知られざる名水。日光市和泉【磐裂の霊水】に行ってきました〜
こんにちは。ななしのです。
2022年11月某日。
旦那さんが消防団に所属しておりまして、今日の夕方からその集まりがあるとのこと。
いつもであれば、2人で登山やハイキングに出かけるのですが、時間的にあまり余裕がないよねということで、市内を気ままにドライブすることに。
生まれ育った市内といえど、知らないものや場所がまだまだたくさんあるものです。
この日訪れた【磐裂の霊水】もそのひとつ。
旧日光市と旧今市市の境目あたりの地域で、日光市和泉という場所にございます。
後で知りましたが、同じような名前で【磐裂霊水】というのが日光東照宮付近にあるらしいですね。
そちらもぜひ行ってみたいところであります。
さて、今市文化会館方面に車を走らせ、旧日光市方面へと進みます。
詳しい場所を知らないので助手席でキョロキョロしていると、旦那さんが「ここだ!」と声を上げました。
地図を見ると、やがて行き止まりになる道に入っていく模様。
細い山道のような道です。
大丈夫か……?
日光市和泉という場所、リラクゼーションのお店にたまに足を運ぶくらいで、あまり訪れたことがありません。
ドキドキしながら山道を進むと、間もなく右側に駐車できるスペースがあったので、ここに停車。
よく見たら、その奥の行き止まりの場所が神社専用の駐車場だったようです。
気づかなかった、今度はちゃんとそちらに停めますね。ごめんなさい。
それで、こちらがその磐裂の霊水です!
……ちょっと待って。
ご霊水をいただく前に、まず神社にごあいさつして、お水をいただきますねとひと言断っておかねば!
と、神社好きの血が騒ぎ出しましたので、まずはご霊水近くの神社へと向かいます。
綺麗に舗装されている道ではありますが、時期的に落ち葉が多量に落ちていて、靴が滑りそうです。
最近自分のどんくささを自覚しているので、慎重に歩きます。
11月も下旬に差し掛かっており、市内は紅葉も終わりかけておりますが、ここはまだ鮮やかな赤を残していてくれました。
正面から見れば、いまだ鮮やかな色を残す葉と鳥居、そして山の厳かな雰囲気とその奥に続く階段。
とてもとても、趣のある素敵な神社さんです。
駐車場も広いですし、お正月や季節のお祭りなどの際は地元の方々が集まったりするのかな。
地域的な事情はあまりわからないのですが、綺麗に整備されているところを見るに、地域で愛されている神社なのかなという印象を持ちました。
うーん。素敵だ。
個人的な好みではありますが、わたしは観光地の神社ももちろん好きですが、昔からその地域を見守ってきてくれている神社や祠が好きです。
その地域の、そこに住む人たちの歴史を、ずうっと見守ってきてくれている。
そこに生きて、泣いて笑って、生活を営んだ人たちの想いも一緒に見届けてくれている。
そういうところに、ひどく惹かれるものがありますね。
さて。ここの神さまにごあいさつとご報告を済ませたところで、いざ、ご霊水へ!
写真を撮るのを失念してしまいましたが、近くに小さな看板も立っておりました。
ここの命名は、先ほどの磐裂神社の宮司さんがされたようですね。
この石碑の傍らに、霊水の湧く場所がございます。
透き通っていて、とっても綺麗なお水です。
一口飲ませていただくと、非常にやわらかい水質で、少しの抵抗もなくするりと喉に吸い込まれてゆきました。
飲んだ途端、体に染み込んでいくような心地です。
美味しいことはもちろんですが、なんだか体がこのお水を欲している……?
……そんな気がいたしました。
完全に個人的な感想ですのであしからず。
空のボトルを持っていきましたので、そこにこちらのお水をいただきます。
旦那さんがそうしている間、わたしはあたりをキョロキョロ。
あれっ、ここ、湧き出したお水が川みたいになっている?
コロコロと静かに川の流れる音が心地よく響いております。
https://youtube.com/shorts/uZxnYfNeDto?feature=share
え、あっちからもこっちからも水が流れてるよ?!
霊水の前に立って見回すと、あたかも下から上へ遡るように流れているかのように見えましたので、びっくり。
結局は目の錯覚だったようです。
不思議だ……。
そんなこんなで、山の清涼な空気を十分に堪能してから岐路に就きました。
ちなみに、いただいたお水はお家に帰ってから沸かしてコーヒーを淹れました。
沸かす前に水道水と飲み比べをしてみましたが、やはりやわらかさが違う……!!
ここは水道水も非常に美味しい地域ではありますが、それでもやはりご霊水はひと味違う……!!
ご霊水・名水巡りというのもなかなか素敵かもしれませんね。
それでは、また!