WEBデザイナーで年収1000万を稼ぐ人に共通する7つの力
・WEBデザイナーで年収1000万って可能なの…?
・自分にもできるのかな…?
こんにちは、フリーランスWEBデザイナーのSHINOBUです。
これからWEBデザイナーになる人も、現にWEBデザイナーをやっている人も、常に収入のことは頭の片隅(というか大部分)にあると思います。
・もっと効率的に稼ぎたい
・今より収入を格段に上げたい
・年収1000万の壁を超えたい
などなど。
今回は、多くの人が目標にする「年収1000万」を実現するために必要なことについてお話していきます。
「 そもそもWEBデザイナーで年収1000万は可能か 」
結論からお伝えすると、可能です。
残念ながら私はまだそこまでのレベルに至っていませんが、私の周囲のWEBデザイナーには年収1000万超を稼ぐ人が何人もいます。
その人たちを近くで見ていると、得られる気づきも多いので、その部分をお伝えしていきます。
ちなみに私は、IT企業クリエイティブチームのWEB制作チームで仕事を進めながら、フリーランスとして他のプロジェクトに参加するという働き方をしています。
なので周囲には、インハウス(企業に務めるWEBデザイナー)やフリーランスなどの様々なWEBデザイナーがいます。
そして、ここはポイントなのですが、年収1000万超のWEBデザイナーはほとんどフリーランス、もしくはパラレルワーカーです。
私の主観ですが、インハウスで年収1000万を超えるのは、かなり稀なケースです。(例えば、相当ハイレベルか、もしくは名前が知られていてポジションが確立している場合など)
有名なデザイナー兼クリエイティブディレクターの方などがそうです。
インハウスやフリーランスなどの勤務形態による差や、年次別の具体的な収入の違いについては、今回は割愛します。以下の記事をご参照ください。
SHINOBLOG
WEBデザイナーって稼げるの?給料・収入のリアルな話
「 年収1000万を実現している人に共通する7つの力 」
では、フリーランスの人たちはどうやって年収1000万を達成しているのか。
道筋は人それぞれではあるものの、みんなには共通している特性があるので、その部分をお伝えしていきます。
本当に基礎的な思考から、テクニック論まで、多面的に解説していきます。
良い部分を抽出して、どんどん真似しちゃいましょう。
共通点
1. 対応が丁寧(話し方から仕事の細やかさまで)
2. 先回りのコミュニケーションが取れる
3. コミット力の高さ
4. 相手の期待にしっかり応える。さらには、超える。
5. 吸収力がすごい
6. 実行力がある
7. 瞬発力がある
では、それぞれ見ていきます。
【 1. 対応が丁寧(話し方から仕事の細やかさまで) 】
うまくいっている人は、誰一人としてこの点を欠かしません。
資料作りやメールの文面、スケジュール管理からコミュニケーション、制作以外の部分も誠実かつ丁寧な対応を心がけている人ばかりです。
当たり前のようですが、しっかり出来ている人は少ないのでしょう。
メインである制作部分意外からも細やかな気遣いが感じられたとき、
「あ、優しいな」
「気が利くな」
「真面目な人だな」
とクライアントが気持ちよく思うのはすごく自然なことです。
「またあの人にお願いしたい」と思うきっかけは、必ずしも成果物のレベルだけではありません。むしろ、同じくらいのレベルの人たちがたくさんいたら、圧倒的な差がつくのは「人間性」の部分です。
年収を継続的に上げていく一つのポイントとして、繰り返し仕事をもらえるような関係を構築していくことはとても重要になります。
【 2. 先回りのコミュニケーションが取れる 】
上記の丁寧な対応に関連しますが、1000万プレイヤーはいつも半歩先〜1歩先を必死に考えています。
発言しかり、制作の進め方しかり、「自分の行動が引き起こす相手の反応」を予測し、いかに合理的に、もしくはいかに相手の負担を減らすかを考えながら普段からコミュニケーションを取っています。
つまりは、思いやりの力に長けています。
「こうしたら相手が楽になる」とか「こうしたら制作がスムーズにいって結果的によくなる」など、自分のためにも相手のためにも、「もっと良くするには?」を常に考えています。
「合理性+思いやり=最強」なんだなと、周囲を見ていて度々実感します。
【 3. コミット力の高さ 】
「XXまでに必ずやります」
「〇〇を必ず達成させます」
これらは極端(ちょっとゴリゴリの会社っぽい)かもしれないですが、要するに本質は「自分で宣言してそれを達成していく」ということです。
制作の納期をしっかり守ることだったり、身に付けたい力(スキル)を着実に伸ばしていく姿勢だったり、コミット力の高さは色々な局面で垣間見えます。
さらには、ハッタリをかまして(出来ないことでも挑戦を前提に)「出来ます!」と宣言し、必死に努力して実現していくということもあるでしょう。
リクルート創業者の江副さんの言葉「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」は、このことにも当てはまります。
【 4. 相手の期待にしっかり応える。さらには、超える。 】
求められたレベル感にしっかりと応えていくことで、デザイナーとしての信頼は積み上げられます。
ただ、この段階で積み上げられる信頼は、すごく小さいものです。
というのも、クライアントは「お金を払ってプロにお願いしている」ので求めているものが返ってくる前提でいます。
しっかり要求に応えつつ、相手が喜びそうな対応を付け加えることで初めて、「あ、この人いいな」と思ってもらえるものです。
例えば、
・ITに強くないクライアントであれば、説明資料を追加で添える。
・デザインのアウトプットはあらゆるファイル形式で用意し、運用のしやすさを気遣う。
・クライアント側にディレクターがいたとしても、スケジュール管理など任せっきりにせずより良くプロジェクトを進めるための運営を意識する。
などなど、例には切りがありません。
つまりは、これも「相手がどうしたら喜ぶか」を突き詰めて考えられる力です。
【 5. 吸収力がすごい 】
1000万プレイヤーとなると、当然ですが技術力は一流です。
そういう人たちは、貪欲に学びます。
人がやっていて良いなと思ったことは実際に自分の生活にも即取り入れて試してみるなど、自分の成長に抜かりがありません。
もちろん意識的に頑張ってやっている人もいるとは思いますが、みんな成長実感を楽しむようにナチュラルに行動しているように見えます。
また、日常の中でいつも「気づき」の視点を持っています。
例えば、街で何気なく見かけた人の行動から「〇〇をもっとこうしたら良いかもしれない」と発想してみるとか、電車内で綺麗な広告を見つけたら真似できるように意識的に観察してみるとか。
普段から、自分の成長に繋がる思考をもって過ごしている人が多いのは間違いありません。
違った切り口としては、「一度ミスしたら、二度と繰り返さない」という学習能力の面でも、吸収は早いでしょう。
【 6. 実行力がある 】
実行力とは、行動力よりさらにハイレベルなものと思ってください。
行動力は、行動する力。
実行力とは、行動を起こし、目標もしっかり実現する力。
つまり実行力は、掲げた目標を達成させることに重きをおく評価なので、両者は似て非なるものです。
実行力は「結果」が伴った評価なので、クライアント側が感じる「安定感・安心感・信頼感」は全く違ってくるはずです。
これは先述の「コミット力」とも通じるところがあります。
実行力をつけるためには、以下を意識する必要がありそうです。
① アクションの目的を明確にする
② 行動し続ける
③ PDCAを回して結果にコミットする
④ 結果が出るまで粘り強く努力する
これは実現できる環境とそうでない環境があると思うので、あくまでスタンスの話ですが。
上記は、職種に関係なく全てのビジネスマンにとって、持っていると武器になる資質かもしれません。
【 7. 瞬発力がある 】
これは、例えば
・意見を求められた時にその場で発言できる。
・相手の困りごとに出くわした際、自分が提供できる価値をその場で発揮できる。
・一次対応が上手。
というようなことが挙げられます。
例えば、以下は私が経験した実話です。
〜先輩と個人経営のご飯屋さんに飲みに行った際の出来事〜
店主と話していると「自前で商品を開発したから売ってみたいんだよね〜」という会話になりました。
先輩は、その場でクラウドファンディングの話や、ネットを使った販売戦略みたいなものを店主にガッツリ説明していました。
ITに強くないご飯屋さんの店主は、感動して(というより圧倒されて)、後日打ち合わせに来てくれと先輩にアポを取り、実際に案件化していました。
先輩は、WEBデザイナーでなく経営者だったので、事業という視点で会話ができたということもあります。
ただ、これはWEBデザイナーに置き換えることもでます。
サイトリニューアルの話がちらっと出たりしたら、自然な会話からヒアリングをして、参考になりそうなサイトまで見せながら一緒に考えたりすることで、そのまま案件化するというケースだって大いにあり得ます。
自分の価値が発揮できるタイミングを見逃さず、すぐに何かしらのアクションを取れるという能力は、慣れが必要かもしれません。
しかし、できたら確実にチャンスは増えていきます。
「 まとめ 」
これまで箇条書きのように特性を書いてきました。
それぞれが個別の独立した力のように見えて、実は根底には似たような思考があるのかもしれません。
「思いやりを持つ」「成長に貪欲」
こういった姿勢は、一朝一夕で結果に繋がるものではありませんが、逆に今日からでも真似できるスタンスです。
意識してやり続けてみると、少しずつ状況は変わっていくのかもしれません。
おわり
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