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【膝関節の理学療法】〜痛みの捉え方〜
今日は、4月1日ということで…
世間では年に一度のエイプリルフールということですが、今年に関しては、世界中が大変な状況になっていて混乱を招くので、コロナ関連のエイプリルフール情報流すは辞めましょうね!!
そして、ティッシュペーパーが一時期消えたようなデマ情報とかに振り回されないように、正しい情報を自分で情報元とか調べましょう。
この話はこの辺にして…
今日は4月1日ということで、、
今日から理学療法士などセラピストとしての1日目の初出勤とかの方も、もしかしたらいるんじゃないでしょうか??
そんな、、
セラピスト1年目を記念して、、
セラピストの方が働き始めて、
1年目から多く経験するのが「膝関節疾患」だと思います。
薬師寺が理学療法士1年目の時も、めちゃくちゃ膝関節疾患の患者さんを診る機会がありました。
でも、、
膝関節疾患って難しいイメージが強くて、「何をしても痛みが変わらないし」って感じで苦戦してたのを覚えてます。
そんな新人セラピストにも分かりやすく「膝関節の痛みの捉え方」について解説をしていきます。
新人セラピストではなくても、今ある知識を整理できる内容にしているので最後まで見て下さい!!
では、、
本題をやっていきます👇👇
膝関節で多い痛みの部位
膝関節の痛みを感じる部位として…
患者さんが言う「軟骨が磨り減って痛い」っていいますよね。
あの言葉を鵜呑みにしたらダメで…
理学療法士1年目でも専門家なわけなので、痛覚を感じる組織と痛みを感じない組織を理解しておく必要があります。
そして、、
膝関節においても、前面・内側・外側・後面と全てにおいて疼痛の組織は異なりますが、特に押さえておきたい膝関節の痛みの原因になりやすい組織を押さえておきましょう。
膝関節の痛みに関して…
筋肉にも痛覚を感じるため痛みにも関与しますが、膝関節に関してであれば、脂肪組織由来の疼痛は必ず押さえておきたい部分です。
そして、、
患者さんがよく言う「軟骨の磨り減った痛み」というのも間違っていて、関節軟骨には痛覚を感じる神経はないため、関節軟骨が原因で痛みを出しているのではなく、「滑膜組織が原因で痛みに繋がっている」解釈の方が解剖学的に考えても正しいと言えます。
関節軟骨は、滑膜の内側に位置しており、関節内は滑膜によって関節液を作り、滑膜によって関節液を吸収して量や質を調整しています。
しかし、、
年齢を重ねることや、膝関節の同じ様なストレスが掛かり続けたり、膝関節周りの靭帯が緩くなったりすることで、滑膜に対して炎症反応が起こります。
滑膜に炎症反応が起こると…
関節液の量や、関節液の調製が行えなくなるため、関節液の潤滑性がなくなり、関節軟骨がすり減りやすい状態(摩擦が起こりやすい状態)になり、関節内に水が過剰に溜まってしまう様な反応がおこるわけです。
ちなみにですが…
膝関節でも痛みを感じにくい組織も紹介しときます。
これらの組織には、痛覚神経は存在しないため直接的に組織損傷によって痛みを感じることはないと言われています。
膝関節の関節運動の特徴
膝関節の関節運動の特徴ですが…
膝関節の動きとしては、下腿や大腿骨の内旋や外旋の動きの組み合わせもあり、スクリューホームムーブメント(SHM)などもあったりするわけなので、少なからず回旋の動きは入るわけですが…
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