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ハーフカットポールを使った運動療法

メリー・クリスマス。

どーもう。薬師寺です。

Physio365を今年も毎日読んで頂いてありがとうございます。

Physio365についてのアンケートを作ったので、アンケートの回答をして頂くと嬉しいです。(すぐにアンケート終わるので協力お願いします🙏)


そして、、

Physio365のクリスマスプレゼント企画の当選者に近々メッセージ送るので少々お待ち下さい\(^o^)/


本日は、、

運動療法祭りの薬師寺の最終の投稿になりますが、、

「ハーフカットストレッチポールを使った運動療法」というテーマで記事を書きました。


ストレッチポールについては書いてある記事があっても、あまりハーフカットストレッチポールについて書いてあるコラムとかないのでこの機会に知って頂ければと思います。


以前、Physio365で書いたストレッチポールについてのコラムも載せときますので見逃している方は今回の記事と合わせて読んでみて下さい!!


ストレッチポールの臨床での使い方

ストレッチポールを使った体幹エクササイズ


では、、

本題に入っていきます!!


ハーフカポールとストレッチポールの違いと特徴

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まずは、、

通常のストレッチポールとハーフカットのストレッチポールは何がどう違うのかという問題ですが、、


・ストレッチポール → 円状
・ハーフカットポール → 半円状

まず形として、円状と半円状という違いがあります。


これにより何がどういう違いがあるかという話ですが、、

ストレッチポールは円状のため、セットの仕方にもよりますが転がる特徴があるのに対して、ハーフカットポールは半円状のため「安定して使用できる」という特徴があります。


また、、

ストレッチポールに対して、ハーフカットストレッチポールはサイズ感がかなり小さいので持ち運びも便利ですし、手軽に使用できます。


そして、、

意外と知らない人も多いと思うので紹介しておくとしたら、、

2つセットなので、繋ぎ合わせる形でセットして使用することも可能なのが、ハーフカットのストレッチポールです。


ハーフポールとストレッチポールの使い分け

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ハーフカットストレッチポールの使い分けについてです。


1:年齢

まずは年齢についてです。

自分も臨床で通常のストレッチポールとハーフカットポールを使っていて感じている部分ですが、、


通常のストレッチポールに関しては、、

高齢者など人によっては上に寝る事自体ができなかったり、それ自体がリスクになったりする可能性があるということ。


当然、、

通常のストレッチポールに乗るためにはポールの高さ分は殿部や体幹部分を持ち上げる必要があるため、困難な人もいるわけです。


それに対して、、

ハーフカットポールに関しては、高齢者でも使用可能です。

今まで臨床をしている中でも使えなかったケースがないです。


80〜90歳代の高齢者を普段からよく診られる方にも使えるアイテムになると思うのでオススメです!!


2:難易度が変えられる

難易度は使い方にもよりますが、、

ハーフカットポールについては、特徴でも説明した様に、反面が平らな形になっているため、安定した状態での使用が可能です。


ストレッチポールの上には乗れなくても、ハーフカットポールの上には乗れたりするため便利ですよね!!


3:反対面も使える

これ便利です。

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ハーフカットポール特有です。


理学療法士の治療アイテムに、

ディジョックボードってあるじゃないですか、、


固有感覚受容器に働きかけることができるアイテム。

ディジョックボードとかなくても、ハーフカットポールがあれば代替えが可能です。


上記の写真みたいにポールを縦にセットしたり、もしくは横向きにセットすることで用途は様々です!!


4 セットの仕方によってバリエーションが広がる

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縦に2つ並べて使うのもよし。

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こんな感じにT字にセットするのもよし。


ポール2つあるので上手く組み合わせることでかなりのバリエーションのエクササイズや運動の誘導に使用することが可能です!!


ハーフカットポールの臨床での使用方法

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ハーフカットポールの使用方法も様々ですが、、

今回は、特に臨床場面で使用できる方法を紹介します。


前提として、、

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ハーフカットポールを使用して、、

身体の調整を行う際に使用しやすい部位です。


1:頭部・頸部

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まずは頭部・頸部のアライメント修正。

特にヘッドフォワードポスチャー(HFP)の修正に効果的。


ポールを縦でも横でもセットしていいので、、

後頭部に半円状のポールをセットすることで、何もセットしないときと比べてもクライアントさんも感覚的に頭部・頸部のマルアライメントを自覚しやすい状態を作ることができます。


2:脊柱

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脊柱の動きにも使えます。


例えば、、

胸椎伸展運動を出していきたい場合。


胸椎部分にポールをセットしたまま鎖骨ラインを広げたり頭頸部の位置や腰椎部分のをコントロールするだけでも胸椎の伸展運動を出すことが可能です。


3:骨盤・股関節

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骨盤の前傾・後傾のコントロールができない方など運動学習をするという目的にポールをセットするのも効果的。


半円状のポールが感覚入力になり、、

前傾・後傾の動きが分かりやすくなります。


縦にポールをセットすることでも、、

水平面上でのコントロールにも使用できるので使ってみて下さい!!


4:足部(パート1)

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足部に対しても、、

背屈制限がある方に対して、下腿後面のストレッチにも使用ができますし、底屈位を物理的に作れるため、カーフレイズなど、腓腹筋の伸張位から収縮をさせることも可能です。


背屈運動としても、、

背屈のパターンの修正も活用できるので使ってみて下さい!!


5:足部(パート2)

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これは上記でも解説した様に、、

ハーフカットポールは反対側を使用することができます。


上記の様に、、

反対の上に立つことによって、左右方向へのポールの乱れに対してコントロールを行うため固有受容器へのアプローチにもなります。


ライタープロフィール

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薬師寺 偲

・理学療法士
・PHIピラティスインストラクター
・愛媛リハビリ道場運営
・コンディショニングsalon運営
・野球フィジカルトレーナー
・Physio365ライター




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