iPad mini（A17 Pro）が使い物にならず、iPad Pro（M4）を買い直した話

2024年11月25日 18:14

iPad mini（A17 Pro）は2024年10月23日に発売された最新のコンパクトiPadです。

ファンが多いiPad mini（第6世代）の後継モデルで、私も購入しました。

私は、「使えそうなら11インチiPad Pro（M4）から置き換えよう」と思ってiPad mini（A17 Pro）を購入し、実際に置き換えられたので11インチiPad Pro（M4）をすぐに売却してしまいました。

しかし、iPad mini（A17 Pro）を1ヶ月ほど使って明らかなデメリットを見つけてしまい、この度11インチiPad Pro（M4）を買い直しました。

今回はiPad mini（A17 Pro）とiPad Pro（M4）で何が大きく違い買い直すことになったのか、詳しく紹介していきます。

メイン用途はRAW現像

私がiPadを使って行う主な作業はLightroomを使ったRAW現像です。カメラで撮影した写真の色味や明るさなんかを調整する作業ですね。

ライター・ブロガーという仕事柄、レビューするスマホやガジェットを撮影、編集して掲載するので、iPadはそのために必要な仕事道具という感じになっています。

iPad Pro（M4）からiPad mini（A17 Pro）に乗り換えるにあたり、私は主にRAW現像を行うに足りる処理性能が備わっているかにこだわっていました。

RAW現像を行う場合、プリセットの適用やオブジェクトの削除に結構処理性能が必要です。

iPad ProからiPad miniへの乗り換えだと、M4チップからA17 Proチップへの乗り換えになるので、性能面で不足を感じないかが重要でした。

ただ、実際にA17 Pro搭載のiPad miniでRAW現像を行ったところ、多少のカクつきはあるものの実用レベルの快適性は保たれていました。

そんなわけで、私は11インチiPad Pro（M4）を売却し、iPad mini（A17 Pro）に乗り換えました。サイズ的にはminiの軽快さがベストだったので。

iPad Pro（M4）からiPad mini（A17 Pro）に乗り換えて日々RAW現像をせっせと行っていたんですが、使っていく中で少し違和感を感じることが出てきました。

iPad mini（A17 Pro）で現像した写真をiPhoneやMac、Androidスマホなど他のデバイスで見たときに、なんとなく色味や明るさが変なんですよね。

実際の写真を見ていきましょう。いずれの写真も左半分がiPad mini（A17 Pro）、右側がiPad Pro（M4）で現像したものです。

iPad Pro（M4）で編集した方が緑っぽさや黄色っぽさが減り、クリアな印象の写真になっているのではないでしょうか。

これらの写真を見たり、普段使ったりする中で、iPad mini（A17 Pro）のディスプレイは少し赤系の色に寄りすぎているのでは、と感じています。

試しに、同じ画像を表示してiPad mini（A17 Pro）、iPad Pro（M4）、iPhone 16 Proを並べてみました。

カメラを通すと実際の見え方と全く違うんですが、実際はiPad ProとiPhoneの方が黄色や緑が強く、iPad miniは赤っぽさが強いです。

いずれにしろ、iPad Proの方がiPhoneで見るときの色味に近いということになります。

私が現像した画像はWebサイトやSNSに載せるもので、そういったメディアを閲覧するデバイスは日本ではiPhoneが最も多いです。（私のブログのデータでもそう）

そのため、基本的にはiPhoneで見たときに最も綺麗な画像であって欲しいわけです。

iPad miniで現像した画像をiPhoneで見ると違和感だらけなので、その点でiPad miniは私の仕事道具として使い物になりませんでした。

iPad Pro（M4）とiPad mini（A17 Pro）のディスプレイの大きな違いは有機ELか液晶かというポイントです。

iPad Pro（M4）はiPadとして初めて有機ELパネルを採用し、発色などの面で進化しています。

実際、iPad mini（A17 Pro）は普通に使う分には問題ないですが、発色や明るさの面では物足りないことも。実際にRAW現像で差が出ていますしね。

また、iPhoneをはじめ多くのスマホはすでに有機ELディスプレイが主流。
私がWebライターやブロガーとして仕事をする以上、スマホで見たときの色の正確さや綺麗さは写真現像で最重要視するポイントです。

そのため、iPhoneと近い色味で見ながら画像編集ができるiPad Pro（M4）は、私の仕事道具としては最適解だと思います。

手放して1ヶ月もしないうちに買い直したのは、iPad miniの購入で失敗したとも言えますが、仕事をやる上では仕方ないことですし、何より成果物のクオリティーの方が大事。

今後もiPad Pro（M4）をガンガン活用してさまざまなアウトプットに生かしていきたいと思います。

スマホやガジェットについてはブログでも発信しています！
レビューなど詳しい情報が気になる方は合わせてチェックしてみてください。