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「不満タラタラ期」を克服する
学べば学ぶほど、いろんなことを考えてしまって、できなくなる、という現象はTOEFLのどのセクションでも起こりますし、英語の勉強では普通のことですね。
簡単な文法で言っても、昔は "I lived in Tokyo." しか書けなかった。だから、過去のことはとにかく "I lived in Tokyo." にしていたら正解していた。でも過去完了を学んでからというもの、 I lived で良かったところを "I had lived..." と書いてしまって、× をもらう、というようなことです。学習者には「昔の方が英語がよくできた」と不満をこぼす方もいらっしゃるでしょう。(その不満の受け皿が、学校とか予備校とか塾とかです笑)
ただ、それを克服しないと、一段上には上がれません(過去完了を他と区別して使えるようになる、という段階)。それが苦しいところにもなります。で、勉強はどんどん進んでいくので、知らない間に、I was living...とか I would have lived...とか、いやいや、liveは進行形にしないだのするだの、いろんな知識が上から上から積まれてきます。
その結果、「わたしが東京に住んでいた時」ってどうやればいいんだ!? となってしまいます。英語というのは、なんて面倒なことばなんだ!ですね。あるいは、自分はなんて理解力がないんだ!となる方もいらっしゃるでしょう。
ただ、その「不満タラタラ期」を超えたところに、まさに能力向上が期待できる時期があると思います。(ちょっと文化変容に似ていますか?)Speakingでも、「お、これはいい言い方を習ったぞ」となっても、また別の知識が入ってきたり、別の観点が必要になったりして、なかなかうまく使えないんですね。ただ、それを克服したところに、スコアアップがあるだろう、と。受験生としては頑張りどころです。
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