beforeは「〜する前に」か?
今日はこういう英文です。どちらかというと書く時に考慮する内容です。
Janet Reno spent 15 years as the state attorney for Miami-Dede county before serving as the U.S. attorney general from 1993 to 2001.
この before の用法に着目したいと思います。
1)Jenet RenoはMiami-Dedeの州検察官として15年過ごしました。
2)「それから」司法長官に就きました。
この「それから」という日本語が先にあった場合、…, and then,…となりがちですが、元の英語は beforeが使われています。
「司法長官に就任する前」なんですね。ただ、これは読解としては、前から理解しておくと、 A before B で、Bの前のA、というのも良いですが、「AしてからB」といっても同じことなので、そのまま前から理解できてしまうわけです。beforeなのに「〜して、それから」という意味になってしまいます。
「15年過ごしてから、司法長官に就任した」というニュアンスの時にbeforeを使う、というわけです。
場合によってはuntilが使えないわけではありません。ただ、untilの場合だと「司法長官になるまでずっと」という継続がずいぶん強調されるかと思います。また、until serving…が多少引っかかる英語になるかもしれません。until she served…の方がわかりやすいかもしれません。これに対して、beforeは事象の前後を明確にできるので、chronological orderを明確にする意図があれば、beforeの方が良いかもしれません。
(自習課題)いくつか beforeを使った例文を挙げておきますので、日本語訳してみてください。また、untilのニュアンスとは少し違うことも確認しましょう。3)ではuntil they start to work…だと、卒業するまでずっと実用的なスキルを学んだ挙句、就職と同時にやめる、なんてことにもなりかねないですね。
1) My brother worked for one of the richest people in the world before volunteering at this nursing home.
2) My sister studied anthropology before majoring in literature.
3) High school students should learn practical skills before starting to work in the real world.
しけんや英語塾では2月1日から、「Speaking道場」を開催します。
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