あいちトリエンナーレ2019騒動から約一年…私が思うこと
「あいちトリエンナーレ2019」の図録が欲しい自分なりの理由。従軍慰安婦像と昭和天皇ばかりがクローズアップされ、他の沢山の作品が話題にすらならなかったので、全体の一パーセントは問題を引き起こしたのかもしれないけど、残りの九十九パーセントは問題なかったわけであり、一パーセントのせいで九十九パーセントを全否定するのは理不尽である、だから残りの九十九パーセントはどんな作品があったのかをどうしても確認したい。表現の不自由展がそんなにそれほど気に入らないのなら、残りの九十九パーセントを見て帰ればそれでいいのではということ。津田大介氏は「芸術監督として不適格」「ジャーナリスト失格」「津田のような人物を芸術監督として選び出す時点で問題」とまで言われたが、津田大介氏は悪意があってやったわけではないし津田大介氏本人が悪人であるわけではないということは、少し考えれば誰にでも分かることである。少し考えれば分かりそうなことなのに、ヘイトのボルテージが異常なまでに上がって行くのはそれ自体がおかしい。
いまだに津田大介氏をおとしめているしつこい人々がいるようだが、津田氏がどれほどのひどい目にあわされたのかということを考えると自分の方が泣きそうになってしまう。これ以上津田氏をおとしめるのは本当にやめてほしい、と私は心から思っている。慰安婦像が気に入らない、昭和天皇を燃やすな、と言いたい気持ちは分かりますけど、津田大介氏本人の人格否定的なことを言い続けるのはやめてほしい。津田氏の功績はもっと高く評価されるべきだと思います。