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IELTS出願スコア6.5を取るまでの苦労と失敗談【グラフ分析】

1.はじめに

 自分の経験談をマイルストーンとして記録すべく、2021年から2022年当初まで続けていたIELTSという英語の試験結果の「苦労」と「失敗談」をテストのスコアに照らしながら、恥を忍んで、書き連ねてみようと思います。
 私は、中学生くらいのときから、漠然と留学に行ってみたいという気持ちがずっとありました。
 社会人になってからも海外コンプレックスほどでもないですが、留学や海外の経験をいつかはしてみたい、けれども英語に手を付けられていない、そんな状況がずっと続いていたように思えます。
 世の中には、もっとスコアが高くて、いわゆる一流校に進んでいらっしゃる方のブログがたくさんありますが、これくらい点数にずっと苦しんでいた人の話も一定程度の参考になればとは思いますので、ぜひご笑覧ください。

2.受験開始前の英語力

 私はとにかく英語が苦手な人でした。
 思い返すと、中学生の時からとにかく英語が苦手で、中学2年の時に英検4級に落ちた記憶もあります。
 大学受験は、とにかくリーディングだけでも点数を最低限とれるように頑張りましたが、それでも、センター試験では、150点余りくらいでしたし、大学4年生の時に初めて受けたTOEICは、たしか430点くらいの点数だったと思います。
 社会人になってからもそんなに集中して勉強していませんでしたが、ようやく2020年12月くらいに、このまま人生を過ごすのはもったいない、やらない後悔よりは、海外の大学院に出願まではやってみて、無理だということが分かってからあきらめようと一念発起して、英語の勉強に取り組んでみることとしました。
 個別の科目の勉強の仕方や、活用したアプリ・サイトは別途まとめたいと思います。
 今回は、IELTSでとにかく点数で苦労した点や失敗をまとめます。

3.オーバーオールの推移

初めて受験したのは2014年頃だったと思いますが、オーバーオール5.0でした。
 その後、受験せずに途中少しだけ何回か頑張ってみて6.0が本当にたまたまリーディングの7.0に助けられて取れてしまったとこはありましたが、本当に点数が取れませんでした。
 上記のとおり、線グラフ(近似曲線)自体は右肩上がりになっていますが、途中たまたま取れた点数や、相性が悪く取れなかったテストもあり、とにかく波があるテスト結果になっています。
 初めて6.5を2021年5月9日に取れたときには、「やればできるかもしれない・・・!?」と少し前向きになりましたので、それが大きかったかと思います。
 その後とにかく点数が波がありましたが、12月12日におなじ6.5ですが、0.125刻みで、6.625という、あとどこかのセクションで0.5だけ上げれば7.0に到達できるという点数が取れたときには、本当にうれしかったです。(結果としてそれ以上上げることはできずに、Pre-sessionalの選択をすることになるのですが・・・。)
 参考ですが、IELTSは4セクションの合計を4で割って、四捨五入する計算方式を取ります。なので、6.125は6.0換算されますが、6.250は6.5となります。しかし感覚的には、同じ6.5のスコアでも、6.250の人と、6.625の人では結構な英語力の差があるように感じます。

4.Listeningの推移

 コツではないですが、できる感覚がガラッと変わったのがリスニングでした。
 とても抽象的な言い方ですが、英単語は聞き取れるのに、なんで問題が解けないのだろうと思っていましたが、「英単語を聞き取るのではなく、会話を理解する」ということを心掛けてから点数が5.5しか取れなかったところから脱出できて、最低限6.0は取れるところまで行けました。
 ひっかけで、当然選択肢にあるような単語は全て発言されますし、パラフレーズもされるので、単語を追うのではなく、何の会話をしているのか理解できればそれなりに問題分かるようになった気がします。(それでも点数は安定しませんでしたが・・・苦笑)
 途中、一回だけ7.5を取れましたが、この時には、「ほぼ全部の問題がわかるぞ・・・!」という気持ちでテストを解くことができたので、点数もそれに反映されてよかったと思いました。

5.Readingの推移

 一番点数は取れていましたが、線グラフが水平に近いのはリーディングでした。
 とにかく問題との相性が一番反映されていたのはこのセクションだと思います。穴埋め式の問題が多いテストでは、安定して高い点数を取れていたと実感できますが、見出し問題や文意に合うものが多く出題された場合、点数が低く出るということが多かったように思います。
 加えて、知っているテーマが出るかどうかにもそれなりに左右された気がします。だいたい、3セクションでそれぞれ社会科学、自然科学、人文科学がまんべんなく出る印象で、こうしたテーマの理解の幅を広げておく勉強もしておくに越したことはないのですが、それよりも、初めて見る文章を英語で理解するということが重要な技能であると理解すべきでしょう。
 ちなみに、後半、一回だけ8.0が取れたことがありましたが、この時には、全ての問題で、かなり自信をもって回答できた!という実感がありましたので、それくらいの感触が必要だったということなのでしょう。(ちなみに8.0には粗点で言えば37/40点以上が必要になるようです。)

6.Writingの推移

 6.0までは比較的すんなり取れましたが、伸び悩んだのがライティングです。
 一定の書き方の型を理解してからは、まじめに文量書いても、適当に書いても6.0でずっと安定していました。
 2021年4月末のように、task2の論理構成が上手く行ったときや、advantagesのように複数形で問題が書かれているときは、2つ以上アドバンテージを挙げないといけないということがしっかりと回答できた時には、6.5が取れるということがありました。
 その後はずっと伸びずに6.0で、ライティングは6.0で計算して、他で点数をとって、7.0を目指した方がいいんじゃないかというくらいでしたが、2022年2月には、6.5を複数回取ることができました。これは前述の論理構成や問題文をしっかり理解するということに加えて、具体的な固有名詞を伴った例示(SNSの話でFacebookやTwitterに触れるなど)や説明をするようにしたので、厚みが増したことによるもんなんじゃないかと思いますが、よくわかりません・・・。

7.Speakingの推移

 一番点数が伸びているように見えますが、それでも伸び悩んだのがスピーキングです。
 当初は、スピーキング以外をちゃんと点数とってからやろうと思っていましたが、それは間違いだったと思います。自分で発音して、アウトプットできるようにならないと、インプットできたとは言えないと感じます。
 最初は練習なしで試験を受けてしまっていましたが、途中から、例文集をネットや参考書から拾ってきて、面白い使いたいと思える表現を増やしていきました。6.0超えたのは、大学との面接練習のために、自分のことに関する表現を増やしたことと、趣味の話を英語で言えるようにいしたことが大きいんじゃないかと勝手に思っています。
 2回、7.0が取れましたが、正直なんで取れたのかよくわかりません。(1回は歌手のサラ・ブライトマンについて熱く語るという謎の展開がありましたが笑、)手ごたえとしては、6.0の時とそれほど変わりがないので、これもテストの試験官の特性によるところも大きいんだと思いました。

8.さいごに

 オーバーオール6.5ではありましたが、それぞれのセクションの最高得点を勘案すれば、7.5(L7.5 R8.0 W6.5 S7.0)が取れる点数だったので、努力は不足していたんだろうなと思います。
 後半は比較的6.5を取れることが増えてきて、英語力は少しでも伸びていることが年間単位では実感できましたが、あまりにも長いスパンの話だったので、一日一日はとにかく辛かったですし、ちゃんと既定の点数を取り切れなかったということに悔しさは残ります。
 それでも、新しい人生のチャレンジに向かって1年も努力できたことは、良かったと思いますし、結果として、海外の大学院にチャレンジできることになったので、それは良かったなと思います。
 そのチャレンジを良いものにするためにも引き続き頑張ります。

また、実際に使ったアプリやサイトはこちらを参照ください!

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