き出してから、関係者やミュージシャン含め音源からAATAを知ってくださった皆さんが、弾き語りをすごく評価してくれてるんですよ。こんなにギターも弾けて歌えてっていう、いい意味で音源とは別のものに見えるそうで

Shinobu:本当そうだと思います。SSWであんなにグルーヴィーにギター弾かれたら敵わないもん

AATA:逆にその評価が今の強みにもなっているので、「AATA」から知ってくれたリスナーの皆さんにとっては、同じようなことが「LUCKY IN THE HOUSE」でも起こったのかなと

Shinobu:プロジェクトのコンセプトでもある「おうち楽しい」が理に適ってますね。

AATA:それもあるから、このプロジェクトでは聴き比べがまた楽しいですね!

Shinobu:そうなんですよ!バンドはバンドで濃く作ってきてるので、みんな全部買って聴いてくれ!笑

AATA:wwwww
ほんとその通り!

トラックメイクがたまらないおしゃれでグルーヴィーなAATAサウンド。

◆自分の音楽を自分で決定していく人

Shinobu:それに今回参加してくれているアーティストは、事務所や云々どうあれ、AATAちゃん含めて自分の音楽や活動に決定権がある、パワーのある方ばっかりで。この時期にかかわらず、自分で音楽の環境を作り上げてくエネルギッシュな人が多いですね。

AATA:ライヴができるようになったら、このフェスしても良いよね

Shinobu:したい!!(やる気!!)

AATA:みんな買ってくれたTシャツ着てさ

Shinobu:家から飛び出して、思いっきり楽しみたいです!

AATA:そのくらい皆さんパワーがありますね!

Shinobu:でもやっぱり、どんなに参加アーティストが良い音楽作ってきたとしても、やっぱり自分の音楽が一番可愛いと思っちゃうんですよね

AATA:いやあ〜それはそうですよ笑

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#LITH house talk AATA対談の後編もお楽しみに!

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他参加アーティストの楽曲と合わせて、1枚のCDにてお届けいたします。
自分だけのコンピレーションアルバムを是非、お家でお楽しみください。

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音楽と併せて、楽しくチアペイしてください!

written by Shinobu Kawashima



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Shinobu Kawashima|川嶋志乃舞
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